- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087201284
感想・レビュー・書評
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政府の解釈の苦しさよ。。。
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遠くない将来に改憲が実現しそうな時勢、政治を放ったらかしにしたくない/しない人におすすめ。今からでも遅くない。分かりやすいけど、中盤以降から筆者のものすごい怒りを感じた。
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第一章 なぜいま集団的自衛権なのか
──アメリカの軍事戦略と日米軍事関係
1.ブッシュ政権の対日政策
2.ブッシュ政権の基本的な軍事戦略
3.米中軍事対決シナリオ
第二章 自衛権の歴史
──集団的自衛権という考え方はどのようにして生まれたのか
1.戦争と自衛
2.国際連盟と戦争
3.国際連合と集団的自衛権
第三章 国連と戦争
──国連は国際の平和と安全を維持せきるか
1.国際憲章における国際の平和と安全
2.平和と安全に対する国連の軍事的な取り組み
3.国連と自衛権
第四章 憲法と日米安全保障体制の歴史
──保守政治はいかに憲法をゆがめてきたか
1.憲法が示す日本の安全保障構想
2.アメリカの対日政策の変更と憲法に対する攻撃
3.独立回復の代償──日米安保体制と自衛隊
4.60年安保と日米関係
5.湾岸戦争と軍事的国際貢献論
6.北朝鮮「核開発疑惑」と新ガイドライン安保
7.ブッシュ政権と日米関係
第五章 詭弁を弄するだけの日本の安全保障論議
──保守政治はいかに日本を誤らせているか
1.海外派兵と海外派遣
2.武力行使と武力使用
3.集団的自衛権にかかわる問題
4.特措法における異常事態 -
2006/1/18
仕事の関係で、防衛、安全保障についてよく考える。
学生の頃は戦争はしちゃダメ、武器は持ったらダメ、と漠然と思っていたけれど、きちんと事実を知ることがまず必要だと今は考えている。
知れば知るほど、9条は改正するべきではないか?防衛は必要だ、と考えるようになった時期もある。
けれどやはり戦争はすべきではない。まだまだ知らなきゃいけない。考えなきゃいけない。
この本は憲法についての様々な論議の矛盾点がわかりやすく書かれていて、参考になる。