ベン・トー 12 デザートバイキングプライスレス (スーパーダッシュ文庫)
- 集英社 (2014年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086307734
作品紹介・あらすじ
半額弁当争奪バトルに青春を賭けていたはずの佐藤洋だが、激戦の後には女狼たちそれぞれとの甘〜いエピソードがあった!? 女の子キャラ総登場で贈る書き下ろしの他、ウェブ掲載短編も収録!
感想・レビュー・書評
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ベン・トーもこれで完結だと思うと少し寂しくもある。最終巻でも破茶滅茶で笑った。
11巻の後の話で、佐藤の周りの女の子を全て登場させてある。どのキャラの推しでも楽しめるだろう。冒頭で佐藤が槍水にフラれていたのは驚いてしまったが、if的な話なのかなと思って読み進めていった。1章でもこの短編の読み方が、筋肉刑事に例えて記されていたし、どれを本当だと思ってもいいのだろう。正気なEDは10章の二つなのだろうけど、私はオルトロス姉が好きなので4章を押したい。ウッちゃんも好きだからもっと早くに出て活躍してほしかったな。
佐藤が理不尽に嬲られるよりも、女の子をからかっている方が面白かった。私はこのシリーズを読んでいて自分の衝動に気付いたのだが、理不尽な行動に対してギャグでも義憤を覚えてしまうみたいだ。例えば佐藤に奢らせる著莪にも苛立ちが微かにある。なぜなら佐藤は金がなくて半額弁当を取りに行き始めたので、著莪によく驕っていたのでは理屈が合わない。こういうことを思ってはダメなのだろうが、なぜか突っ込みたくなってしまう。連続で読んだので、作者の癖が分かってだるくなって来たのもあるのだろうけど。
10章ーaでは槍水とのEDだが、ここでの佐藤の説得のセリフが良かった。佐藤が色々な女の子に対して迷って来たことが、金城を忘れて佐藤にすぐに行ってもいいものだろうかと葛藤する槍水にも当てはまる。モテ男みたいだが実際にモテるのだからしょうがない。12巻の各章でウジウジしていたのがラストの槍水を説得することへ向けての、準備みたいに見えて良かった。
またいつかオルトロスとウッチャンが見たいので短編を書いて欲しいと切に願う。そして、シリアスなシーンが書けるのだから、違う種類の小説も見てみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こういう終わりも、ファンは嬉しいなと思った最終巻。
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最終巻として、今までのヒロイン枠が登場して夢オチが多かった。
茉莉花サイコー。 -
エピローク集というよりマルチエンディング・ストーリー集。どういう風に繋がるかをあえて提示して読者に選ばせるのはありだなと思った。
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シャガガガ!
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短編形式の各々にスポットを当てた回収編って位置付けでしょうか。かききれなかったであろう事柄がハッキリとしますが、夢オチだったりボカしてたりの要はハーレムルートです。ファンサービス的な巻なんですかね…?
楽しませて頂いた作品でした、別作品も楽しいので今後も作者さんの作品は楽しみです。