人道支援―ボランティアの心得 (集英社新書)

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著者 : 野々山忠致
  • 集英社 (2007年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087203769

人道支援―ボランティアの心得 (集英社新書)の感想・レビュー・書評

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  • かなり前に読んだのだが


    『己の正義感を満足させたいのか?』

    それとも

    『困っている人々を救いたいのか?』


    を問う内容だったと思う。

  • [ 内容 ]
    NGO、NPO、人道支援といった言葉には俗耳になじみやすい「正しいことをしている」という響きがある。
    しかし、実態はひとりよがりの善意の押し付けといったものもある。
    ヨーロッパで生まれた人道支援という考え方の歴史を踏まえ、実際的な理念と原則を知ることが、せっかくの善意をとどけるためには重要になってくる。
    国家と国家という枠にとらわれず、そうした活動にこれから個人がどうかかわっていくのか。
    長年、国際赤十字・赤新月社連盟委員をつとめた著者ならではの経験と指針が、本書にはたくさんつまっている。

    [ 目次 ]
    序章 問われる人道支援のあり方
    第1章 人道支援の理念と人道の原則
    第2章 公平な人道支援と政治的、社会的権力からの独立
    第3章 中立の原則と支援活動の安全確保
    第4章 武力紛争下の人道支援
    第5章 ボランティア、NGOの人道支援
    第6章 難民の救援
    第7章 武力による人道的介入
    第8章 人道支援のあり方

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • OG訪問でこの本を勧めていただきました。

    ・いくら支援をしても犠牲者がでる原因である戦争や人権侵害の問題は解決されない。

    ミクロレベルでの支援には限界があるからマクロな改革が必要なんじゃないかなぁ。

    ・人道支援では、何よりも被災者の自尊心を傷つけたり、みじめな思いをさせないような「思いやり」が肝心。トラックの荷台から投げられる救援物質を難民が先を争って取り合う光景を難民の人たちはどのような思いで見ているであろうか。

    ・国は様々な動機から、人道支援を他の政治目的に利用しようとする誘惑にかられ、権力を濫用する。国の支援活動に対する不信感。

    ・中立の原則は普遍的な原則とは言えない。非人道的行為をしている政府や軍当局に対しては、公に避難せず、むしろ直接の説得によって不正の是正に努める。

    ・人道支援の課題は調整能力の優れた人材を養成すること。

  • ゼミで使用。

  • 人道支援の原則、人道支援における武力行使の問題、政府援助とNGOによる援助などについて、初心者にも分かりやすいように書いてる本。
             時々、「や、違うのでは?」と言いたくなるような論理も見られたが、基本的には、人道支援における法律的解釈とか、何かこう、世が人道支援を遂行していけるようになっている現在の世の中の理論を示してくれている。                         

  • 本書は著者の体験、経験から得られたことを書いている。

    この本で一番よかったと思ったのはこの本の構成である。
    1章から3章まで人道支援の理念や活動のもとになる原則を詳しく解説し、
    4章以降で発展、その後ボランティアやNGOの活動そして一般市民の活動という
    流れで書かれてあり非常に理解しやすく書かれている。

    人道支援といえば人に寄れば一方的な押し付けではないのかと言う批判があったりするがその問題についても著者なりに自分の考えを書かれてありおもしろい。

    また、人道的介入との比重尾に難しい問題や今トレンドの人間の安全保障の関連など
    幅広く網羅してあり参考になる一冊である。

  • 人道支援って相手側からみれば押し付けだと思われてしまったり、微妙な問題だと思う。もっとこのような本を読もうと思った。

  • 人道支援とはどのようなものか、著者が自らの体験を踏まえて解説している。

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人道支援―ボランティアの心得 (集英社新書)の作品紹介

NGO、NPO、人道支援といった言葉には俗耳になじみやすい「正しいことをしている」という響きがある。しかし、実態はひとりよがりの善意の押し付けといったものもある。ヨーロッパで生まれた人道支援という考え方の歴史を踏まえ、実際的な理念と原則を知ることが、せっかくの善意をとどけるためには重要になってくる。国家と国家という枠にとらわれず、そうした活動にこれから個人がどうかかわっていくのか。長年、国際赤十字・赤新月社連盟委員をつとめた著者ならではの経験と指針が、本書にはたくさんつまっている。

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