王女と奴隷 虜の姫は傲慢な舌に溺れる (シフォン文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 39
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086700320

作品紹介・あらすじ

エヴェリーナは孤独だった。勝ち気な性格のせいで周囲ともうまくいかず、この国では醜いとされる自分の容姿も疎ましくてならない。ある日、国同士の争いに破れ、彼女は捕虜にされてしまい…!?

感想・レビュー・書評

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  • 途中までは読むの苦痛だなーと思っていたのだけど、ヒーロー側の事情が明かされてからは結構よかったかな。この手の話のヒロインにしては珍しいタイプだったのも良かった。

    イラストが若干好みではなかったのが、評価が低い理由。

  • エヴェリーナがただのお姫様ではなく、勇敢で機転のきくヒロインだったのが良かったです。
    植物と話せる特殊能力もうまく話に生かされていたし、よくできたストーリーだったと思います。

    ただ、ラレンツォが初っ端から人前でエヴェリーナの服を剥いでいたり、エヴェリーナが性的な部分でだけやたらと知識が不足していたり、妙なところで気になることが多かったのが残念。
    TLではなく普通の少女小説として書いた方がよかったのでは…

  • ストーリー自体は面白いけどキャラが合わなかった。
    序盤で、まだ心が通い合ってないうちに
    人前で最後までことを進めようとするのは頂けない。
    憎しみゆえに辱めたいならともかく、何年も想い続けてやっと手に入れた姫君に
    そんな扱いをするのはいくら俺様ヒーローと言えど理解出来ない。
    ヒロインに閨の知識がないため何度もとんちんかんな事を言うのも嫌だった。
    行為の最中に下の口開けたいとか言われたら萎えるだろ普通。
    分からないなら黙っとけ。
    表紙の王子様ものすごく腕が長いような気がします@@

  • 強気な女の子は可愛いなあ。口だけじゃないしっかりした子はTLじゃ珍しいかも(守られヒロインも好きだけど)。エヴェリーナが泣きながら強がり言うところはラレンツォを殴りたくなった。謝ってくれたらよかったんだけどなぁ。そこが不満な以外は少女小説にありそうなファンタジーで面白かった。

  • 女性の美って、お国柄によって違うんだなってのがまず最初にあって、スフォラーテ王国だと、私は美人になるなあ・・・なんて(^.^)

    兄の囮として、隣国の王太子ラレンツォに囚われた王女エヴェリーナ。ラレンツォが部下達の前でエヴェリーナにちょっかいかけたのは、え!って感じになりましたが、そのあとは、読み進むに連れておもしろくなりました。

    エヴェリーナの植物と会話したり、使役したりする能力もちゃんと最後に生かされていましたし、ラレンツォがエヴェリーナに惹かれる理由とか、いじわるしちゃう理由もなんとなく分かる感じがします。
    (元の性格があれだったら、自分はずっと覚えていたのに、「あなた、誰?」って感じになられたら、ムキーってなるんでしょうね。)

    エヴェリーナも単なるお姫様じゃなく、国のことを考えられるお姫様で、エヴェリーナと兄王のアルダーノの関係を疑って、冷たくなってしまったラレンツォに対しても、妻としてはちゃんとしようと考えていたりするのは、切ないなぁって思います。

    あと兄王がまだ平常心を保てる人でよかったです。これで兄アルダーノがエヴェリーナの気持ちを考えずに、自分の我を通す人だったら、別の話になっちゃいそうですけど、最終的にはちゃんと妹の幸せを考えられる人だったってのもハッピーエンドにつながったと思います。

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