翡翠の眼: 有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 (コバルト文庫 た 14-10)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086146005

作品紹介・あらすじ

大泥棒・シュシナックの手より、王室の至宝「炎の薔薇」を取り戻してほしい-。国王テランス直々のおでましに、コラリーの旺盛な好奇心がまたまたうずきだした。これぞテランスの思うつぼ。フェリックスは彼女に手を引かせるため、渋々任務を受けることに。一方、一人蚊帳の外のコラリーも、フェリックスの鼻を明かすべく、怪しげな新聞広告を手掛かりに、独自の調査に乗り出すのだが…。

感想・レビュー・書評

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  •  有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険を『翡翠の瞳』『奈落の女神』『ふたりで泥棒を』『革命はお茶会の後で』『ローランスは猫日和』『楡屋敷の殺人』『黒い塔の花嫁』まで。
     さくさく読めるので、もうこんなに読んでしまいました。

     コラリーがお馬鹿さんだと言いましたが、なんだかそれが可愛く思えてきました。そして何をやらかしても「コラリーだから仕方がない」と思えてきました。フェリックスに負けないくらい、コラリーにいかれてしまったようです(笑)
     さすがの二人の仲も、ここまで読めば進展しているのですが、それでもまだまだ可愛らしい間柄です。フェリックスが気の毒なくらい(笑)。そのフェリックスの過去とかトラウマの話が出てきたのですが、それについてはちょっとありがちで少しばかり興ざめなのですが、コラリーのことだから、それを予想外の方向にぶっとばしてほしいなと思っております。

     ちなみに、このシリーズの表紙は基本的にコラリーとフェリックスの二人で、しかもフェリックスがコラリーにおさわりしてるのがお約束で、それがまた萌えポイントなのですが、膝枕表紙には特に胸をうちぬかれました。膝枕をしてもらっているにもかかわらず、腕までとっているのがフェリックスらしくて微笑ましかったのでした。

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