- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086306003
作品紹介・あらすじ
草薙護堂の前に、再び現れたまつろわぬ女神アテナ。何でもひとつ言うことをきくという、誤堂が以前助けられた際にした約束を盾に再戦を望むアテナは、争いを望まない護堂の拒否を認めず、祐理やリリアナを石化し、人質にするという強行的な手段で、護堂との戦いを開始する。アテナが勝負を急ぐのには差し迫られた理由があり…。
感想・レビュー・書評
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ライトノベル
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この表紙絵はカンピオーネ!シリーズで一番好きなかもしれない
アテナ再戦と『最後の王』の謎にさらに踏み込む内容となっている
今回メイン敵が再び戦うことになるアテナである為か、カンピオーネ!シリーズお得意の神様や伝承に関する蘊蓄は無い。
その分、草薙護堂と切っても切れぬ縁の宿敵とも言えるアテナの魅力は存分に描かれている。傲岸不遜で有りながら護堂に対し導き手としての優しさも見せるアテナの得も知れぬ魅力の前では、文化祭でのイチャイチャとか恵那との「教授」などの印象が薄まってしまうのだから不思議である。
自分の残り時間が短いと悟ったアテナ。命を永らえさせる方法があると知りながら矜持を保つ為にその道を選ばず、護堂との再戦を望む。そこにあった想いは二人が神殺しと神でなければもっと異なる言葉で言い表せられる感情だったのかもしれないけれど、殺し合う関係であるために二人が選べる道はどうしたって少なくなる。
護堂も一時はアテナを助けようとするものの、最終的には殺し合う宿命を受け入れ、むしろ心残りが無いよう全力でぶつかっていく。
だから護堂とアテナの再戦を今回のメインと見るなら、ランスロットとグィネヴィアの横槍は本当に邪魔としか思えないのだけれど、それによって二人の別れが近づいた段階で一時的とはいえ、護堂とアテナが共闘する奇跡の瞬間が生じたのは良かったな
珍しくもアテナを傷付け戦いを邪魔したランスロットとの再戦を自分から約束し、宿敵であるアテナを倒した後だというのにしっくりこない反応を示した護堂。どれだけ護堂にとってアテナが大きな存在であるかが判る描写だった -
アテナは敵としても魅力的なキャラだったなぁ。
清秋院は明らかにギャップ萌えですね。 -
アテナがなあ
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今回は「ランスロット」
アーサー王物に登場する伝説の人物。湖の乙女という妖精に育てられた騎士。
トランプのクラブのジャックのモデルにもなっているとのこと。 -
いっつも、思うがなんだか妙におもしろい
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アテナ。。。
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表紙イラストが魔王モードですが、中身はいつもの護堂さんでした。熱い。
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アテナに始まりアテナに終わる。
それでいいじゃないか。
・・・ちょっとアタマ悪いこと書いてますが、
一言で感想を書くと、
「巻末のスコルスキー先生のコメントがすべてです。」
以上。 -
恵那が可愛かったなぁ。エリカもパワーアップしたようでバトル面でもこの2人が少しリードか?一方で祐里はともかくリリアナが若干めんどくさく感じられてきた(苦笑)アテナとの強敵と書いて友と読む感じの関係がよかったです。受け取ったものが気になるところ。次は英国紳士っぽいけど、何かしら出てくるだろう神格も楽しみ。