ベン・トー 5 北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円 (スーパーダッシュ文庫)

著者 :
  • 集英社
4.19
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本棚登録 : 430
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086305280

作品紹介・あらすじ

半額弁当争奪バトルに青春を賭ける佐藤洋たちHP同好会は合宿を終え、地元に戻って日常の争奪戦に精進していた。そんなある日、佐藤のかつての憧れのクラスメイト、現在芸能アイドルとして活躍する広部さんが転校生として現れる。傍若無人の振る舞いをする彼女に、案の定巻き込まれる佐藤は、徐々に弁当争奪戦から遠ざかってしまう。さらに、しばしの沈黙を破り、再び立ちはだかる猟犬群たちの乱入で戦闘は激化していき…!佐藤は「狼」としての誇りを失ってしまうのか!?それとも秋鮭のごとくスーパーに戻ることはできるのか-!?庶民派シリアスギャグアクション、原点回帰の第5弾。

感想・レビュー・書評

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  • 先輩がむちゃくちゃかわいくてどうしようかと…。うっかりニヤニヤしてなかったか心配。
    正直広部さんが最初ちょっとイヤな子だなーとか思っていたんですが、あえてそう描いているんだろうなぁ、と。狙っているだろう描写も薄っぺらくなくて、アサウラさん好きだーとますます思いました。
    再登場した山原さんが結構好きです。佐藤君とのバトルは熱かったですね…!もうお腹いっぱいです。

  • 閉店間際の半額弁当を賭けて争う「狼」たちの戦いの記録。今回は、夏休みラスト~秋の初めの短編三本収録。それぞれに面白かったです。なんつーか、ベン・トーははずれがないね!すごい。あいかわらず弁当もうまそうだし、熱血さも持続。テーマはばかばかしいですが、そのばかばかしさをよくストーリーにつなげていると思います。

  •  ホブヤーはなかなか気持ち悪い奴だが、上手い短編だった。佐藤、著莪との対比で大谷と牧のカップルが描き出されるのはよかった。
     夏休みが終わり、交換学生として内本くんがいなくなった代わりに、佐藤の同級生だった広部蘭がくる。広部はアイドルの鬼灯ランとして活躍していて、今回は映画の撮影の関係で佐藤の高校にきたのだ。
     佐藤の過去の話にあった広部の印象より、かなり傍若無人で驚いた。そして佐藤が広部に、かなり惚れていたことも意外だった。広部の存在は佐藤の半額弁当に対しての思いを読者に気づかせてくれた。佐藤が半額弁当を捨てる男とは思わなかったが、ちょっとどうなるのかドキドキしながら読んでいた。
     その広部を取るか、半額弁当を取るかの2択で半額弁当を取った。その戦いは引退をする、復讐の鬼と化した山原がいる、ダンドーと猟犬群だった。山原は何としても勝ちたかった、勝つために犬になった。だが、最後の戦いでは、山原が狼としての野生の血を取り戻した。佐藤と鑓水は、二人でダンドーと猟犬群を倒したのだ。きっとこれは語られる戦いになるだろう。

  • 913.6 ア ⑤ 登録番号9544

  • ベン・トーらしからぬ少し切ない話。

    「あたしと弁当どっちが大切なの?」は、傍目からみると何言ってんの?って思う台詞だけど、ベン・トーという物語を一言で表した台詞だと思う。

  • 前巻よりもシリアスな雰囲気だが、そこがまた良い。猟犬群との抗争、そしてアイドルの苦悩。さまざまな人物の想いが交錯している。

  • 増ページで話がいつもより長かった分、決戦を前にした主人公の独白が強く伝わってくる。多くは語らない。大変面白かったので是非読んでほしい。

  • 美味しそうな弁当に涎が。まさかのあの人が登場し、佐藤に春は……来る!?

  • セガサターン、シロ!

  • 5巻は待望の広部さん登場。いつものエロやアホとはちょっと違ったほろ苦い話が混じってる。個人的に広部さんは最後の挿絵が一番良かった。
    そして大きなバトルはやはり猟犬団戦。この巻だけで3戦もしてる。
    特に2戦目、あの様な形で終わってしまったが普通のガチバトルも見てみたかった。
    今回マッスル刑事は控えめだった。多分前巻でハッスルしすぎたんだろうね。

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著者プロフィール

アサウラ:『黄色い花の紅』で第5回スーパーダッシュ小説新人賞・大賞を受賞、同作でデビュー。代表作『ベン・トー』はTVアニメ化を果たした。他代表作は『デスニードラウンド』(オーバーラップ)など。

「2022年 『リコリス・リコイル Ordinary days』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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