下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)

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著者 : 白川紺子
制作 : 井上 のきあ 
  • 集英社 (2016年7月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086800914

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下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)の感想・レビュー・書評

  • やっと読んだ最新刊。今回は鹿乃の両親のこと、慧の父親の確執の真相などが描かれていると同時に、ついに(私の)春野くんが鹿乃に告白という。
    お兄ちゃんとまほちゃんが出てこなくてぐぬぬ!! 次回こそは。
    慧の両親というか、父親はどうも同情しきれなかった。100パーセント悪いわけじゃないけど悪いところもあるし……。
    慧が受け入れづらいのもそのせいかなぁ。
    春野くんとの今後が気になる。

    余談ですがこの夏、下鴨神社に行って御朱印をいただいてきました。

  • 【下鴨アンティーク4作目】毎回素敵な着物が出てきて本当に楽しみな作品。今回も色々あったけど1番気になるのは鹿乃と誰が恋に落ちるか。慧ちゃんなのかはたまた春野なのか。個人的には2人とも好きなキャラだからどっちでもいいけど…今回の話の流れだと慧ちゃんの元から逃げた鹿乃が春野とって考えちゃうような内容だったな。恋の行方も気になるけど、やっぱり不思議な着物と色んな花や歌なんかが出てくるのがとても素敵。早く次作も読みたい。

  • 訳ありの着物の謎をひも解いていく。
    シリーズも回を重ねるごとに、何となく落ち着いてきた感じがします。

    そして、鹿乃ちゃんも、少しずつ成長していく姿が読んでいてほほえましいです。

    慧の気持ちの変化が今後どのように表れてくるのか、二人の関係がどのように進んでいくのか、できればハッピーエンドがいいなあと思います。

    曾祖父母のエピソードも素敵でした。

  • どうせならゆっくり読みたいと思って置いていたら、今になってようやく読めました。
    今回は野々宮家のルーツ(これがどの代も仲のいいことで。笑)と、複雑な慧の出生にまつわる話が全て出ます。慧が父親を許せないのと同じように、鹿乃は物心つく前に失った両親を改めて知った以上、慕うのを止められない。
    そして慧も、ずっと大事にしてきた宝石をそのままにはできないことに気付いてしまった、というより問答無用で気付かされて、でもそれが大事だから一歩を踏み出せない。春野くんの牽制で慧が引いちゃうのか、鹿乃が曾祖母のようにぶつかっていくのか、気になります。
    ていうかこの二人が纏まってくれないと、シスコンの良鷹君は嫁探しもできないような気がします。

  • シリーズ第4弾。
    今回、鹿乃が2歳の頃に亡くなったの両親の姿が描かれていて嬉しい。優しい鹿乃にしては今まで両親に対して余りにも感情が薄味だったのが気になっていて。思い出が無い分思い入れも無いのかと思っていたけど、怖かったんだね。両親の死を認める事が。生前の両親を想うという事は同時に亡くなったという事実を突きつけられるという事だから。ぼんやりとしたまま認めたくはなかったんだと知って、心が重くなった。でも、思い出が無いわけではない事に救われた。
    兎の話も素敵。
    もっと続きが読みたいなぁって思った。

  • 今作はこれまでの中で一番浸れました。

    それぞれの時代に それぞれの連れ合いを
    想い合いながら その想いを交わすことなく
    心ごと体ごとすれ違ってしまったご夫婦も

    最期の時を迎えてようやく
    その想いを着物や帯などに託した方も

    どのお話も その時代時代の古都の風情と
    明治から昭和までのモダニズムが融け合う
    不思議な京都に包まれて 優しく狂おしく
    胸に沁みわたりました。

    もっと単純に私は この文庫本の表紙絵と
    同じく 背景も人々も物語も風物もお料理も
    全てを本当に本当に美しいと感じています。

    かつては冷たさを感じていた京都に
    仕事の関わりで触れ合うことが増えてから
    私は京都に魅入られはじめたのです。

    あーだいすき。この世界。

  • 京都は下鴨にある屋敷で、祖母が遺した「いわくつき」の着物の謎を解き明かしながら高校生活を楽しんでいる鹿乃の物語、4作目にあたる。
    鹿乃の今は亡き両親や、曾祖父母のなれそめめいた物語も収録されていて、ちょっとしたスピンオフのような印象の短編が目についた。
    本編の現代の話では、居候の慧の過去が明らかになり、鹿乃と慧の関係も少しずつ変わっていくような示唆がある。
    読んでいて、うーん、少女小説、と照れくさくなってしまった。

  • アンティーク着物にまつわる謎を解く・・・ちゅうでも、四冊目になったらええ加減ネタも尽きてきはるんちゃうん・・・。
    とか、余計なことを思ってすいません!

