娘よ、ゆっくり大きくなりなさい ―ミトコンドリア病の子と生きる (集英社新書)
- 集英社 (2006年6月16日発売)
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感想 : 14件
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- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087203462
感想・レビュー・書評
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本屋で立ち読みした本。
ミトコンドリア病という稀少な病気にかかった娘について書いてある。
色々なリハビリや、音楽療法について書かれてあって障害者への対応が遅れているのが日本だと思っていたけど探せばいるんだということに驚いた。でも、やっぱりそれは凄くラッキーだったからで、どこにいても受けられるものじゃないらしい。
「自分の子供は障碍を持った人の仲間入りをして欲しくない」と書いていたお父さんの言葉は本心だと思うし、それは別にその人が自分勝手な思いを持っている人だからではないと思う。差別をするわけじゃなくても、誰だって自分の子供が当たり前の幸せを手にいれてくれることを望んでいる。
もし、戦争があったら自分の娘の元に薬が届かなくなるかもしれない、同じ病気に苦しむ子供達が死んでいくかもしれない。だから自分は戦争を憎むと書いてあるのにも納得がいった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
待ちに待った響ちゃんの本。一気に読んで、そして泣いた。じわじわとした感動。親になったことないけれど、親の気持ちがわかる。たくさんの人に読んでほしい。みんなが、響ちゃんの両親ぐらい子どもを思える社会になれば良いのに。