劇場版 HUNTER×HUNTER The LAST MISSION (JUMP j BOOKS)

著者 : 田中創 冨樫義博

• 集英社 (2013年12月27日発売)

作品紹介・あらすじ

バトルオリンピアに出場するズシを応援するため、天空闘技場を訪れたゴンとキルア。仲間との久々の再会と格闘技の祭典に胸を躍らせる二人。だがそこに、全ハンターへの復讐を目論む≪闇≫の集団が忍び寄る――!! 話題の劇場版、完全小説化!!

感想・レビュー・書評

[あいであさんの感想 · 2014年2月15日]

　『2013年　12月　31日　第1刷　発行』版、読了。


　劇場版第２弾のノベライズです。自分はその劇場作品を未見なので、あくまでこのノベライズ版のみの感想です。

　内容としては、原作のG.I編終了後、カイトと出会いキメラアント編突入前あたりのお話でした。…とはいえ、本作ではカイトは登場せず。キメラアント編後から登場するキャラで出てきたのはハンター協会副会長のパリストンぐらいでしょうか。幻影旅団のご一行も登場せず。


　逆にズシ、ウイング、ビスケ、ヒソカ、レオリオ、クラピカが登場するのですが…いずれも思ったほど活躍せず。ヒソカに関してはクライマックス以降は完全にフェードアウトしてて、扱い方が正直ビミョーでした。


　前作もそうでしたが、今作も着眼点となる要素は本編の雰囲気「らしさ」があるのですが、いざ、その内容を見る限り、全然おもしろくなかったというガッカリ感の方が強い内容でした。

　なにより会長の見せ場や強さ的なものが、それほど伝わってこなかったのが残念でなりません。

　文体自体は読みやすかったので、読了まで割りと早かったです。

著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科准教授
1979年　東京都生まれ
2010年　東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了
2014年　東京大学講師を経て、現職

主な著訳書
『ローマ帝国と地中海文明を歩く』（共著、講談社）
New Approaches to the Later Roman Empire（共著、Kyoto University）
『高校生のための東大授業ライブ──学問への招待』（共著、東京大学出版会）
『古代地中海の聖域と社会』（共著、勉誠出版）
リバニオス『書簡集１』（京都大学学術出版会）

「2019年 『書簡集』 で使われていた紹介文から引用しています。」