    (ほんまにな)

    今回も、めっちゃ面白かった・・・。
    このシリーズも「いつか買いたい本」リストに入れたい。

    鹿乃と慧ちゃんにもちょっとだけ進展があったり(まさかここにこっち方面の進展があるとは・・・)、慧ちゃんと田村先生の関係がちょっとだけ終着を見せたりと、こちらも大変面白かった。
    特に田村先生と慧ちゃんに関しては、もっとおどろおどろしい展開が待ってるのかと(前作を読んだときに)ヒヤッとしたけど、私が心配していたようなことはなさそうなのでよかった。

    (野々宮家を裏切る、とか、そういう方面でのおどろおどろしさ・・・)

    鹿乃もあと半年で高校を卒業するのか・・・。こういう世界観は、女学生(女子高生にあらず)ならではなんやろうなあ。
    卒業しちゃったらシリーズ終了かなあ、と、思ってたけど、今回の慶介、信篤の話がめちゃくちゃよかってん・・・!


    小説を読むときは基本シンクロして楽しみたい私としては、正直、鹿乃とその周囲に関してはまったくシンクロできる要素がない。
    ないよ。ないやろそりゃあ。
    でも、ぶっちゃけ憧れるところはなくもない・・・(笑)。

    イヤー、十代ならともかく、四十も超えてこの世界観を「憧れる」とかって、もう恥ずかしいですやんね!?
    夢見すぎですやんね(笑)! わかってる!! わかってるけども!!

    でも、慶介や信篤の世界を
    「素敵やなあ・・・」
    と、思ってみるのは、許される気がする・・・。

    何やの、舞台が平成やったらコッ恥ずかしいのに、大正やらギリギリ昭和中期なら「ロマン」で許されるのか! なんだそれは(笑)!!

    それにしても、野々宮さんちって、陰陽道を家職にしてはる家系やっけ・・・。
    下鴨で陰陽道を家職にしてる家系のお孫さんの話、あったよね、ほかにも・・・(笑)。@我が家は祇園の拝み屋さん

    どちらも面白くて好きです。

    ちょうど、伏見へ行った翌週に読んだから
    「ああー、あのへんなのね!!」
    と、珍しく雰囲気を想像しながら読んだよ。

    そもそも、真如堂もめっちゃ目に浮かぶ。
    鹿乃と良鷹、慧ちゃんが座って話したお堂の階段も
    「ああ、あそこか・・・」
    と、ちょっとニヤニヤしちゃう。

    あとは、文字で書かれている着物がどんな感じなのかが想像できればいうことないんやけど、こちらは知識もないので、無理だ(笑)。
    さぞきれいな着物なんやろうなあ、と、ざっくりとしたイメージで読んでおります。
    でも、このシリーズを読んで着物の想像ができひんって面白さが半減してへんかな。大丈夫かな。(;^ω^)

    だって、枯れた菊の柄ってどんなんよ? 最初に鹿乃が蔵から出したとおり、咲き誇ってる菊柄のほうがよほど想像しやすいわ・・・。
    わびさびはほんま難しい。それをわびさびに入れていいんかどうかもわからんけど・・・。


    かけちがえた釦ってこの世にはたくさんあって、うまくいかない相手のほとんどが、かけちがえてしまったことが原因ちゃうかなと思っている。
    (おめでたいか)

    生理的に受け付けないとか、決定的に無理とか、そういう相手はなかなか存在しないと思うのよね。
    どこかで釦をかけちがえた結果、二度と修復できないようになってしまっている関係なら、ごまんといる。

