契約結婚はじめました。 2 ~椿屋敷の偽夫婦~ (集英社オレンジ文庫)
- 集英社 (2017年11月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086801560
作品紹介・あらすじ
“椿屋敷"に住む19歳の香澄と、若隠居と呼ばれる柊一は仲のよい夫婦。だが実はワケあって結婚した「偽装夫婦」でもある。そんな椿屋敷で嫁姑問題勃発、か……!? ふんわりご近所事件簿、第2巻。
感想・レビュー・書評
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利害が一致したから籍を入れた柊一と香澄。
でも、おなじ空間、おなじ時間、おなじ釜の飯を食べていれば、そりゃお互いの存在が気になってくるに決まっている。
1巻よりも2人の距離はほんの少し縮まってきていて、次巻ではさらにどうなるのか?と楽しみである。
今回は人物紹介ページがあり、4人だけだが登場人物について簡単な説明が載っていたので、読み手としてはありがたかった。
しかし本編で柊一のもとに持ち込まれる相談事は「愛情と誤解」という視点から考えていけば、どれも真相の予想がつくものばかりだった。
また柊一たちの住む、通称「椿屋敷」が語り手という点も1巻とおなじなのだが、どうしても椿屋敷が柊一の祖父の語りに思えてしまい、しかも椿屋敷の願望がちょこちょこ語られるものだから、なんだか混乱してしまった。
語り手の変更は今後もないだろうが、登場人物たちだけでなく語り手がどんな存在であるかで、物語の読みやすさや雰囲気が変わってしまうので、本当に語り手の設定や語り口は重要なのだなと痛感した。
以上の理由から、今回は☆☆☆3つとさせていただいた。
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・姑あらわる!
・晶紀氏と柊一、まさかの全面対決宣言!?
・絢の秘密
……という感じの三本立てです(いや、本当はもっと見どころはあります)。
何気なく手に取った(し、シリーズ物と後で知った)本の中ではダントツにハマっている小説です!
柊一&香澄の日常、丁寧で思いやりの詰まった暮らしにほっこりし、絢&檀のスリリングな関係にやきもきする。
私も恋愛をテーマにした小説を楽しめたんだ、と思わせてくれるシリーズです。
次巻も楽しみに読みます。 -
登場人物が皆愛らしい。
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シリーズ2作目。お互いの利害関係から籍を入れた2人。偽装とはいえ2人の生活を続けるうちに微妙に変化する空気。柊一への想いが分かりやすい香澄に対してあと一歩のところで壁を作る柊一…と思われたがナンノナンノ。無意識にポロっポロっとボロが出てるところが面白い。この丁度いいジレジレ感がたまりません!柊一母の怪しい行動の謎はやや肩透かしだったものの、柊一の謎解きも前作同様、軽く楽しめました。
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柊一の無自覚なデレがキュンと来る。香澄さんの作る物がいちいち美味しそうで食べたくなる。
早く次が読みたいな〜 -
正確に書くと星3.5。
1巻を読んで面白そうだったので図書館で前巻予約して読んだ。
案の定面白かった。
しかもページ数も少ないので読みやすい。 -
檀と絢の話すき。
ただ、もうちょっと頑張ろう檀!
2022.3.13
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本人たちに自覚は無いものの、周りにダダ漏れな恋心のおかげで、周囲も大分収まって落ち着いた良い雰囲気に。ふんわりしていてとにかく可愛い二人。じれじれ、もだもだしているのもまた可愛いです。