卯ノ花さんちのおいしい食卓 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 318
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086800389

作品紹介・あらすじ

失業、住んでいたアパートが火事で全焼……。身寄りのない若葉を仮住まいさせてくれたのは、近所のちょっと変わった一家。そこにいる少女の姿が見えているのは、若葉だけで!? 不思議な家族の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 身寄りのない少女と変わった家族の話。皆色々あるけれど美味しいご飯を一緒に食べたら幸せだと思う。誰かとご飯を食べたい人に。

  • 一気読みしたので、レビューは3巻にまとめて書きます。

  • 図書館の本 読了

    失業、そして住んでいたアパートが火事で全焼…。身寄りのない若葉を仮住まいさせてくれたのは、近所のちょっと変わった一家。
    そこにいる少女の姿が見えているのは、若葉だけのようで!? ほんのりあったか、不思議な家族の物語!

    初読み作家さん。
    ここまで不思議な話だとは思わず手に取ったんだけれどもなかなかファンタジー。
    若葉がどうなっていくかがメインストーリーだとは思うけれどもその辺は登場人物のエピソードでちょっと足踏み感があった。
    3冊シリーズみたいなので2巻も読んでみようと思う。

  • 悲しい過去をもつ人たちが集まって食卓を囲む。血は繋がらなくとも家族なんだなあ。あやかしに食べ物、と最近よくある設定だけどなかなか良かった。切ないけどほっこり温かい話でした。続きも気になる。

  • 「おにぎりの章」
    全てを失った時に出会いは。
    これだけの事が一度に起こってしまったら、どれだけ強い人であったとしてもキャパオーバーし心が折れてしまいそうだな。
    いくら最低な事をされたとしても、相手を心の何処かで想っている限り希望を捨てられないのだろうな。

    「コンビニ肉まんの章」
    二人がここに行き着いた訳。
    お金や地位があるに越したことはないが、自らを特別と思い込んで世間とは違うと上から見るようになったら終わりだよな。
    今現在幸せな日々を過ごせているのであれば、辛く苦しい時間は無くてはならないものだったのかもな。

    「焼きりんごの章」
    永年の時を経て約束を果す。
    目の前で大切な人を失う辛さを何度も体験してきたからこそ、最期の別れの瞬間がどれだけ大事か知っているのかもな。
    知れば知る程お伽噺の様な話であるが、当時から気付いていたからこそ追い続けていたのかもしれないな。

    「バースデーケーキの章」
    おめでたい日のはずだが。
    楽しい思い出が積み重なって行く日のはずが、たった一度の出来事のせいで何処か心に穴が空き何だか虚しく感じるかもな。
    どれだけ優しさが詰まっていたとしても、捨てた事実に変わりは無く余計に辛さが増したかもしれないな。

  • 最近は人とのふれあいな読みやすいお話が気に入っていて、このお話もそんな感じかなと借りてきました。
    卯ノ花さんちにみんなが集う経緯も書かれていて、日常の中にちょっと不思議があるお話も好きなので満足です。

  • ごはんはスパイス程度。不老長寿の一族と、捨て子や家出、戦時中を生きた過去を抱えたあったかい集まり。

  • 料理メインではなくそれを囲む人たちのファンタジーです。

  • 突然の失業に、追い打ちをかけるかのようにアパート全焼。
    管理人の紹介により一時住まいを提供してくれた家は
    奇妙な家族関係だった。

    人に過去あり、ですが、主人公は当然のことながら
    家主の過去も語られてしまってます。
    連続短編で進んでいくので、非常に分かりやすく
    読みやすかったです。
    そして食べ物が美味しそうでたまりません!!
    こんなカフェ、行ってみたい…w

  • 思ってた話しではなくまさかのファンタジーだったけど、面白かった!

    続編も読んでみようかな。

    2017.8.23 読了

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