    そうはなりたくないから、口に出しておこうと思いました、と、いう汐子さんすてき。
    と、いうか、著者って、芯のしっかりした、けれど押しが強いばっかりでない女性を書くよなあ。
    女性が憧れるような女性像じゃないかしら。それとも、私が憧れてるだけ... 続きを読む

  • 下鴨アンティーク第4弾。

    今回は子供扱いされたくないと、自力解決を目指す鹿乃の1人行動がメイン。
    鹿乃に好きな人がいると知って動揺する慧は今回動きが鈍い。

    ぐうたらだけどポイントを押さえる兄が代わりにアッシーとして付き合うけど、なにも言わずに付き合ってあげる兄の心境はどうなんだろう。
    小さかった妹が成長して、感慨深いのか寂しいのか、慧ほど記述が多くないのでまだわからない。

    今回は両親に関わるエピソード。
    一緒に過ごした記憶をほとんど持たない両親の話は、鹿乃にとっての家族(祖母や兄)を悲しませる話でしかなかった。
    知りたい気持ち < 悲しませたくない気持ち
    で好奇心を押さえる鹿乃は優しい子。

    次は慧の両親に関するエピソード。
    慧の反応で何となくわかるけど、離婚の泥沼エピソード。。
    自分でどうにもできない事への陰口って辛い。。近所には愛人の子って蔑まれ、不倫した相手の子だと親戚にも冷たくされて、嫌にならないわけがない。
    彼の氷は相当分厚そうだ。

    そんな中で春野さん爆弾投下!
    そしてここで終わるの!?
    殺生すぎる!

    春野さんって今をときめくロールキャベツ男子だけど、何だかんだ言って鹿乃のペースに合わせてくれなそうだから、鹿乃にとって良いかはハーフハーフって感じがする。
    春野さんの強引さを、頼りがいがあると鹿乃は感じなさそう。
    でも同世代のお兄さんのからかいに、もう!とか言って噛みつく鹿乃もアリのような…。

    慧よ頑張れ!

  • シリーズ四冊目。
    京都の下鴨に住む主人公・鹿乃の家にある蔵の中には、不思議な着物がたくさん眠っている。
    持ち主の想いによって不思議なことが起こる着物を完全な姿に戻すのが鹿乃の役目。
    その着物の話メインの短編連作。
    今作は、鹿乃が小さいときに亡くなってしまい、記憶がほとんどない両親の馴れ初めに関わる着物の話や、想いを寄せる下宿生の慧の両親の話、さらに鹿乃の曽祖父母の話が出てくる。
    慧の両親の話を知ることで、2人の関係も進んでいくが、鹿乃が自身の両親のことを知ろうとすることで、彼女自身が成長していくストーリーにもなっている。

  • シリーズ4冊目。
    鹿乃や慧の両親の話、鹿乃の曽祖父母の話、今回は身内の話が多かったです。作者は年の差やツンデレカップルが好きなのか…。
    身内の話が多い中、1番印象に残っているのが、唯一身内の話ではない「星の花をあなたに」です。桔梗の花に手紙を付けて送るなんて風流ですね。
    「神無月のマイ・フェア・レディ」では春野がついに本格的に動き出しました。色々葛藤があるのだろうけど、慧はいい年してはっきりしないと「ピグマリオン」のようになるぞ。

  • ほっこり(*´ω`*)
    京都が舞台。祖母の着物にまつわる不思議を題材にした「下鴨アンティーク」シリーズの4巻目。

    鹿乃の両親の出会いの話、慧ちゃんの過去と鹿乃と慧の関係のちょっとした展開、そこに春野の言葉、最後は鹿乃の曾祖母、曾祖父の打ち解けたお話。ほっこりしつつもキュンキュンした!曾祖母、曾祖父の金烏月兎のお話(「兎のおつかい」)好きやわー。

    読んでると着物を誂えたくなってきました。

  • 今回はご両親と曾祖母祖父のお話中心。
    途中、彗ちゃんの話入ってきましたが順番的には助かった。
    ほっこりする話→後味悪い話→ほっこりする話で救われた。
    あと女性陣が全員強気なのもいいです。
    曾祖母さん、直球すぎて可愛い。
    「恋をしてはいけないでしょうか」なんて言われたら舞い上がってしまうよ

  • 鹿乃の家族のことがだんだんわかってきた。

  • 妹より譲り受け本。
    シリーズ4、5作目をまとめてもらっていて
    今回も京都に出かけている間に読みました。

    今回は鹿乃の亡くなった両親の話
    慧の生い立ち
    曾祖父・曾祖母についてのお話等
    身近な人たちの話でした。

    慧と鹿野の仲は少しだけ前進、春野もちょっかい(?!)

