鍵屋甘味処改 天才鍵師と野良猫少女の甘くない日常 (集英社オレンジ文庫)
- 集英社 (2015年1月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086800051
作品紹介・あらすじ
出生の秘密を知り、家出した女子高生こずえは、ひょんなことから鍵師の淀川と知り合い、助手として居候に。そこへ「亡き父が何を遺したのか知りたい」と、他の鍵屋では開かなかった金庫が持ち込まれ…?
感想・レビュー・書評
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イケメンでクールで本当はとても優しくて職人で…そんな彼の元にひょんなことから家出娘の可愛くてドジな女の子が舞い込んで…
おとぎ話としか思えないシチュエーションですが、きっと若い子たちにはキュンキュンするのでしょうね〜
映画にすると、主人公は誰になるのでしょうか?
娘よりも年下な家出娘の行動に、私はハラハラし通しで、
男の人はそんなに甘くないのよー、とつぶやきながら読み続けました。
最後は結構涙、でしたが。
そうそう、この本はうちの母が
孫娘である私の娘と著者の名前が一緒だから、
と買った本で、
ずいぶん前に私がもらってたものです。
私よりまだ一世代年上の母
どんな感想だったのかなぁ?(笑)
3冊もらってるので、全部読んでみますね〜♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の戸籍の秘密を知った少女家を飛び出して、転がり込んだところは無愛想な鍵屋だった。
鍵屋の仕事を手伝いながら、家族の形は一つでないことを見つけていくハートフルストーリー。 -
鍵屋と家出少女のお話。
主人このこずえがずっと叫んでいる印象で、あまり鍵に纏わる謎の方に意識が向かなかった。 -
鍵師と女子高生のテンションの違いについていけず…
鍵開けと秘密や思い出のシンクロがイマイチ…
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髭を剃って、女子高生を拾う話を少し思い出しました。21歳と言った子が15歳と知ったときは、「えっ?!」という感じだったけど、それはそうですよね。。推理小説だったのは予想外だったけど、二人の関係を見ているのが楽しかったです。それにしてもお母さん、かわいそう。、でも、こずえちゃんもそうかもしらないけど、間違いなくお母さんもこずえちゃんに救われたよね。続編も読みます。
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淀川とこずえの距離感がおもしろい
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初めましての作家さん。元web作家さん。
仕事の内容を変えて、似たような作品は多いけれど、
本作は、仕事内容に重きを置いていない。
ラノベだから諦めるとはいえ、侮れない作品もある!
調べたらシリーズ化していて、更に、隣の和菓子屋さんの
シリーズまであった。
でもねぇ、家出した女子高生を家に住まわせ
助手として使っていたって、それって犯罪でしょ。
賛否両論のようなので、現実を理解している上で、
夢を見たくて軽い内容が好みでしたら、いいのでは? -
まあまあ楽しめたかな
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家出をした少女・こずえが鍵師のもとに居候しながら鍵師の仕事を手伝ううち、自身の境遇と似たクライアントの案件に出くわす、ラストでは母親との関係も修復され家に戻る、というストーリー。最終章では謎解きの要素もちょっぴり加わってはいるのですが、盛り上がりには欠けるかな、という印象。
それでも、鍵師のこずえに対するつっけんどんながらも温かいまなざしや、なぜか鍵師の仕事の助けになっているこずえのコミュニケーション能力、また舞台となっている鍵屋のちょっとレトロな雰囲気もあいまって、物語全体を通してほんわかとした空気感があります。つい先日読んだ「谷中レトロカメラ店の謎日和」とも通じるものがあるかなと感じました。 -
十五歳の家出少女と拾い主の二十四歳鍵師の冬休み。初めから初対面らしからぬ距離の近さだけれどキャラクターとして割り切り嫌な違和感はない。和菓子とカメラがすきなこずえが隣のお客に流され勝手に喫茶化する店内、淀川が警戒心と好奇心の猫と称しこずえを持ち歩く先での遺言書と宝探し。ぎゃんぎゃん騒ぐこずえに和む。