赤の神紋 第5章 ―Scarlet and Black― (赤の神紋シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086148009

作品紹介・あらすじ

暴漢に襲われ刺傷を負った榛原だが、幸い生命には別状なかった。術後、目覚めた榛原は、自分を刺した男を捜し連れ戻してくれと響生に頼む。『マクベス』の出演者でもあるその男を、降板させたくないというのだ。響生は榛原の舞台に対する執念に圧倒され、彼の頼みを引き受けた。一方、榛原が重傷だと知らされたケイは、慌てて病院へ向かう。そこで、榛原の病室にいる響生の姿を認めて…。

感想・レビュー・書評

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  • ケイの舞台稽古編

    刺された榛原を助けた連城


    俳優たちの戦い


    ケイと連城の途切れそうで、でもあちこちで絡みあう縁



    役作りにのめり込んでいくケイと
    自らキスしちゃうところが印象的

  •  あぁ、報われない響生……。
     全然、悪いことしてないのにね。

     まぁ、ケイもかわいそうなんだけれども。

     実は一番、狂っているのは響生よりも榛原だと思う。
     そう思えば、ケイも響生も同じ榛原に振り回された被害者なんだろうな……とは思ってるよ。
     僕はこっそり、榛原と響生の幸せを願っています。

  • 榛原は刺されたことを隠し、連城に刺した役者を連れ戻すように頼む。一方ケイは「赤と黒」のジュリアン役を掴めず苦しむ。相手役の新はケイをスキャンダルで陥れようとする。
    なかなか、舞台も汚い世界で、実力だけでは上手くいかないんだと、恐ろしくなる。奥田の存在が暖かい。

  • なんでこのひと、小説家なんかやってるんだろうな?ってな連城大活躍!の巻。なのに助けられきれていないケイちゃんのばか・・・あんたってコは・・・!
    どこか常に禍々しいなにかに付き纏われてる感じがして、読みながら逃げたくなってきて作者を恨んでみたりして。や、逃げたよ逃げた。都合よく都合の悪いところはきっと読み飛ばしてると思うのさ、無意識に。そんでしかも、なんかものすごいところで終わってる・・・?続きを読む勇気が・・・読むけど。

    20080218〜20080221

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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