  • 鹿乃の両親の話が別章で出てきます。
    慧のお父さんの話もちらり、また春野もレギュラー化してきて、これからどうなっていくのだろう。

    内容(「BOOK」データベースより)
    京都、下鴨―。ある日、喫茶店店主の満寿から両親の話を聞かされた鹿乃。鹿乃の母は満寿の店の前身である喫茶店「玻璃」で働いていたウエイトレスで、父はそこの常連客だったという。鹿乃は稲妻が描かれた帯を手がかりに、幼い頃に亡くなった両親の馴れ初めをたどりはじめる。また、蔵から出した枯れ菊の着物が、慧の父親に深く関係しているものだと知り…!?それぞれの「過去」が明かされるシリーズ第4弾。

  • 登場人物たちの親のお話、鹿乃と良鷹の両親と、慧ちゃんの父親のエピソードの違いになんだか切なくなります。鹿乃と慧ちゃんの仲も、進展したような遠ざかったような…。春野くんは不穏です。ふわふわした空気のなかに、しっかりしたものも感じるシリーズです。

  • 不思議な現象の起こる着物を元に戻すお話、第四弾。今回は鹿乃の亡くなった両親の話も登場〜。慧の生い立ちについても出て来たし、曾祖父・曾祖母についてのお話も。しかし、慧と鹿乃の関係はなかなか先に進みませんねぇ。春野がちょっかい掛けてきたって言うのに…。少しづつしか前に進まないので、こちらがやきもきしちゃいます…。

  • 相変わらず恋愛の方はじれじれですが、それなりに進展しております。かなり抑えている慧の内面を読み取れると、ムフムフできます。そして、鹿乃が警戒する男・石橋春野の言動に注目!!
    とはいえ、メインよりサブストーリーが充実。過去などがあきらかになったり、鹿乃の両親の物語や、慧の父親の登場で慧の苦悩を知ったり、曽祖母の時代のおまけなど、過去を知ることで内面の成長を感じさせる巻でした。
    詳細は下記
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5271.html

  • シリーズ4作目。やっぱり面白いです。今回は鹿乃・千鶴(母)・芙二子(祖母)・汐子(曾祖母)と野々宮家四代女性のお話。特に汐子、可愛いなぁ素直で!鹿乃の亡くなった両親が初めて詳細に語られたのも良かったです。ツンな千鶴がデレに転じた瞬間もいつか描いて欲しい。慧の出生も明らかになり、その過程で鹿乃との親密度も格段に前進しました。そろそろ…でしょうか(笑)次巻が本当に楽しみです!

  • 今回もすごく好きでした!
    恋愛ものってあまり読まないんだけどここで描かれている恋模様はどれもすごく素敵で引き込まれます

  • ようやく主人公のまわりが大きく動きそう…! 番外編も面白かった、京言葉ときめく。

  • 親。祖父母、世代が前の人たちの恋愛模様が「上品で奥ゆかしい」の一言に尽きる。ロマンティックに興味のない乾いた自分も、ついウットリしてしまいました。

  • あくまでもライトノベルでさくさく読めるのだけれど、着物にまつわる謎(桔梗がこぼれ落ちる着物、など)を解き明かしていくストーリーに引き込まれるのは、着物に興味があり、京都は下鴨に愛着があるからなのか。
    自作が今から待ち遠しいシリーズ。

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下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)の作品紹介

ある日、喫茶店店主の満寿から両親の話を聞かされた鹿乃。雷柄の帯を手掛かりに、亡くなった両親の馴れ初めをたどることに。また蔵から出した菊柄の着物は、慧の父親に関係が…? 過去が明かされる第4巻。


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