おいしいコーヒーのいれ方 Second Season (7) 記憶の海 (JUMP j BOOKS)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 340
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087032635

作品紹介・あらすじ

勝利の不在に心を痛めながら日々を過ごすかれん。ある日「風見鶏」を訪れた彼女は、由里子から思いがけない申し出を受ける……。かれんも新しい人生を踏み出す!

文庫版のセカンドシーズン第五巻と第六巻も同時発売。

感想・レビュー・書評

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  • 久々のおいしいコーヒーシリーズ。発売から3年半も経ってるから、最初は何が何だかさっぱり。今回は勝利の目線ではなく、丈の目線で日本に残された人々のその後を描いているから、割と説明も多く、何ページか読み進めるうちに違和感も消えてきた。何と、このシリーズ、19年も続いているんだそう。それも次回作で終わりになりそうな感じ。寂しいけど、それぞれの結末が楽しみ。

  • かなり久しぶりの再読。
    2021.05.30

  • 由利子さんはいい女性だ。
    辛い出来事も乗り越えて、自分の足で進んでいき、その上で人を大切に思い、人に頼ることができるなんて、憧れます。

  • 続きが気になり読み進め、初めはとにかくみんなが勝利の事を心配している様に涙を浮かべつつ読みふけた。
    知りたかったみんなの近状に満足しつつ…え、あと1冊で終わると言うの?嘘でしょ…?としか思えない。
    うーん、続きをこのまま読むしかないのか…!

  • 言葉で言い表すのが難しいことを、それぞれの登場人物らしい形で話している。
    今回は特に、相手と周りを慮りつつも自分の気持ちを打ち明けるには相当覚悟のいる場面。

    本当にこの著者の言葉選びには毎回感服。
    付箋を付けるとしたら結構な量になるかも…。

    確実に蛇足だけれど…一時期頻繁に帯で目にし食傷気味だった「泣ける~」のような謳い文句の小説とは別次元の物語。

  • 事件後、ショーリがオーストラリアへ行っている時の出来事が丈の目線から語られている(゜゜;)ショーリもツラいけれど、日本の皆さんもかなりツラいな~(T-T)でも心が強く、優しい人ばかり!(^^)日本の皆さんの受け入れ態勢は万全だから、早くショーリに帰ってきて欲しい!じゃないと、かれん が可哀想だ(ToT)

  • 【ネタバレ&毒】勝利がオーストラリアにいる年末年始の怒濤の日本。かれんは働く鴨川のホームを辞める日が近づいて、おばあちゃんと一緒に暮らすために考えているし、由里子さんは辛すぎる事故を乗り越え改装工事を終わらせてジュエリーショップ開業に向けて頑張った。いつもチャラくて調子イイ感じだった丈が、姉ちゃんを心配して勝利にハッパかける手紙書いたりオーストラリアに電話して秀人さんにコンタクトとったり…ずいぶん頑張った、京子ちゃんの「女の子ならでは」の気づかいもイイ。
    →…でもさ。「事故」と「オーストラリア編」「日本編」いる?つながってる?これに重心が移ったら、まっっったく星野も原田も若菜の髪の毛短くなったのも触れられないよね。何を書きたいんだろ?ただオーストラリアが好きでオーストラリア取材して書きたかっただけで何も必然性がなくない?だいたい自分の喫茶店にまだ客がいるのに身内ばかりでそんなヘビィな話する?…「ただダラダラ長いだけの春」みたいな感じになってきたな-さすがに20年もやってると…
    最後に読んでから4年忘れてたんだからもうイイか、て気もしてきた。最初の1話で終わるはずだった話から生き別れの兄妹とか従兄弟同士同居で先生と生徒から恋人に―とかそれを周りに言えないで←なんて隠すほど対したことでもないのに 知らないせいで積極的にチョッカイかけた女の子が逆に拒食とか 、最初の頃の「お互い好きなくせに奥手でなかなか進展しないもどかしさ」とは違う、ダラダラ無駄に拡げすぎた感がある。

  • セカンドシーズン第7巻!
    舞台が日本に戻り、今回は丈視点で物語が進んでいきました。初めは単純で軽い男の子だと思ってたけど、丈は優しくて本当にいい人だと思います。勝利と丈の2人のコンビ、好きです。
    マスターと由里子さんの苦悩、残されたかれんの辛さ、勝利のことを心配している丈。
    勝利視点は今回は出ず、次に何かがありそうな予感です…

  • ようやく本来の話が戻ってきてホッとした。
    そうか、あの時そんな事があったんだって予想していた事がきちんとわかってスッキリ。
    丈目線なのもよかった。
    前の2冊がショーリ目線でツライのはわかるけど海外話があまりにも退屈すぎたので...
    ショーリがいなくてもきちんと時間が進んでるんだな。それにしてもまだまだ先は長そう。
    どれだけ同じような内容で引っ張るんだろう。。。
    もう意地で読んでるけど。

  • とうとうおばあちゃんを引き取るのかな?

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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