原発の闇を暴く (集英社新書)

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  • 集英社 (2011年7月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087206029

原発の闇を暴く (集英社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 反原発は基本的にタブーのまま。
    御潜水の処理は国民が監視しなければいけないのに、監視する手段がない。
    官公庁には原発の規制組織は一切ない。根っこは推進派ばかりだから。
    政府から研究費用をもらっている学者は原発、政府の非難をできないから大丈夫というしかない。危ない世の中だ。

  • 原発事故の責任者を実名で批判している点は見逃せない。広瀬、明石氏の対話形式なので読みやすい。201411

  • [ 内容 ]
    いまだ収束への見通しがたたない福島第一原発事故。
    根拠なき安全・安心神話を振り撤き、リスクと利権を天秤にかけて後者を選択した「原子力関係者」たちの所業が招いた「人災」は、いまも被害を拡大し、汚染を進行させ、人々の暮らしを破壊している。
    原発震災の危機をかねてから予測し、警鐘を鳴らし続けてきた作家とルポライターが、事故を招いた構造とその責任の所在を、徹底的に白日の下にさらす。

    [ 目次 ]
    第1章 今ここにある危機(命より電気のほうが大事なのか;本当にこわいことはメディアに出ない;汚染水は東電の本社に保管させろ ほか)
    第2章 原発事故の責任者たちを糾弾する(安全デマを振りまいた御用学者たち;原子力マフィアによる政官産学のシンジケート構造;原子力マフィアの実権を握る東大学閥 ほか)
    第3章 私たちが知るべきこと、考えるべきこと(監視の眼を怠るな;原発がなくても停電はしない;独立系発電事業者だけでも電気は足りる ほか)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 原発の闇を暴く/ 広瀬隆 明石昇二郎/ 2011.10.01(20/72)
     きっかけ:原発を批判的立場の意見も把握しておきたい。
     半減期が短ければ安全というわけでなない。その短い期間に大量のエネルギーを放出する。
     原子力マフィア:カネや利権を互いにやりとりする業界の中でのうのうと胡坐をかいてきた。御用学者、電力会社、経産省、電機会社
     被害者である国民が加害者である東電が支払うべきカネを支払う道理はない。事故処理の原資が税金であろうと、電気料金であろうと、結果的に負担を強いられるもの。
     政府は東電と組んで、電力が足りなくなると国民を脅して無意味で差別的な計画停電を実施した。原発が稼働しないと電機がなくなるぞと国民を脅して誘導するプロパガンダ。大ウソ。非難の矛先をそらすための計画停電と、原発を停止したら、停電生活になるぞという値がディブ・キャンペーンが見事功を奏して、原発維持は必要という認識を植え付けられている。
     浜岡は停止しただけでは危険がなくならない。燃料棒を取り出す必要あり。
     火力発電所の復旧はもっと早くできたはず。意図的に遅らせた。
     エセ専門家、御用学者の想像、精神論、希望的観測に惑わされている。
     再生可能エネルギーが実現するまでつなぐしかない、やんわりとした肯定論

  • (2014.03.10読了)(2013.01.25購入)
    【東日本大震災】
    二人のルポライター広瀬隆・明石昇二郎の対談です。
    2011年4月から数回あって話したことをまとめたものです。
    福島原発の事故に際し、誰がどんなことを言っていたか。事故のいぜんに誰がどんなことを言っていたか。爆発などしない。メルトダウなどしない。チェルノブイリと比べて、いかに小さい規模の事故であるか。
    事故後も、いかに安心・安全であるかをいい続けている人たち。そして、機を見て、再稼働をもくろむ人たち。
    原子力関連には、沢山のお金がかけられています。電気料金には、原発を受け入れている地域の自治体への多額の交付金が含まれています。
    原子力で生きてきた人たちにとっては、自分たちの生きる糧であり、利権でもありますので、何としてでも守りぬかないといけないので、安心・安全をいい続けなければなりません。万が一のことなど、考えたり、対策を立てたりすると、安心・安全が嘘なのではないかと疑われるので、そんなことはできません。
    マスコミは、電力会社からスポンサー料をもらっているので、スポンサーに不利なことは報道できません。研究者も、原子力が危険であることを述べたり、すれば、研究費の配分も少なく、冷遇されるとか。
    原発について、実際どうなのかを知りたければ、広瀬さんや明石さんが、雑誌などに書いていることを読みなさい、ということでしょう。
    原子力の導入のいきさつとか、どのように推進されてきたかとか、どのような利権の実態があるのか、というあたりを期待していたのですが。福島の原発事故にまつわる当たりが大部分でした。
    福島原発事故から三年経ちますが、汚染水の処理でいまだに四苦八苦しているようです。現場の作業員は、放射線濃度の高い場所での仕事なので、じっくり腰を据えて一つ一つ確認しながらというわけにはいかないので、他の現場の仕事と比較するわけにはいかないのでしょうけど。困ったことです。

