- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086800242
感想・レビュー・書評
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シリーズ2作目。
少女マンガのような雰囲気がどうも私には合わないかも。ひとつひとつエピソードが軽いというか。
主人公の祖母が残した着物や帯をめぐって、不思議なことが起こり、それを解決していくという物語。
ただ、当時のことを知る人がそんなに都合よく現れるのかなぁ、と思った。
これはつまりこういうことか!っていう推測もあまりにもスムーズにできてしまって、わりとあっさりと解決に至るのでひとつひとつのエピソードが軽く感じる。
個人的には、若い女性や、頭を使わない軽い読書をしたい人向けだと思う
このシリーズの続きは気が向いたら読んでみようかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
想いを秘めたアンティークな品々が起こす不思議な物語。
その想いの謎を丁寧に紐解いていく鹿乃達と京都の風情がよく似合う。
戦争や家柄の違い、それを越えて人を想う切なさが感じられる一冊でした。 -
乙女チックかつ上品さを感じさせるのが、このシリーズの魅力だと思うのですが今回は主人公・鹿野と慧だけでなく、周囲の人物にも仄かに恋心を思わせる様子が散見されて、ニヤニヤ度がアップしております(笑)
扱う謎は複雑ではありませんが、切なくはあっても読後感が良いので軽く読みたい、少女趣味に浸りたいという時にはピッタリの本ですね。
そして、良鷹兄さんがメインの話は読んでみたいと思っていたので、早々と実現して嬉しい~♪ -
2作目。
前作より、妖しい雰囲気は減って、思い出をたどる短編集という感じが強くなってるかな。
おいしいお茶でも入れながら、どうぞ。 -
京都旅行を楽しむために読んでる。
前回より悲恋度アップ。 -
今回はどちらかの死によって永遠に引き裂かれる恋の話が多くて切ない…
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冒頭から春の花が香るみたいに華やかな描写で、うっとりしながら早々に引き込まれた。でも段々減速してしまったのは、多分、わたしの問題かなあと思う…。もっと受け取れる万全の状態で読みたかった…。一巻同様アンティーク着物の描写がとても素敵。献立が楽しかったし、レモンパイも美味しそう!鹿乃が柔らかくてまあるい方言と雰囲気ですごく可愛い。もっと出番が多くても良かった。ずっと見ていたかった。
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最後の表題にあるレモンパイの話は心に沁みた。
レモンパイが食べたくなる。 -
1巻で、完全に惚れたのは由鷹と春野だけだったわけですが(あとおじいちゃんはズルイと思いました)、2巻では誓一というキャラも出てきて、うはうはでした。
由鷹推しとしては、彼の内面が垣間見られる回転木馬とレモンパイが読めたのも、またそのお話がただのハートフルストーリーで終わらなかったのも嬉しい。
女性キャラが…苦手です。鹿乃も若干苦手なのですが、今回一番辟易してしまったのは、真帆。
あああ、妹と同じくらい小さくて、しっかりした性格なのにどこか抜けてて、服装にも無頓着だけど身なりを整えたら結構垢抜けるタイプで、由鷹にあてがうみたいに出てきたな〜なんて思ってしまい、そういう思考にも辟易しました。
面白い!大好き!!なところと、それはちょっと勘弁してください…なところがあって、これからこの比率がどうなるのか非常に不安ではありますが、今のところ由鷹への愛が優っているので、このまま読み進めようと思います。