- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086304818
作品紹介・あらすじ
草薙護堂は祖父の友人を訪ねるため、イタリア・サルデーニャに来ていた。その地で不思議な少年と出会い、友誼をはぐくむ護堂。だが、そこに現れた魔術師を名乗る少女・エリカとの出会いによって「神」にまつわる事件に巻き込まれることに…。草薙護堂は如何にして神を殺し、魔王となったのか。そのはじまりの物語が遂に明かされる。
感想・レビュー・書評
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はじまりのものがたり。
史実に明るくない私でも、読み進めていくうちに興味を持ち、調べ始めるレベルにはそそられました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3巻になって始まりの物語が示される物語構成ってラノベ界隈だと珍しい部類に入る気がする。
内容はいかにして普通の少年だった草薙護堂がカンピオーネになったのかというものなんだけど、カンピオーネになる前の彼の言動が改めて描かれたことで、やはり護堂って色々な意味で普通じゃなかったんだなと思い直すことが出来た
中学生にして酒の飲み比べが出来たり、単身イタリアに行くこともなんとかなるかと思えていたりとかなり普通の枠には収まらない性質を持っていることが判る。更にはまつろわぬ神が起こす惨状を前にしても義侠心から怯まず立ち向かう覚悟を決められる
エリカが言うようにとびっきりの愚か者でありながら類まれな奇跡をその手に掴む天運を持っているからこそ、カンピオーネという人智を超越した存在に草薙護堂は到達できたのだと納得できる内容だった
ただ、作者が後書きで述べているようにまだ護堂が普通の少年だった時代の話だから、1・2巻のような破天荒な展開は少ないしお色気展開もそれほど無いのは残念だったかも -
4巻を読む気になったので、感想を。
というより覚書を。
アニメの1話相当。
確か、草薙くんの人柄や能力を見込んで
最初の打倒した神様は、負けてくれたんだったような。
まあそうよね。だってほいほい倒されたなら
それ神様じゃないし。
神様とか、関係なく心の距離を縮めたのに
いざ荒ぶるとなったら、一緒に遊んだ子供
だろうがなんだろうが街だろうがぶっ壊す神様。
草薙くんは怒るけど…きっと悲しいのは
神様も同じくで、切ないからこそ倒されてくれた。
どうあがいても神様が間違ってると人間が
感じようとも、勝てない神力神威。
それに人間が抗うなら、神にも神意があり
人への愛情があり…人の強い意志と響き合った
時に、戦う資格が出来る。
そこらへんがちゃんと書かれてて納得しました。
恋愛については…のーこめんと。
このたらしやろー、と言っておきます。はい。 -
ラノベ勉強。
神様がたくさんでてくる。まぁ、楽しいかな。やはりテンポが軽すぎる気がするけど…ラノベのテンポに慣れないときついか。
NGな部分もそれほどでもなかったような… -
始まりの物語。
アニメだとこれが最初でしたよね。しかしまぁ、確かに普通の人間じゃ勝てる気がしませんわ。 -
なるほど。アニメじゃよくわからなかったけど、こんな風になっていたのか。アニメ一話に相当する巻。
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今回は「メルカルト」「ウルスラグナ」。
神は様々な性質を持ち得るってところが新しい発見。
メルカルト(バアル)はウガリット神話で重要視されている人物で嵐と慈雨の神。
ウルスラグナはゾロアスター教において崇拝される英雄神で、変身にたけた勝利の神。
勉強したのは、自分は先見の明がある賢者プロメテウスではなく、行動した後で後悔する愚者エピメテウスだなって思う。周りを見渡すと、自分や会社の将来を考えて行動している素敵な人が多いのに自分はなんてダメなんやろうって。そんな自分のことを「エピメテウスの落とし子」っていうらしい。 -
護堂がどのように神を殺してカンピオーネになったのか、という過去のお話。
神を殺す前と後とでエリカの態度が全然違うのが新鮮で面白い。
1巻で登場したあのキャラが最後に出てきますが、今後どのように絡んでくるのか気になるところ。 -
最強の王がレベル1だった頃の話。いや、それより前か。ツンツンエリカが新鮮。そのお陰でデレた時の破壊力がよかった。でも1,2巻のデレ度合いではなかったからこの後でどうなったかが気になるところ。護堂くんはカンピオーネになってもなる前でも真っ直ぐでいいねぇ。