ベン・トー 8 超大盛りスタミナ弁当クリスマス特別版1250円 (スーパーダッシュ文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 269
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086306508

作品紹介・あらすじ

半額弁当争奪バトルに青春を賭けるHP同好会ではメンバーの白粉に元気がないことを気に掛けていた。佐藤たちは彼女を元に戻そうと奔走する一方、クリスマスに合わせるかのように、『最も最強に近い狼』と呼ばれる猛者、サラマンダーが徐々に街へと近づきつつあるのを警戒していた。そんな中、槍水はHP同好会のメンバーと伝統である聖夜のパーティをしようとしていたのだが、白粉、そして佐藤も著莪と別の予定を立ててしまっていて大変なことに-!?トナカイより多忙な「狼」たちの聖夜。庶民派シリアスギャグアクション、全国の同志へ贈るクリスマス・ギフト。

感想・レビュー・書評

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  •  1章では茶髪に二つ名がついたからか、胸の話だ。白粉が落ち込んでいるから、佐藤が何かと思って探る。早とちりをして貧乳を気にしていると思った佐藤は、いろいろな女性に胸を大きくするにはどうすればいいのか聞く。実際は同人誌のことで落ち込んでいるだけだった。
     茶髪の二つ名のシーリーコートは佐藤を助けた時についた。1巻から登場しているモブが昇格したのだ。この調子で顎髭と坊主も二つ名がつくのだろうか。
     2章、3章はサラマンダーとの戦いと、HP部のクリスマス会を巡ってのいざこざ。サラマンダーは戦いバカで、ウィザードでも正面からは戦わない。逆に正面から戦わずに、弁当を素直に狙いに行けば勝てる相手だ。それに佐藤は気付いて、最後には弁当をとる。
     今回の槍水の拗ねたところなどは、かなり良い書き方をしていて、恋愛小説かと思った。時折、筆力の高いところを見せてくるので、出来れば一般小説も書いて欲しいな。
     ついに佐藤に二つ名の候補がついた。サラマンダーがつけたカペルスウェイトは浸透するのだろうか。いたるところで名が売れていっているので、強敵が押し寄せてくるかもしれない。
     余談だが、赤いスカーフを巻いた狼がデビューしたと書いてあったが、あれは多分サラリーマンだろう。あいつは好きなので楽しみだ。

  • HP部は例年クリスマスには、イベントをするということを知らずに、佐藤(変態)は予定を入れてしまった。先輩はすっかりすねてしまったようで……。ほんっと食べ物がうまそうだよなー、このシリーズは。毎回よだれ出ます。そして今回は先輩のすねすねが可愛らしく、そしてそこへの佐藤の出す解決方法がいさぎよくてよし。それでこそ!だね。かっこいいキャラではないけれど、決めるキャラだ。

  • 評価:☆4.5

    庶民派シリアスギャグアクション、全国の同志へ贈るクリスマス・ギフト!


    何故か元気がない白粉。
    その理由を胸が小さいことを悩んでいると勘違いした佐藤が導き出した解決策は――

    『マッチョな漢同士が汗だくで性的な意味で絡み合い、それを見て鼻息荒くしている白粉にソイジョイを食べさせつつ、邪魔にならないよう後ろからその乳を揉む』

    酷すぎクソワロタwwwwこれは狂気だwww

    他にも坂倉くんが大人の階段を登る話や童貞先生、佐藤に対して見苦しいドM発言をやめろと言うドMの内本くんや小学校のアルバムをオ○ズにしていた石岡くん(※当時中学)などの愉快な仲間達のエピソードも秀逸ww
    おし○こセンサーは確かに快感そうだw

    戦いの方も相変わらずの熱さで読み応え抜群。
    バトル描写が丁寧かつ勢いあってどんどん読んでしまう。
    狼達の味方でもあり敵でもある関係性が心地よい。
    なんだかこの巻は梗がやたら可愛かった気がする・・・ドキッとしちゃうじゃないかw

    槍水先輩の対応は子供っぽかったけど、気持ちは分かるからラストはちょっとじーんと来てしまった・・・佐藤はやはりやるときはやる。
    オードブル弁当を支えきれずみんなで支えて、最後はみんなでクリスマスパーティーという締めも非常にグッド!読後感がスッキリで良かったです。

    そして脳内で白粉語に変換されるという難病に犯さ・・・いや侵された佐藤www
    今後の更なる発展・・・いやハッテンを期待してやまない(笑)

  • 913.6 ア ⑧ 登録番号9549

  • 相変わらず、食べ物の描写が凄い。読んでいるだけで、お腹が空いてくる。

    後半の佐藤がカッコいい。
    他の狼たちとの決闘は、とても読みごたえがあった。

    最後がハッピーエンドで良かった!

  • 半額弁当争奪バトルに青春をかける庶民派シリアスギャグアクションの本編の第8段。
    舞台はクリスマス
    目指すは超大盛りスタミナ弁当クリスマス特別版

    今回は花火チラシ弁当のときに出てきた最強に近い狼「サラマンダー」が遠征してきて、その戦いがメインで戦いがスゴク熱く、、あの分厚さを一気に読み進めることができた。
    セガネタはあんまりついていけないが、このラノベの魅力である争奪戦以外でのサブネタのオンパレードでニヤニヤが止まることはなかったなぁ。
    相変わらず白粉先生は元気です。
    獣道読みたいな(笑)

    その他でもレギュラー狼の茶髪、沢桔姉妹(オルトロス)、毛玉、二階堂などかなり多くの人物がでてきているのにそれぞれがキャラが立っていてまたくあきない。
    巻を増やすごとにそれぞれがパワーアップしている感じがする。
    最高です!

  • 人間関係もバトルも美味しかったww 槍水の過去に関する話が出てきたり、総狼出演と豪華。楽しい。鉄平のキャラ付けもバトル物好きにはたまりません。

  • あとがきにも書いてあるが作中の時期とこの本の発売時期が重なっている奇跡の一冊。

    今回はというか今回も著莪の出番は少なく、争奪戦すら参加しない。代わりに茶髪、二階堂、オルトロスががんばってる。
    ただクリスマス仕様なのか分からないが名前だけなら全キャラが出てきたと思う。

    今回サラマンダーなる大物が出てきてるし、魔導師との戦いで最後を飾るとするならそろそろこのシリーズも終わりそう。それともなんだかんだで続くのかね。

  • 弁当争奪戦の基本中の基本を思い出させてくれました。

    個人的には高段位桜桃少年団が巻を増すごとに輝いていて素敵です。

  • 茶髪メインの話があっただけで満足だ。あと著莪がカッコよすぎる

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著者プロフィール

アサウラ:『黄色い花の紅』で第5回スーパーダッシュ小説新人賞・大賞を受賞、同作でデビュー。代表作『ベン・トー』はTVアニメ化を果たした。他代表作は『デスニードラウンド』(オーバーラップ)など。

「2022年 『リコリス・リコイル Ordinary days』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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