- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086800730
作品紹介・あらすじ
他人の意識が見えてしまう能力を持つ砂子は勤めている寝具販売店で奇妙な客にスカウトされる。彼の名は、九条桜舟。催眠療法士の彼に、患者が苦しむ原因を取り除く“獏"に勧誘されたのだが…?
感想・レビュー・書評
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イケメンぞろぞろなんだけども、ときめき要素はあんまりない。けど、私は主人公の砂子さんが好きで、そのおじいちゃんもとても好き。おばあちゃんの「自分を救うのは、他人への善意」という言葉が私の中にとてもぴったりきた。
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砂子がしっかりした大人で、桜舟にもきっちりNOと言える所が良かったです。
ミステリでは無いと思いますが楽しく読めました。
高級寝具が羨ましい。 -
他人の夢を、触れることによって視てしまう主人公。
職場で働いているある日、やってきたのは催眠療法士に
主人公は獏だ、と言われる。
自分の内部を知られるのは、当然嫌な事。
嫌な思い出となってしまったそれを
どう使っていくか、という話。
そんなに割り切っていけるなら、最初から
苦労してない、という話でもありますが。
スカウトされた編、お手伝い編、と
2本の連続短編集。
どちらも相手はありそうな性格ですが
身近にいないのは、2本目、かと。
とはいえ、挫折を味わった事がない、というなら
こんな状態になるのも頷けるかと。 -
特殊な能力を持った女性と、トラウマ持ちらしい催眠療法医(日本では療法士とでも書いたほうが良いかな)の話。
キャラクター紹介と導入で成り立ってる気がするので、次読まないと分からないかな。 -
掴めない催眠療法士 九条桜舟
制服姿で不眠症の藤堂雪哉(推定14、15)
派手な柄物シャツで女言葉の蓮司(推定27)
穏やかな料理上手の内藤さん(推定42)
それぞれと人物と主人公・阿形砂子の関係が
今後どうなっていくのか、きになります。
導入からつっかえることなくするっと読め、
最後までとても楽しかったので星は5つ。
サイコロジカル・ミステリーとなっていますが
ミステリー要素はそんなに感じられません。
普通に現代ファンタジー小説として読むのがいいかなと。