- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086800891
作品紹介・あらすじ
大正時代。『鬼の家』の異名をもつ伯爵家の令嬢・香澄の前に蘇ったのは先祖代々の守り神である悪路王! 香澄は彼に名を付け使役することにしたのだが……!? 風変わりな女学生&甘党の鬼の妖事件簿!
感想・レビュー・書評
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ラストで香澄の背後にいたのは糸の霊なのか或いは別の妖か…。朧もとい悪路王が強すぎて盛り上がりに欠ける。次巻でもっと強い鬼が出てくることを期待。丸木さんの書かれる鬼!大正!執着!全てがツボです。キャラクターも魅力的なのでもっと読みたい。瑤子と踊った後の独白で朧が香澄より一枚上手、そして香澄(と鈴鹿)に大層執着していることが窺えて悶えました。表紙も美しくて素敵。(一瞬CL⚪︎MP先生のイラストかと思ってしまった)
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作者さん目当てで買いました。
思ったよりずっといい意味で癖がなく、読者を選ばない読みやすさがあるけれど、ちょっとしたキャラクターの個性に作者さんらしさを感じて楽しかったです。 -
好きな人にはたまらない
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わりと定番なお話だけどキャラも良くて楽しかった。続いてるみたいで嬉しい。
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家で祀っていた鬼が目覚めてしまったのだが
まだ寝ぼけていたのに付け込んで、主従関係に。
この主人公、非常に女の子です。
好きなものの範囲はあれですけど、やってる事が
貴族のお嬢様よりはまだ可愛い感じ。
とか思っていたら、最後の最後で狡猾さが!
人知れず、も大事ですが、蹴落とし方が素晴らしい。
賞賛に値しますw
そんな主人公に使役される事になってしまった
羊羹好きになってしまった鬼。
これが偉大な…と疑ってしまいそうな、羊羹好き。
ここまで羊羹ひとつで一喜一憂するのも面白いです。
まぁ鬼なので無邪気です、といわれたら
そんな気もしなくもないですが。
1話目はともかく、2話目3話目となると
結局一番怖いのは人ですよ、と思います。
特に2話目…話よりも、先輩が怖いです。 -
主人公の香澄と朧の、いや、主に朧の言動が軽快なので、表紙やタイトルほどおどろおどろしい感じはなかったです。
大正という時代の雰囲気も、キャラクターたちもとてもよかったけれど、今回は序の序という感じ。
もっと悪路王の過去のこととか突っ込んだ話が読みたかった。
続編の方にあるのかな? -
■恐ろしいのは鬼か、人か…
時は大正。坂之上伯爵家の令嬢・香澄は、退屈な日常にうんざりしていた。そこへ現れたのは、代々祀ってきた悪路王。香澄は彼に朧という名を与えることで、主従関係を結んでしまった。少年の姿をした朧は、世の中にはびこる鬼を喰らって力を得るという。腹をすかせた朧のために、香澄は街へ出かけてみたのだが…? 煌びやかな華族世界を舞台に描く、あやかし事件簿!