天冥の剣 1 ハイスクール・オーラバスター (ハイスクール・オーラバスターシリーズ) (コバルト文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086116756

感想・レビュー・書評

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  • 出版日が20年近く前だと…?
    懐かしくなって、ブックオフで買ってみた。

    初めて読んだのは10年かもちょっと前だけど、今読むと時代を感じる…ちょうバブリー。
    絵柄なんかには古さも感じるけど、携帯電話がなかったりするのにも違和感はあるけど、このなかの人間関係とか、誰かがだれかをものすごく大事に思ったりするのとか、そういうのは違和感なくて、時間が流れてもそういうのはフィクションであっても関係ないのかなあ…と思ったりする。

    ちょっと衝撃だった、「殺したきゃ殺せよ」というセリフのくだりがある巻。
    もう10年以上オタクの世界にいて、登場人物同士の関係性って、自分のなかでパターン化されてきてしまうように思うけれど…従兄弟のこの関係性はいまだに唯一だと思う。
    多少似たもので心当たりがあるのが…シンクレアと侯爵あたりかなあと思う(そういえばこの人たちも血が繋がっている)。が、この泥沼っぷり、なかなか他の追従を許さない。

  • シリーズ第六弾。

    始まりの終わりの始め。

  •  表紙に反して和泉の一冊。切ない青春の1頁を地でいく感じだが主人公の出番が少ないせいか文章の純度が若干低い気がしないでもない。話が大局に入ったのはこれからだったのか。一冊一冊がこういう話、っていう表し方がここからはもう出来ないなぁ。

  • 「だけどあいつが間違えたら、それを言ってやる奴が一人くらいはいなきゃならないし……あいつのせいで誰かが泣くのもいやだし」(48p)

  • 図書館にて借りる。

  • きーさんと諒ちゃんのやりとりってけっこうすきだ。

  •  「ディアーナ」での苦しい結末が重く尾を引く巻。六本木を中心に「吸血鬼殺人」が起きたり、工藤かおるなど新しい登場人物が出てきたり、大きな動きはほとんどないけれど、「天冥」編の始まり、新たな謎を感じさせる巻。術者それぞれの立ち位置とか関係性が違って、それが魅力的でもあり、苦しくもある。

     アクション・ファンタジーと銘打ったシリーズではあるけれども、自分はむしろ、オーラバの真骨頂はこの感情のぶつかり合いだと思うのですがどうでしょうか。決して単純な図式にはならないフェンタジー。

     シリーズ通しての主人公・亮介の望み「みんなが幸せに」を、私も願わずにはいられない、剥き出しの青春のくるしみが詰まった巻。

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著者プロフィール

1968年生まれ。早稲田大学文学部中退。89年、大学在学中に第13回コバルト・ノベル大賞佳作入選。同年のデビュー作、『天使はうまく踊れない』に始まる《ハイスクール・オーラバスター》シリーズは、昨2021年、完結した。同シリーズを筆頭に、《イズミ幻戦記》、《グラスハート》など、多くの人気作を持つ。近作に、『われ清盛にあらず』『ハイスクール・オーラバスター・リファインド 最果てに訣す』、『ゼロワン』、『永劫回帰ステルス』などがある。

「2022年 『戦をせんとや生まれけむ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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