- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086801645
作品紹介・あらすじ
昼間のパート募集を始めた「ゆきうさぎ」。応募してきたのは、夫と別居し、ひとり息子と実家に身を寄せているというわけありの主婦で? 店主・大樹と碧の関係にも変化が!? ヒットシリーズ第5弾!
感想・レビュー・書評
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シリーズ第五弾。
若き店主・大樹が作る料理が魅力の小料理屋〈ゆきうさぎ〉を舞台にお送りする、連作四話+序章&終章が収録されております。
※今回の巻末レシピは、第一話「親子丼が結ぶ縁」で〈ゆきうさぎ〉のバイトに応募してきた小学生(!)の郁馬君がに出された“親子丼”と、第二話「睦月ゆずみそ冬物語」で碧の亡き母の元教え子の七海ちゃんが食べていた“味噌グラタン”が載っております♪
前述の巻末レシピにも抜擢されたグラタンや、第三話「おひとりさまに乾杯」で、お客様相談室というストレスフルなお仕事を頑張っている凛々子さんが食べたビーフシチュー等、今回の〈ゆきうさぎ〉は洋食が美味しそうで、洋食党の私としてはどれも食べたくなってしまいました。
さて、ミケさんが〈ゆきうさぎ〉を辞めた代わりに入ってきたのが前述の郁馬君の母親で、訳あってご主人と別居中の鈴原百合さん。
経済的理由で無理してバイトを掛け持ちしていた為、案の定過労で倒れてしまうのですが、百合さんの両親の、実の娘と孫なのにご飯もあげないという冷淡さにドン引きの私でした。
そんな百合さんも話が進むと、“スズさん”と〈ゆきうさぎ〉恒例(?)の猫っぽいあだ名で呼ばれて徐々にお店に馴染んできて、心身共に安定してきた様子だったので何よりです。
そして、皆が気になる大樹と碧の恋模様ですが、“ミスター当て馬”の都築さんや、大樹を意識している中学生の実柚ちゃんに揺さぶられるも、なかなか現在の“心地よい関係”から踏み出せないでいる二人。
またいつものように、この巻もほんわかと終わるのかな・・と思って読んでいたら、ラストは何とも不穏な終わり方でこれは波乱の予感?ってやつですかね~?
最後に大樹に呼びかけた人物は一体誰なのでしょうか?続きが気になりすぎます!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゆきうさぎ シリーズ 第5弾!
今回も温かい気持ちになりました☺️
登場人物たちの人柄や、優しい文章に「ごちそうさま」と言いたくなる作品です。
また、出てくるお料理がなんと美味しそうなことか!!
寝る前に読むのはあまりおすすめできませんが、それほど満たされた気持ちになる一冊です✨
この先の碧と大樹の関係が気になります。。! -
☆4
シリーズ第5弾
前作でミケさんが退職することになり、新しいバイトはどんな人が入ってくるのだろう…とワクワクしながら読み始めました!
本作でも美味しいお料理がたくさん出てきて、ビーフシチューも揚げたての天ぷらも…どれも全部食べたくなってしまいます(*´˘`*)♡ -
少しずつ恋愛要素が増えてきた。
まだ付き合ってないけど、熟年夫婦の雰囲気。 -
シリーズ5作目。
新しい登場人物も増えいろいろな視点から描かれているのが面白い。基本、悪者が出てこないので安心して読める。碧と大輝の今後も気になるところです。 -
ミケさんが辞めてしまうということで、ゆきうさぎはバイトの新規募集中。そこに現れたのは。
・鈴村さん親子登場。スズさんとしてバイト決定。
・花嶋さんの娘・実柚登場。大樹狙い?
・凛々子、風邪を引く
常に変わらないような日常でいて、やはり少しずつ時間は進んで、碧の教育実習も近づいてきた。
実柚がライバルとして登場かと内心ヒヤヒヤ。
タマ、ミケ、クロときて、スズ。
スズは猫につける鈴と引っ掛けているのだろうか?
何はともあれ、もうちょっと進展してもいいような、大樹さん。 -
「ゆきうさぎのお品書き」第五冊目!
ようやく自分の思いを自覚した雪村さんと、碧ちゃん!
ようやくくっつきそうできゅんきゅんします! -
面白かったです。
前巻で大樹と碧の関係が進展するかな、と思いましたがまだでした。
焦れったいような安心するような…でも、最後に出てきた人で、なんだか動きがありそうです。
続きがとても気になります。
ゆきうさぎの料理は今回もとても美味しそうでした。ビーフシチュー食べたいなぁ。 -
おーう、ついに来ましたね。
こういうお話でありがちな恋愛話。
しかも既に両片思いなんだから、ハッピーエンドしか見えない設定。いいですね。
変に期待することも落胆することもなく安心して読める。
とはいえ、ラストで不穏な空気は出ていますが…まあ大丈夫でしょう。 -
菜穂がゆきうさぎを去り、新しいバイトを募集。
家庭に事情があったり、仕事に頑張る人達が次々とゆきうさぎに集います。
碧の自宅も職場も知ってる都築のストーカー要素が高くて薄気味悪いけれど、都築と実柚の登場で碧と大樹の心にも変化が…。
2人の絶妙な関係が暖かくも、少しもどかしい。
碧も大学四年生になり、これから2人が気になります。