ベン・トー 1 サバの味噌煮290円 (スーパーダッシュ文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 932
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086304054

作品紹介・あらすじ

ビンボー高校生・佐藤洋はある日ふらりと入ったスーパーで、半額になった弁当を見つける。それに手を伸ばした瞬間、彼は嵐のような「何か」に巻き込まれ、気づいた時には床に倒れていた。そこは半額弁当をめぐり熾烈なバトルロワイヤルが繰り広げられる戦場だったのだ!その不可思議な戦いに魅せられた佐藤は、そこに居合わせていた同級生・白粉花とともに半額弁当の奪取を試みるが、突如現れた美女、「氷結の魔女」に完膚なきまでに叩きのめされる。そして、その美女が佐藤に告げた言葉は…。第5回大賞作家の新境地、庶民派学園シリアス・ギャグアクション、開幕。

感想・レビュー・書評

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  •  半額弁当を巡って人々が争う。こんな馬鹿げたことを真剣に書いているから面白い。この作者の小説はこれしか知らないが、幕間での小話が面白い。文章で笑わせられる人は、純粋にすごいなと思ってしまう。セリフも秀逸で、かっこいい事を言っても、結局な半額弁当について話しているのが最高にシュールだ。
     ラノベのコメディはそんなに書くことがあるわけでは無い。炭酸飲料のようにグビグビ飲んでしまうもので、味わうものでは無いのだ。パッと読んで笑って、ストーリーの記述メインでレビューしていこう。

  • 1作目ということで、戦闘シーンやストーリーは抑え気味。
    主人公が、半額弁当争奪戦に巻き込まれ、惹かれる過程を追っていく。

    この世に二つとないタイプの作品で、発想の勝利という感じ。微エロイベントも無く、突き抜けたギャグと真っ当な熱血主人公が勢いでグイグイ推していく。

    半額弁当を題材に、ここまでエンタメしてるのは素直に凄いです。

  • 久しぶりに読み返し。やっぱり好きです。バトルの描写も熱くて好きなんですが、本筋と全く関係無い小ネタが楽しくて仕方ない。何回笑ったことか・・・。しかも、こう、ラノベにしちゃ文字が詰まっているというか、文体が真面目なので余計にじわじわ来るんですよ。
    いつの間にか完結しちゃってたので、ゆっくり既刊に追いついていきたいです。

  • これは半額弁当を巡り熱い戦いを繰り広げる男たちの物語である。なんだろう、この、熱さ、テンション、そして爽快感。たのしい、おもしろい。そしてばからしい。
    そして、内容も昨今のバトルものにありがちな超能力とかなんか選ばれし者じゃなくて気合と体力で戦うってところが好き。半額弁当なのに熱い。

    そして名言が・・・。

  • 最高にくだらないのに、めちゃくちゃ熱いギャグ小説。腹が捩れる。

  • 全15冊完結。
    夜9時以降に読むと危ない話。弁当の描写は容赦ないね。
    女の子だろうと容赦なくグーで殴ってぶち倒す、他にも色々と一線を越えたキャラクターが出てきて、ライトノベル最変態。
    沢桔梗が良すぎる。
    白粉花のコミケの話好きだなぁ。
    白梅梅の怒っていいですか、されたい

  • ライトノベル

  • 前半は説明的な感じで微妙かなって感じだったけど、後半は戦っているシーンもあってサクサク読み進められた。
    読み終わったあと夜にスーパーに行くとどうしても惣菜コーナーに目がいってしまう(笑)
    出てくるお弁当の描写が細かくて美味しそうなのでダイエットするときは要注意⚠️

  • 行き過ぎた理不尽暴力系女子が苦手な人にはしんどい。
    ギャグも、合わない人はホントに合わないと思う。
    話の本筋はそれなりに面白かったけど、上記二点が個人的にでかいマイナス点。人を選ぶ本。

  • 半額弁当を求め、連夜繰り広げられるバトル。
    着目点は面白いんだけど、ところどころに下品なところがあるので、このさきも読みたいとは思えなかったです。

    挿絵も、もう少し硬質なイメージだったらいいのに。

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著者プロフィール

アサウラ:『黄色い花の紅』で第5回スーパーダッシュ小説新人賞・大賞を受賞、同作でデビュー。代表作『ベン・トー』はTVアニメ化を果たした。他代表作は『デスニードラウンド』(オーバーラップ)など。

「2022年 『リコリス・リコイル Ordinary days』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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