明治横浜れとろ奇譚 堕落者たちと、ハリー彗星の夜 (集英社オレンジ文庫)
- 集英社 (2015年3月20日発売)
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感想 : 21件
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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086800143
感想・レビュー・書評
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面白かったー。
役者志望で演技力抜群なのにあがり症、精密画ならお手の物なのにシューリズムに拘って売れない画家、頭脳明晰なのに浪漫発明家、すごい才能の持ち主なのに何処か駄目な3人組が事件を解決する。
面白かった、けど天空が黒幕って言うのは残念だった…。
4人組でちぐはぐ頑張って行くのかと思ってたので。
西さん親子は阿片中毒から抜け出したのかな。
佐治さんも一緒にやり直して欲しいな。
2巻も出てるらしいのでそれも読みたい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015 5 30
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役者、絵師、学者と非常にその時代における華やかな(?)職業のようで、けれどただの無職とは惹きつける要素がてんこ盛りで面白かったです。
疾走感があって読んでいて飽きさせなかったですね。大正の頃の横浜は知らないけれど非常に詳しく魅力的に書いているのがよいと思いました。
ミステリとしてはやはり、ですよねーという展開でしたが主人公の家族構成があれなので他の二人も予想だにしない何かを秘めているのかなという楽しみがあって次巻が気になります。
個人的なポイントとしては、上がり症な主人公が、舞台以外ではガラスの仮面ばりに役に入り込むところがギャップがあって最高でした。