- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086800112
作品紹介・あらすじ
クリスマスイブに家を失った茜音は、ふとしたことから古アパート「かなりや荘」に招き入れられる。そこには心の片隅に廃園を抱えた人々と、夢半ばにして亡くなった天才漫画家の幽霊が住んでいて…?
感想・レビュー・書評
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ラノベでなくても行けそうなストーリーと構成。茜音と美月以外のキャラのあれこれは? あぁ、次作があるのですね! これは仕入れねばなるまい。住んでみたいぞ! かなりや荘!
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まさに村山さんという優しい世界が嬉しい。
シリーズものということで、これからの展開が
とても楽しみ。 -
スケッチブックを片手に。
ここまで無責任なことをしているというのに、それでも恨むことなく帰りを待てるなんて凄いことだろう。
現実として受け入れることが出来る人もいるだろうが、夢だと思っていた方が幸せなこともあるのだろうな。 -
序盤の出来事が衝撃的で、あまりにもひどいと思ったのですが、それでもめげない主人公がすごい。
この状況でよく絶望しないなと。
だからこそ、素敵な出会いが待っていたのかな。
タイトルにもある「かなりや荘」なんだか訳ありな人が多そうですが、みんな優しくあたたかい。
傷ついているからこそ人に優しくできるのかな。
こんな場所に私も住んでみたいと感じました。
そして天才漫画家の幽霊さん。
幽霊ってものを見たことがないけれど、こんな風に実在?して、話せるなら話してみたい。
憧れの漫画家さんに会えるなんて夢見たいですよね。
シリーズもののようなので、これから主人公が何を感じて何を作るのか、みんなの変化とか、いろいろ楽しみです。 -
絵を描く、文章を書く。
手を動かして何かを生み出すって大事だ。 -
ですます調でないことではじめから入り込み易かった。こちらの文体の方がすき。クリスマスがぴったりにキラキラしたり、内側から仄明るく光るような雰囲気が心地好かった。主人公の健気さや良い子の自覚のない所が過剰に眩しすぎて距離を感じたり、才能に自覚がなくて絵に関しては他の前向きさと打って変わって下手だと連発する辺りにちょっと疲れたりしたけれど、これからの展開が楽しみになるような流れを感じた。純粋に善意の話なのかもしれないけれど、徹底した前向きさや考え方は現実を認めない事と紙一重な場合もあるよなあと感じたりもした。
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繊細すぎる作家である母が家賃を持って行方不明。雪降る寒空に一人残された茜音は少女と出会い、かなりや荘へやってくる。そこは一風変わった人々が集まる場所。固まっていた心が触れ合うことでほぐれていきます。
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竜宮ホテルのすぐ後に読んだら、どっちがどっちの話だったかわからなくなったw 単体の話としては好きだけど、やはりちょっと設定が似すぎてる気がする…続きが出たら読むけども