鍵屋甘味処改 4 夏色子猫と和菓子乙女 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 270
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086800976

作品紹介・あらすじ

淀川と祐雨子の関係が気になるこずえ。テスト前で鍵屋への出入りを禁じられた中、こずえが通う高校のプールに不審物が投げ込まれる事件が。鍵を開けられた形跡があり、鍵屋として淀川が呼ばれ……?

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。するする読めます。
    でもこずえも淀川さんもじれったい~!と思ってしまいますが、こずえが未成年者だから!と止めている淀川さんはやっぱり素敵です。でもこずえの水着姿の写メはまんざらでもないのね。
    こずえを猫と思ってるところも萌えるな。。
    しかし淀川さんの過去、あんなんじゃそりゃ女性に対して歪むわ…と思いました。祐雨子さんも切ない。
    こずえの本当の祖父母と夏帆さんの関係がとても素敵でした。
    じれったいので続きが気になります。

  • 恋心に気づいたこずえ。
    こずえの恋心に気付きつつある淀川との微妙な距離の4巻。
    祐雨子の淀川への恋心ともあいまり、複雑さをみせる人間関係。
    鍵の話より、恋愛がメインだった1冊

  • 4巻がこれまでで一番よかったです。第一章から第二章の推理物は相変わらず少し微妙で、こずえのもやもやした気持ちに読んでいて辛くなって来たけど、第二章の終わりの祐雨子さんと多喜次の会話がいい。そして、第三章がもっといい。実祖父母の義母に対する信頼感と暖かさも素敵だし、昔の実父母、義父母のことがわかってとてもよかったです。ただ、また3巻の終わりに続いて、4巻の終わりにもこずえの想いが言葉になってしまうのですが、5巻はどうなるのかな。

  • こずえちゃん、17歳だからなぁ。そう簡単にらぶらぶ、ってわけにはいかないよね(笑)アキちゃんの行動力すごい。

  • 巻を追うごとにだんだん鍵屋から舞台を移したストーリーが増えてきましたね。こずえの学校が登場する本作もその好例といえるでしょう。そしてこずえ、淀川、祐雨子の三角関係(?)も本作あたりから、いっそう色濃く描かれるようになってきました。なんとなくの結末、また当人たちの想いも読みながら想像できてしまうだけに、読み進みにつれこずえの態度や考え方がちょっとじれったいというか、回りくどいというか…。

  • 淀川の過去やゆうこさんの気持ちとか決意が何となく悲しい感じがする。

  • 高校プールの侵入者やこずえの祖父母宅へ誘導される淀川等。よそよそしさに揺れストーカー騒動等で祐雨子に嫉妬するもどこか軽やかで淀まないこずえが心地好い。実母関連の重みも落ち着く。過去来る者拒まずだった淀川も染み入る。傍にいると幸せなこずえが淀川目線だと警戒する猫になってしまう落差が可笑しくて可愛い。

  • いつものほっこりベースではなく、こずえが過去と向き合う少し重くて苦しかったり、恋心がはっきりしたのに勘違いから切なかったりした一冊だったかな

    今回、アキが仕向けたって背景があったとは言え、祐雨子がちょっと意地悪で少し嫌いになりかけてしまった
    でもまあ、やっぱり淀川さんを好きだったんだね、ってなると、あの時失恋して、友達で居たいと思ってるとは言え、吹っ切れきれてないって思うと、仕方ないのかもね...
    早く新しい恋が見つかるといいね!
    でもあのストーカーさんがどうもくんだったとは言え、あんなあっさり彼を許すのはちょっとおかしいかと思うよ?

    途中までは淀川さんもなー鋭いんだか鈍いんだかでちょっともやもやしてたけど、後半は早川とお母さんの画策のおかげもあってか、だいぶ自覚的なのが出て来たんじゃないかなと...
    こずえの勘違いが正されて、彼も腹括らないとこの二人はまとまりそうにはないけどね
    次回が最終回みたいだから、どんな形に収まるのか気になるなー

  • 初版だからか明らかなミスが?
    アキちゃんが2人いることになってる箇所がありましたw

  • 淀川のほうがだいぶまっとうになってきたのでは?ビクビクするこずえを猫の警戒心に例えるところが面白い。

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著者プロフィール

オリジナル小説サイト「小部屋の小窓」で小説を掲載、『華鬼』で書籍デビュー。「海上のミスティア」シリーズ、「花宵の人形師」シリーズ、「恋するエクソシスト」シリーズ、「鍵屋甘味処改」シリーズなど著作多数。

「2020年 『山神よろず相談所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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