ゆきうさぎのお品書き 熱々おでんと雪見酒 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
3.84
  • (34)
  • (63)
  • (52)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 746
感想 : 45
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086801164

作品紹介・あらすじ

ある日、店に訪れた女性客と店主の大樹が親しげにしていた。女性は大樹の弟、瑞樹の妻だという。店を訪ねてきたことには理由がありそうだが、話したくないようで? “おいしい"シリーズ第3弾!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人々の優しさと大樹の人を幸せにするご飯の数々に、読んでいる私も素敵な時間を過ごせました。
    このシリーズは読み手を決して不快にさせません。
    また出てくる料理も私たちに身近な料理や一度は食べたことのあるご飯たち。
    読み終わるとごちそうさま、と言いたくなるような素敵な物語でした☺️

  • シリーズ第三弾。

    小料理屋〈ゆきうさぎ〉を巡る“おいしい”ハートウォーミングストーリー。連作四話+序章&終章が収録。
    そして、この巻から巻末にレシピがついております~♪(今回は“牛肉のしぐれ煮”と“おやき”)

    大樹の弟・瑞樹の妻で大樹の幼なじみでもある、ひかるが何故か変装して〈ゆきうさぎ〉を訪れます。
    大樹の実家の家族の好物ばかりを注文するひかるには、どうもお悩みがあるようで・・。

    はい。今回も大樹のお料理に癒されております~。
    瑞樹の好物“牛肉のしぐれ煮”。10年前に人生に挫折していた男性を救った“熱々おでん”。仲違いしたオジサンたちの仲直りの橋渡し役(?)“だし巻き玉子”。商店街活性化のイベント用の限定メニューの“おやき“等々・・。
    個人的には、巻末レシピにも抜擢(?)された、“おやき”(具は“ナスの肉味噌炒め”と“林檎とさつまいも”)が特に美味しそうで食べたくなりました。
    大樹のソツのなさは相変わらずで、大学祭でから揚げの模擬店を出す碧の友達に作り方を指南したり、瑞希の好物のしぐれ煮をうまく作りたいひかるに協力したりと、いいヤツぶりを発揮しております。
    そして、シリーズ一作目で、〈ゆきうさぎ〉が嫌がらせを受けるきっかけになってしまった記事を書いたライターさんとも和解して今日も平和な〈ゆきうさぎ〉です。
    そういえば〈ゆきうさぎ〉のスタッフは店主の大樹をはじめ、バイトの碧(タマ)と菜穂(ミケ)も20代という若さなのですが、常連客の年齢層がお高め(てか、ほぼオジサン)なんですよね。
    大樹の料理が、先代女将の味をしっかり引き継いで美味しいというのは勿論ですが、スタッフ三人の人柄が居心地の良い空間を作っているのかなぁ・・なんて思います。
    話の内容でもありましたが、駅ビルに押されて、生き残りが難しい商店街の中で、いつまでも地元の人達に愛される〈ゆきうさぎ〉のようなお店って素敵ですよね。
    大樹と碧の仲の良さが増していっているのも微笑ましい限りです。

    終盤では桜屋洋菓子店の息子で、南青山のパティスリーで働いている蓮がロンドンに行くかどうか迷っていましたが、どう決断するのでしょうか・・。
    今回出番の少なかった、野良猫の武蔵&虎次郎の活躍ももっと見たいので、その辺含めて次巻に期待したいですね。

  • シリーズ3作目。
    駅ビルと商店街のそれぞれの良さ。
    昔話を挟みつつ、ほっこり読めます。

  • ☆4

    シリーズ第3弾

    今作もほっこり温かい気持ちになりました❁⃘*.゚
    「牛肉のしぐれ煮」と「おやき」がとっても美味しそうでした(*´˘`*)♡

  • 面白かった。相変わらずすべてがおいしそう。碧と大樹の関係が気になる。

  • ・大樹の弟の奥様登場。
    トラウマな出来事により、自分に自信がなくなり、仕事も出来なくなった悩みを抱いて来店。

    ・駅前再開発による商店街の土地売買にまつわる話
    二進も三進も行かなくなった男性、和菓子屋と洋菓子屋の溝

    ・梅雨の時期の客寄せキャンペーンで新作おやき誕生

    どれもこれも、見守る温かな姿勢の大樹とおいしいご飯に囲まれて、少しずつ誤解や悩みが和らいでいく。
    どちらにせよ、人間関係は対話してこそなのだけど。

    碧と大樹は牛歩のようで、その距離縮まらず。笑

  • いつもの様に温かい話が満載でした!大樹さんの家族のお話だったり、過去にあったツケが時を経て出会いとなって帰ってくるとか心に染みるお話が多かった気がします!星花ちゃんの恋物語も必見だけど、タマちゃんの恋の行方も焦れったい感じがしますw他にも新たな出会いと物語と出会うために、次巻も読みたくなります(*´ω`*)
    巻末に多分、ゆきうさぎで出されている料理のレシピが載っていました。牛肉のしぐれ煮とおやきです。甘いものからおかず系もあるので、挑戦してみたくなりました!

  • 久々に読んだからか、いつにも増して美味しそうでした…和菓子もね!!

    そして若い子たちの色恋沙汰はほっこりします。
    あと猫可愛い。

  • シリーズ第3弾。新キャラクターも好印象!
    おいしいものは人の心を軽くして、楽しい気分にさせてくれる‥その通り!おいしいものを食べてる時、怒っている人はいないものね♪

  • あの騒動にもきれいに決着がついてよかった。
    商店街と大型モール、それぞれにいいところがある。共存できるといいのだけど。とにかく、旧友間のわだかまりはきれいに溶けてなくなって一安心。
    蓮くんの将来に関わる大きな分かれ道が示されて、続きが気になる。
    巻末にレシピが掲載されているのも嬉しい♪

全45件中 1 - 10件を表示

小湊悠貴の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×