花は後宮に燃ゆる 龍王は貴妃を濡らす (シフォン文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 35
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086700214

作品紹介・あらすじ

栄華を極めた央華国の隆王朝。その後宮に入り込んだ商家の娘、朱花。いとこの身代わりとして男装して出仕したのだが、課せられた仕事は幽閉された先代皇帝の見張り番だった。若くして廃帝に追い込まれた彼の名は劉絳牙。朱花は女だと一瞬で見破られ、唇を奪われる。女であることを思い知らされる、強引で、情熱的で、巧みなくちづけ。それは国を揺るがす恋の始まり-。波乱万丈の大河ラブロマン。

感想・レビュー・書評

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  • 丁寧に設定が練られていて読み応えのある話でした。
    ヒロインの朱花が強い女の子だったので、どんな状況でも安心して読み進められました。反面、ドキドキハラハラはあまりなかったけれど。
    マニアックな部分は翠蓮がやってくれていたし、濡れ場もなかなか楽しめました。

  • 【あらすじ】
    奥さん亡くしてうだうだしてる元大商人の父親を持つヒロイン。
    ある日幼馴染みの男の子が、「親が宦官になれってうるさくってさー」と言ったらば、よっしゃー私が宦官になって後宮御用商人になったるわーと、叔父の賄賂の力もあって後宮入りする。
    初日でなんか変なところに連れて来られ、そこにはなんでか落ちぶれた元皇帝様が蓑虫状態で監禁されていた。
    そのままにしておけないヒロインは、その元皇帝様にごはんを作ってあげたり服を作ってあげたりえっちしたりする。
    んでこの国あんま情勢は芳しくないらしく、ちょいと謀反を起こしてみるかーってヒロインとかその元皇帝様である相手方さんとかその友達とかが立ち上がる話。

    【ネタバレ感想】
    面白かったです!
    前読んだ小説、『聖海の巫女~』もそうだったのですが、最後まできちんと読ませてくれるお話でした。メインの話とえっちの比率がちょうどいいかんじ。ラストのえっちの流れもよかった。
    今回の相手役さんは、いきなり出だしあたりで「包茎直してもらった」っていうセリフが出てきて、そんなに乙女小説読んではいないのですが、そんなこと言う相手役さんって珍しいんじゃないかと・・・。8歳の頃の話だけど・・・。
    メインの二人だけじゃなく、脇の方もよかったです!
    乙女小説って割と脇の扱いがこう酷いような印象があるのですが、まぁオチやらなんやらはアレにしろ、思わずじーんと来る設定とかあって、よかった。現皇帝様と皇后様の話よかった。
    ヒロインが元気だった頃の父親や、生きていた頃の母親を思い出す回想シーンなんかも・・・じーん!
    あと翠蓮さんもいいキャラしてるなーって・・・。私的には、まぁ色々わかられたとしても、マオチェンさんと仲良くやってくれるんじゃないかなって期待します。

    末永くお幸せに!

  • 朱花の逞しさ、絳牙の強かさが物語の軸として上手く美味しく機能したTLジャンルとしてだけで括るのは勿体ない構成力のある内容。前作もそうだったんですが、この作家さんはキャラクター心理を演出するのがとても上手いな~と、読み終わってのキャラ考より、ストーリーの出来に感心してしまうタイプ。しかし、如何せんTLなんで、人には勧めにくいため、ここで感想として訴えるにとどめざるを得ない。…だって、その辺の描写がマニアック気味なんだもん~(笑)

  • 久々の当たりでした。イラストもよかったし、お話もしっかりまとまっていたと思います。

    朱花もそれほど猪突猛進系娘じゃなかったし、絳牙が暗愚のふりをしながらも虎視眈々と逆転を狙っていたり、角川ビーンズ文庫にもありそうな設定でしたけど、そこはやはりシフォン文庫、エロシーンもばっちりです。

    主人公二人は割合普通のHしてましたけど、翠蓮が玉容を責めるシーンとかはかなりエロかったです。

    翠蓮が結構気になったんで、スピンオフで翠蓮の話があってもいいなって思いました。マオチェンをたぶらかしてるつもりが、逆にマオチェンに振り回されたりってのもいいかもしれません。

    最近のシフォンはお気に入りが多いです。

  • 発売日に近所の書店にて購入。

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