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みんなの感想・レビュー・書評
英国といえば「幽霊好き」。
ロンドンのゴーストマップや、ゴーストツアーはつとに有名ですが、本書はロンドンだけではなく、英国全体を網羅しています。特に、民衆に語り継がれている王侯の幽霊に絞られています。
元々幽霊が好きな国民性ではあるのですが、王侯に関する幽霊譚のほとんどが、「民衆の不満」を代弁する手段として使われたようです。
が、幽霊の目撃例がかなり信憑性が高いのも事実であり、ただの噂話としては切り捨てられないのがまた魅力的。
初めて英国に旅行した後で読んだのですが、先に読んでおけば良かったです……。
幽霊が出る、という民間伝承が残っているだけあって興味深いエピソードが多い。その分、それぞれの記述についてもう少し詳細がほしくなる。史実が手薄になるのは仕方ないとしても、読み終えたときに「あれ?どういう幽霊がでるんだっけ?」となってしまったのは残念。
映画「Another」が「Six sence」同様、実は幽霊だと思っていたのが生者で、幽霊と恐れていたのが本当は死者だったという話を聞いて、死者の視点から描かれた映画が欧米に多いのは何故かを知ることができるかと読んでみた。 ゴースト伝説は、正史では語られない歴史の側面(公には口にできないこと、ある意味での歴史の真実)の民間伝承でとは恐れ入った。いかにも歴史と文学の国イギリスらしい。そういえ... 続きを読む »
イギリスの歴史の裏には、必ず幽霊の存在がある!
そんなスタンスで、英国の歴史的有名人のゴーストを例に挙げ、一般的に流通している歴史と、民衆の間に語りづがれてきた歴史を対比させながら、イギリスの民俗・風俗、イギリス人の感覚を掘り下げている…
そんな本だった…気がする。
[ 内容 ] 「幽霊付き」「出る」となれば、その不動産の価値まで上がるという、怖いもの好き、古いもの好きの英国人。 英雄、裏切り者入り乱れ、権謀、スキャンダル渦巻く長い英国史には、ところどころに目印のように幽霊が立っている。 一見おどろおどろしいそれらは、しかしよく見れば、声をあげない民衆の目に映った、別の姿の歴史を指し示している。 そうした伝承の歴史に目を凝らし、今も残るゴースト伝説の地... 続きを読む »
すごく、面白い。
そもそも「なんとかのどこどこ史」とかそういう内容の本はもともと大好きなのだ。
この本はイギリスの幽霊伝説と史実との差を含めて紹介するというもの。イギリスの幽霊観は日本とはかなり違いがある。恨みなどではなく、憤死した人物の幸せな時間を幽霊が再現して出てくるなんて!すごい。
そしてその「幽霊伝説」は、権力者への伝説に名前を借りた反抗だったと作者は語る。それ以上に歴史に登場する人物への愛情を感じたりして。
系図や、年表もあるので、わたしのようなイギリス史に暗い人でも大丈夫ですー。編年体ではなく紀伝体なので歴史を一からというよりは興味のあるところから楽しめますよ。まー、だからこそ年表は必須ですけど。
英国史上有名なゴーストについてのエッセイ ゴースト伝説の流布を“不信・不満を持ってはいるが、表明できない民意の表れ”だとする一本調子が気になったけど、全体に軽く、読み物として面白かったです
イギリスってなんでホラースポットが多いんだろ…?
他のヨーロッパ諸国にも長い歴史を持っている国があるのに。不思議だなぁ
とりあえず買った感じだったのに、なかなか面白い一冊でした。
イギリスでは幽霊を歓迎するんですね。
有名な幽霊が紹介されていて、旅行の前とかに読むのもいい感じです。
英国は幽霊を観光資源にしているという話は聞いたことがあったが、幽霊付の不動産は価値が上がるとまでは知らなかった(無駄知識)。そこまで好きか、幽霊が(笑)。
英雄や犯罪者、著名人の多くを幽霊という形で地に留め、それを愛す英国人の歴史感を探れる本。怖くは無いけど、本当に幽霊の話ばっかりでちと笑う。






