雛遊び ―ひいなあそび― (シフォン文庫)

著者 :
  • 集英社
3.91
  • (7)
  • (19)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 103
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086700269

作品紹介・あらすじ

幼い頃に虐められていた東宮から「添い臥し」を命じられた杏子。恐怖のあまり逃げ出した道中で暴漢に襲われそうになった所を、謎の男に助けられた。しかし男は杏子を抱き、人形のように弄んで…?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ありがちですね。
    東宮との縁談が決まった杏子。
    小さい時のトラウマから自分は東宮に嫌われている、姉か妹に間違われたのだ、と思って祖母のところへ逃げようと決意。暴漢に襲われそうになったのを助けてくれた貴公子に惹かれていくけれど、実は彼は・・・という、定番すぎて展開が読める話です。
    子供の頃の話が不器用な愛情表現だったとか、主人公が鈍すぎるとか、そういうとにかく定番のラブ物語が好き!って人にはいいかもしれないけど、私には退屈でした。
    文章自体はまぁまぁだと思うから、2.5ぐらいだと思うけど、ブブログは0.5単位はつけられないので3個つけときます。

  • なんだかヒロインが幼いな〜。15歳てこの時代ならもう大人でしょ。まあ今でいうなら引きこもりだからこんな幼いのかな。東宮も愛情表現下手で想い人からすっかり嫌われて焦ったのかもしれないけど、その心を解きほぐす努力をせず、ただ奪うように手に入れることしか考えないのは幼いなぁ。あとヒロインの妹はなんだったんだ?勝手に思い上がって姉が選ばれたら逆上して、わけわからん。ヒロインと家族のわだかまりも解けたように思えないんだけど、それはいいのか?色々突っ込みどころはありましたが、全体的にはまあお幸せでよかった、てことで。

  • 東宮の俺様節炸裂で、きょときょとしてるヒロインとの
    絶妙な相性がたまりません。
    ヒロイン目線のはずなんだけど、なぜかヒーローの
    考えていることが既にお見通しで先が読めてしまう。
    それをヒロインが天然すぎて気づいてなくて
    え?って戸惑ってるうちにHな流れになるのが可愛すぎる!

  • 仁賀奈さんのヒーローにしては珍しく腹黒じゃなくて時々動揺したりボロが出るのが可愛かった。

  • 執念深すぎる・・・
    甘いのかな・・・

  • ちょっと気になってたまらないのは、平安なのに元服が17歳、裳着が15歳って遅くないです……? その理由がちゃんと描写されていないから、微妙に違和感。

    まあ、小学生が好きな子苛めちゃって嫌われる、というパターンですな。そこそこ楽しめた。

  • 好きな子構い過ぎて嫌われちゃった東宮が必死こいて名誉挽回、的な。今度こそ嫌われないようにって思ってるものの、基本俺様なゴリゴリ押しが良かったですよ。

  • 平安ものは大好きで、私としては「花散らす風」よりはこっちの方が好みかな。

    桐梧の正体は最初から気付くようになっていますが、東宮を嫌う杏子に対して、必死で東宮をかばっているところとかは、なんか微笑ましいです。

    小さな時に出逢った初恋の女の子の気を惹こうと、いろいろいらんことをしたために嫌われちゃった、かわいそうな東宮ですが、入内の前に逃げ出した杏子をさっさと自分のものにしちゃったり、自分のものにしたらしたで、これまでの空白期間を埋めるかのように、執拗にやっちゃったり。やりすぎたら、また嫌われますよっていいたくなっちゃいます。

    あと、結構桐梧が感じやすいんだけど、「いいなりラプンツェル」みたいに、男が我慢してるの、ちょっといいかも(^^ゞ

    桐梧の正体が杏子にばれたあとの桐梧の態度は、ちょっとやりすぎ感があったので、★が1個減りましたけど、それほど変なHシーンもなく、杏子もかわいかったんで、仁賀奈さんの作品の中では好きな方だと思います。

  • 和風物は何故か西洋物より萌えます(笑)。

    【ネタばれ感想】

    今回のヒーローは、同作家さんが別出版社から出してる『不埒なマリアージュ』のヒーローと重なりました。
    『シュガー×シュガー×ハネムーン』でも思いましたが、自分はこの作家さんの描くヒーローは腹黒ドSより、女に不慣れでヒロインが初恋という設定の方が好きかもしれません。(*^^*)

    ただ、最近この作者さんは作品の中で「お願いだから、〜しないでほしかった」というフレーズを多用する癖があるようで、少々食傷気味となっています。もしかしたらそれが一つの売りになっているのかもしれませんが、流石に何度も使われてると飽きてきます。(^_^;)
    あと、少し違和感を感じたのがヒーローの東宮が17歳で元服、ヒロインも15歳で裳着を迎えるという設定です。平安時代が舞台にしては少々遅いような気がしましたが、ヒーローはヒロイン以外を妃にする気はなかったという事なので、彼女が大人になるのを待って元服した…と無理矢理考えて納得する事にしました。
    最初からヒーローの正体も予想がつきますし、ヒロインは一途なヒーローの情熱にほだされてなし崩し的に結ばれたという気もしますが、幼い恋人達の不器用な恋物語といった感じで面白かったです!
    ヒロインの異母兄である高平が意外とヤンデレっぽいので、if設定で彼とヒロインが結ばれるお話があっても面白そうだと思いました。

  • 予約注文しないと、シフォン文庫は近所の書店では手に入りづらくなった為、予約注文し、今晩取りに行きました。

    平安時代が大好きなので、読むのが楽しいです。


    ※追記

    何か、物足りなく感じたのは私だけかなー?

    発売が1ヵ月遅れたわりには、挿絵が少ない気がしました。

    後、展開も、分かりやすいようで、意外な人物が!…みたいな??

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

仁賀奈(にがな)
小説家。主にティーンズラブ小説、BL小説のジャンルを手がける。代表作のひとつ『シンデレラ・クルーズ』を刊行したフランス書院ティアラ文庫をはじめ、多くの出版社から著作を刊行し続けている。

仁賀奈の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×