ちょー魔王(下) (ちょーシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086146722

作品紹介・あらすじ

奴隷として舟に乗り込み、レフーラに向かっていたジオ。タロットワークの魔法によって嵐を乗り切ることができた。しかしその胸中は、嵐の中垣間見た、親友に対する複雑な思いでいっぱいだった-。一方レフーラ王宮では、スマート(♀)が思案にくれていた。宰相ユーナーンが、魔神に何を願おうとしているのかわからない。だが宴舞会の日は刻々と迫りつつあり…。レフーラ編、堂々完結。

感想・レビュー・書評

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  • リタイアしようかどうしようか悩んでいたシリーズですが、ちょっと前の苦行のような読書ですら、最後まで読み通すと得られる達成感というか満足感で苦しい思いがチャラになったので、やっぱり読み進めようと思います。
    とりあえずレフーラ編を最後まで読んでよかったのは、タイトルの『魔王』の意味が分かったこと。
    なるほど、そういうことだったのか、と。

    だけど不満がないわけではない。
    というか、たんとある。
    ジオ、海賊になったり奴隷になったりする意味あった?
    ダイヤモンドとオリヴィアが軟禁されている意味?
    不必要に風呂敷を広げた結果、大した効果もなく風呂敷を畳んだように見える。

    魔法とこの世界のバランスをとるための、分銅と運命づけられたオニキス。
    小さな子どもの命ひとつでこの世界が救えるのなら、と考える人は当然いるだろう。
    しかしそれが愛する息子なら、どうぞこの命で世界を救ってくださいと言える親はほとんどいないと思う。
    タロットワークはオニキスの命もこの世界もすくべく考えて考えて考えて、行動した。
    引き返せない道を行ってしまった。

    このテーマだけでストーリーを深掘りすればよかったのに。
    いろんなことが空中に投げ出されたまま、琥珀!?
    そして次回からは子どもたちがメインの話?
    ついて行けるか、私?

  • スマートおねぇさま、やっぱりいいなぁ・・・。
    ダイヤとジオが会えたことを自分のことのように喜んでますからw

    ラスト、二人は琥珀の中に閉じ込められるわけですが、これ、ヴィアたちには何も話さずにこんな感じになってるので、相手にしたらそのまま行方不明状態ですよね(´ω`;)

  • レフーラ編完結。
    ジオとダイヤが選んだ道は正直信じがたいもの。でも、大切な子どもを犠牲にできなかったんだよね。切ない終わり方でした。

  • レフーラ編完結。
    今までの「ちょー」と違って、激シリアスな話です。
    すごく考えさせられる。世界の危機…なんて重たいんだ…。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-63.html

  • ちょーシリーズ「レフーラ編」
    『ちょーテンペスト』
    『ちょー火祭り』
    『ちょー海賊』
    『ちょー魔王(上・下)』
    と、いうように続きます。

    このあたりから魔法のあれやこれやがとてもややこしく難しいです。
    深いのですよー。

  • 運命ってなんだろなあ・・・と、魔王を読むと、思う。

    野梨原花南さんは運命とか、神様とか、どうにもならないこととかを書くひとだよね。
    なんだか、かんがえてもわかんなくて、真夜中に散歩に出て、座り込んで月を眺めたりしますよ。

  • 切なすぎました。
    若干野梨原さん恨みましたが、とてもよかったと思います。

  • かつての愛読書シリーズ とりあえずの完結編

    と言いつつ次回から目線を変えた子ども達編へ

    夢中で読んでました

  • 2008年12月23日

  • はじめて読んだシリーズものは多分これじゃないでしょうか。

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著者プロフィール

作家。富士見L文庫での作品に「マルタ・サギーは探偵ですか?」シリーズ、「妖怪と小説家」などがある。

「2017年 『鳩子さんとあやかし暮らし 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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