薔薇とダイナマイト グラスハート(2) (グラスハートシリーズ)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086118569

感想・レビュー・書評

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  • よし、ロックを聞こう。

  • 過去に作った曲のテープを貰ったり
    歌詞を見せて貰うのは、自分にも経験があるが
    とても特別なことだと思う。
    そのときにしか作れない大切なもの
    そのときのその人の欠片を貰うことだと思う。

    藤谷先生が言う「プロとアマの違い」。
    本当なら金策を人に任せて音楽に集中できるのがプロのはずだけれど
    現実はなぜかそうはいかない。
    私の好きなミュージシャンが
    「本当に音楽が好きなら、プロにならない方がいい」
    と言っていたことがあるが
    プロという道を歩く本当に音楽が好きな人なら
    誰もあ当たる壁なのかもしれない。

    ”無限の海をいく”という桐哉の歌詞は
    とても心に残っている。
    初めて読んだときはただ限りなく広がる前向きなものを連想していたが
    本当は羽海野先生の『3月のライオン』の中に出てくるような
    泳いでも泳いでも果てがない、暗く重く、荒れたものなのかもしれない。
    だからこそ、空ではなく『海』なのかもしれない。

    アーティストとプレイヤー体質の違いは、なるほどと納得してしまった。
    とてもわかる気がする表現。

    デルフィアのフィルムについては、
    本当にこんなCMがあればとても興奮するだろうと思う。
    このようなコンセプトで、音楽がばりばりに恰好良くて
    バンドではなく演奏が、美しいフフィルムに乗っていたとしたら
    とても面白く思うだろうし、この音楽は誰によるものなのだろうと
    興味を抱き、調べるだろうと思う。

    あとがきで、”パーカッションをだかだかぶち鳴らす”という表現があるが
    これがとても好きだ。
    正直、ドラムという楽器は相当うまい人でなければ
    結局リズム隊の域を出ないという印象なのだが
    本当にうまい人は本当に、だかだかぶち鳴らしていてとても恰好良いのだ。

    熱風という表現もとても印象的。

  • 感想は最終巻にて。

  • だから 走る

  • 2004年10月23日読了。

  • 颯爽とデビューしたテン・ブランク
    そのテン・ブランクに、いやむしろ西条にとっての危機が
    オーヴァークローム
    真崎桐也、鮎美さん
    ハルミ、櫻井ゆきの
    マネージャー
    いろんな関係が絡み合い
    恋愛、ライヴ、新曲
    そんなグラスハートな物語

  • 再読■全部きちんと見えてなくても、出来ることってちゃんとある。そこを目指したい。

  • 面白いんだよ。いや、ほんと面白いんですよ。

  • 尚が好きになる。<BR>
    どんどん朱音心理に引き込まれていく。桐哉に連れられてドラムを叩いているところが好き。

  • 相変わらずぶっとんでるセンセイがすてき。
    桐哉の定食やサンのとこと、視聴覚教室のとこがすき。

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著者プロフィール

1968年生まれ。早稲田大学文学部中退。89年、大学在学中に第13回コバルト・ノベル大賞佳作入選。同年のデビュー作、『天使はうまく踊れない』に始まる《ハイスクール・オーラバスター》シリーズは、昨2021年、完結した。同シリーズを筆頭に、《イズミ幻戦記》、《グラスハート》など、多くの人気作を持つ。近作に、『われ清盛にあらず』『ハイスクール・オーラバスター・リファインド 最果てに訣す』、『ゼロワン』、『永劫回帰ステルス』などがある。

「2022年 『戦をせんとや生まれけむ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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