始まらない終末戦争と終わってる私らの青春活劇 (ダッシュエックス文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 82
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086310109

作品紹介・あらすじ

高校へ進学した有田雁弥は妹の鞠弥と登校中、痛々しい厨二病言動をまき散らす、新田菊華と出会う。なぜか雁弥は菊華が所属する喜劇部(仮称)へと入部させられ、脚本を書くように命じられるが──。

感想・レビュー・書評

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  • 妹に愛情あふれるコケにされ方をしている主人公。
    登校途中、妙な人種と出会った。

    始まり方がすでに変だな、と思いましたが
    最後まで読むと、そういう事でか! と納得。
    内容的に合わなかったので、結局パラ読みして
    終了いたしました。
    これに捧げてました感はすごく出てましたけど。

  • 世界が喜劇でありますように。
    ギャグの基本は繰り返しとはよく言ったもの。読んでると実に重要だと実感します。毒舌もといツッコミもテンポ良し。
    登場人物がみんなかなり強烈なので会話について行くのが大変と思うこともしばしば。その分わりかしまともな部類の白井さんとの会話はクセがない分すんなり入ってクセになる。擬音は誰よりも強烈ですが。
    しかしみんな可愛いなーもー。イラストもあいまってみんなかわいい。素の部長可愛い。
    内容はまさにタイトル通り始まらないし終わってる。いややっと始まったと言えるのか。この巻だけではプロローグでしかないのでできれば次巻を早めに読みたいものです。切実に…

  • 率直に言って読んでてすごく疲れたんだけど行間の情報量すごいですね。それはそれとして話自体は完全に導入部だったので続きが出ないと何とも言い難いのだけど、続き、出るといいな......。

  • 「書けば天才、上がれば名作 だからお前は早く書け」という丸戸史明氏の帯文が光る一冊。この著者は小説デビューですが、エロゲーシナリオライターでは名が通っていて、ついに小説ですよ。読まなきゃ嘘ですよね。というか、帯が秀逸過ぎて何を補足すればいいのやら。そうですね、では『それは舞い散る桜のように』の話をしましょう。いや、それはさておき。
    あらすじのキャッチで書かれた「これは喜劇だ。ただの脚本(ホン)だ。」とあるのがすべて。もうすべてを網羅していて、秀逸。余計に付け足すことが無粋なくらい。
    これが読めるならいくらでも待つなあ。

  • 皮肉屋の主人公が破天荒なヒロインに勧誘させられて怪しげな部活に入るっていう王道テンプレートは、書き手の個性が味わえる物差しになるなぁ。怒涛のギャグ攻撃に最初はびっくりしたけど、後半はしっかり面白かった。白井さんが好きだなー。

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