新釈 グリム童話 ―めでたし、めでたし?― (集英社オレンジ文庫)

著者 : 谷瑞恵 白川紺子 響野夏菜 松田志乃ぶ 希多美咲 一原みう

• 集英社 (2016年3月18日発売)

感想・レビュー・書評

[mimmさんの感想 · 2019年8月5日]

6人の作家さんによる、グリム童話現代バージョン。各々の個性できゅんとなったりくすりとしたり、切なくなったり。どれもラストは清々しい風を感じる短編でした。シンデレラの継母がまさか？のシチュエーションとか好き♪もっと色々読んでみたいなぁ♥

[ともりぶさんの感想 · 2018年2月1日]

白雪姫と眠り姫が面白かった。かえるの王様は元々不愉快な話だけど、より気持ち悪くなっていた。

[本読み隊さんの感想 · 2016年6月12日]

売れっ子コバルト作家による珠玉の短編集。
もとの物語のあらすじを一ページにまとめて紹介してから、現代風にオマージュした作品が始まります。元の作品のどの辺りの要素に作者がひねりを加えたのか理解しやすく、読みごたえのあるアンソロジーです。
「めでたし、めでたし？」という副題のとおり、能天気なハッピーエンドの恋物語ばかりを集めているわけではなく、恋に友情に、中にはゾッとするものもあったり…(響野さんの！)、大人乙女が楽しめる構成となっております。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5150.html

著者プロフィール

三重県出身。『パラダイスルネッサンス楽園再生』で一九九七年度ロマン大賞佳作に入選しデビュー。「伯爵と妖精」シリーズ、ベストセラーとなった「思い出のとき修理します」シリーズ、「異人館画廊」シリーズ、『がらくた屋と月の夜話』『まよなかの青空』『あかずの扉の鍵貸します』『ふれあいサンドイッチ』など著書多数。

「2023年 『神さまのいうとおり』 で使われていた紹介文から引用しています。」