赤の神紋 第5章 ―Scarlet and Black― (赤の神紋シリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (2000年12月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086148009
作品紹介・あらすじ
暴漢に襲われ刺傷を負った榛原だが、幸い生命には別状なかった。術後、目覚めた榛原は、自分を刺した男を捜し連れ戻してくれと響生に頼む。『マクベス』の出演者でもあるその男を、降板させたくないというのだ。響生は榛原の舞台に対する執念に圧倒され、彼の頼みを引き受けた。一方、榛原が重傷だと知らされたケイは、慌てて病院へ向かう。そこで、榛原の病室にいる響生の姿を認めて…。
感想・レビュー・書評
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ケイの舞台稽古編
刺された榛原を助けた連城
俳優たちの戦い
ケイと連城の途切れそうで、でもあちこちで絡みあう縁
役作りにのめり込んでいくケイと
自らキスしちゃうところが印象的詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
榛原は刺されたことを隠し、連城に刺した役者を連れ戻すように頼む。一方ケイは「赤と黒」のジュリアン役を掴めず苦しむ。相手役の新はケイをスキャンダルで陥れようとする。
なかなか、舞台も汚い世界で、実力だけでは上手くいかないんだと、恐ろしくなる。奥田の存在が暖かい。 -
なんでこのひと、小説家なんかやってるんだろうな?ってな連城大活躍!の巻。なのに助けられきれていないケイちゃんのばか・・・あんたってコは・・・!
どこか常に禍々しいなにかに付き纏われてる感じがして、読みながら逃げたくなってきて作者を恨んでみたりして。や、逃げたよ逃げた。都合よく都合の悪いところはきっと読み飛ばしてると思うのさ、無意識に。そんでしかも、なんかものすごいところで終わってる・・・?続きを読む勇気が・・・読むけど。
20080218〜20080221