「狂い」のすすめ (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087203776

感想・レビュー・書評

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  • 人生を遊ぶ

  • 『狂う』とはなんだろうか。
    少なくとも常識的なことではないと思う。
    しかし、そんな常識は普遍的かというと、時代に左右されていくらでも変わってしまうものだったりする。
    そんなコトを教えてくれた1冊。ちゃんと理解できたかというと、たぶんできていない。難解でもある内容だった。

  • いい意味で力が抜ける本。
    周りを気にして肩肘貼って生きていたのが馬鹿らしく思える。

    「自分」をもっと大事にしたい。
    わがままでもいいじゃないか。
    この広い世の中、私一人くらい自分の好きに生きても問題ないでしょ。

    お金の話以外はだいたい私の考えと同じ。

  • 世の中が狂っているから、自分が狂うことで正常になろう、という意味で「狂い」という言葉を使っている。
    宗教(特に仏教)での例えが面白い。
    読んでいて、心が楽になりました。

  • 仏教的考えで非常に共感できた。

    あまり反芻出来ていないので上手く説明できませんが、いまの常識に疑問を持てということが印象に残ってます。
    非常識な世の中においての非常識な意見は常識。

  • この世の中、何かおかしい。と思ったひとが読む本。思想的に自由になるには「狂う」しかない。「狂う」とは、世間一般のアタリマエな価値観から離れて物事を考えなさい。ということ。このような人は世間一般の善良な市民から見たら狂っているように見えるのである。仏教勉強しようかなぁ。

  • タイトルに惹かれて買った本★

    狂ってる世の中だからこそ、狂うことによってまともな人間になれるっていう論理
    全体を通して、肩の力が抜けるような一冊でした

    今読み返して見ると
    気持ちがよくわかります。

  • 隣人との付き合い方が特に参考になった。
    今まで正しいことを言ってしまった時もあったのが恥ずかしい。
    私自身も、正しいことを言われた時すごく嫌な気分になったし、言ってきた相手とは結局縁を切ったのを思い出した。

  • ひろさちや節炸裂。
    金太郎飴のようだけど、ついつい読んでしまう(笑)

    目的を定めるから、今、この時が不幸だと錯覚してしまう。なるほどなぁ。

  • 最初に書いておきますが、本書を読むにあたっては、幾つか前提として注意しておきべきことがあると思います。

    ①著者は宗教学者(仏教学者)であるということ。従って、宗教的な見地から、物事の1つの見方を提示しているということを理解して読む必要があります。
    ②言いたいメッセージだけを捉えるべきこと。細かな事実認識や文章の論理性には若干「?」と首を傾げてしまう部分が散見されます。そこに囚われずに、著者が何を言いたいか、意図をくみ取るべきです。
    ③他の本も合わせて読むべきだということ。エッセー集みたいな形で、しかも(著者の本を初めて読む人には)極論を言っているように感じられる書き方をされているので、著者がどういう意図で述べているのか、分かりかねる可能性があります。

    ということを前提として、サラリーマンとして日常生活を送っている身にとっては、本書は素晴らしい内容です。本書で説かれるメッセージ(モノの見方=価値観)には"救われるような"感覚にすらなります。まさにお奨めです。

著者プロフィール

1936年大阪生まれ。
東京大学文学部インド哲学科卒業、同大学院博士課程を修了。
気象大学校教授を経て、宗教評論家として活躍。
「まんだらの会」会長、大正大学客員教授。
著書に、『仏教の歴史』(春秋社)、『釈 とイエス』(新潮社)
『自分が変わる』(世界文化社)、『宗教激突』(ビジネス社)など多数。

「2004年 『釈迦物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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