砂の覇王〈2〉―流血女神伝 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086147200

作品紹介・あらすじ

奴隷として砂漠の国エティカヤに連れてこられたカリエ。ひととおりの教育を受けた後、バルアン王子への献上品として、後宮にあがることになる。そこでは、王子の「妃妾」になるために多くの女たちが激しい火花を散らしており、カリエもライバルのサジェに負けたくない一心で「妃妾」の座をめざすのだが…。一方、同じ奴隷としてカリエと離れ離れになったエディアルドの安否は。

感想・レビュー・書評

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  • エドとの再会場面は嬉しくなるしかないなぁ。
    相変わらず目まぐるしい展開。

  • もう20年以上前の作品なのに
    今読んでもとても面白いんです
    振り回される
    自分の力で何とかなることと
    自分の力では何にもならないことと
    今振り回されていることは
    実際どっちなのかはまだ分からないから
    自分の力でできることはしていって
    できなくても諦めないで
    できることをやる
    今いる場所で
    仲間を作って楽しく
    体は縛られて自由がなくなっても
    心のあり方はいつも自由に生きられる生き方
    なかなかできるものでもないよね

  • カリエは何者?少しづつ仄めかされてはいるけれど、その謎が明かされるのはまだまだ先なのだろう。
    カリエは、なかなか安穏とした環境に置いてもらえないね。
    カリエは、災いを呼ぶ少女なのか。ここでも騒動が。
    話は転々ところがるので、次々とページをめくってしまう。
    次はどの様に話が転がるのだろう。楽しみ。

  • 41:だんだんカリエを可愛く感じてしまう罠。

  • 後宮に入ったものの、嫉妬うずまく女の世界で、おおかたの予想通りの展開。

  • 何回見てもオビが秀逸。氷菓子をついアイスの実で想像してしまう

  • 再読。奴隷から後宮奴隷へ "妾妃"を目指すも毒事件の容疑者扱いで災難に見舞われるあたり容赦無い。

  • カリエは子供っぽいのだなあ
    芙蓉千里に通じるものを感じる。
    サジェは強いなあ

  • バルアン王子への献上品として後宮にあがることになったカリエ。
    ライバルのサジェに負けないため、バルアン王子の『妃妾』の座をめざすことに…

    奴隷として売られても、切り替えて『妃妾』をめざそうとするカリエはすごいなぁ…まあ、それはサジェにも言えることだけど(^_^;)
    この二人のパワーには圧倒させられちゃいます。
    前回同様エドの出番が少なくて残念。

  • サジェとの寵を争う戦い。けどそんなに嫌らしさを感じずに読み進めることができるのはカリエの直情さとサジェもなんだかんだいっても努力型の人だからだろう

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著者プロフィール

『惑星童話』にて94年コバルト読者大賞を受賞しデビュー。『流血女神伝』など数々のヒットシリーズを持ち、魅力的な人物造詣とリアルで血の通った歴史観で、近年一般小説ジャンルでも熱い支持を集めている。2016年『革命前夜』で大藪春彦賞、17年『また、桜の国で』で直木賞候補。その他の著書に『芙蓉千里』『神の棘』『夏空白花』など。

「2022年 『荒城に白百合ありて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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