    【目次】
    まえがき  広瀬隆
    第一章 今ここにある危機
    本当にこわいことはメディアに出ない
    子供たちが被曝している
    「半減期」という言葉にだまされるな
    第二章 原発事故の責任者たちを糾弾する
    原子力マフィアによる政官産学のシンジケート構造
    放射能は「お百姓の泥と同じ」
    保安院はなぜ「不安院」なのか
    「被曝しても大丈夫」を連呼した学者たち
    耐震基準をねじ曲げた〝活断層カッター〟
    第三章 私たちが知るべきこと、考えるべきこと
    原発がなくても停電はしない
    独立系発電事業者だけでも電気は足りる
    電力自由化で確実に電気料金は安くなる
    ガス台頭で原発はますます御用済みに
    あとがきにかえて  明石昇二郎

    ●六ヶ所再処理工場(76頁)
    東日本大震災の本震から約一ヶ月後の四月七日に最大の余震が起こり、岩手、青森、山形、秋田の四県が全域停電になった時、六ヶ所再処理工場では外部電源が遮断され、非常用電源でかろうじて核燃料貯蔵プールや高レベル放射性廃液の冷却を続けることができたというのです。
    ●原子力研究(99頁)
    原子力の研究分野では、東大工学部、東工大原子炉工学研究所、京大原子炉実験所の研究者たちが原子力推進の三大勢力で、やたらテレビに出て安全デマをふりまいていたのも、ほとんどここの御用学者たちだった。
    ●核兵器開発(104頁)
    現在日本がもっている技術で爆弾一個作るには、半年~一年半ぐらいあればいいと言われる。起爆装置もその気になれば半年~一年ぐらいでできるのではないか
    ●電力不足か(213頁)
    わが国は、大量の発電能力を持った天然ガス火力の発電所を抱えながら、その稼働率を五~六割に意図的に抑えてきたのです。天然ガス火力とは、もっともクリーンで、すべての先進国で現在の発電のエース設備なのです。さらに石油火力もある。ところがこちらは驚いたことに、一~二割の稼働率しかない。これらの火力をフル稼働させれば、すべての原発を止めても、ピーク時にまだ二割ぐらいの火力が余ってしまう。

    ☆関連図書(既読)
    「福島原発メルトダウン-FUKUSHIMA-」広瀬隆著、朝日新書、2011.05.30
    「ホットスポット」ETV特集取材班、講談社、2012.02.13
    (2014年3月11日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    いまだ収束への見通しがたたない福島第一原発事故。根拠なき安全・安心神話を振り撤き、リスクと利権を天秤にかけて後者を選択した「原子力関係者」たちの所業が招いた「人災」は、いまも被害を拡大し、汚染を進行させ、人々の暮らしを破壊している。原発震災の危機をかねてから予測し、警鐘を鳴らし続けてきた作家とルポライターが、事故を招いた構造とその責任の所在を、徹底的に白日の下にさらす。

  • 放射能なんて大丈夫でしょ~
    原発必要~

    という人たち

    広瀬さんの本を
    全て読んだ方がいいです。

    大切な人を守らなくていいの???

  • お二人とも、福島原発事故よりずっと以前から原発の危険性を訴えてこられた方々なので、言葉に「怨念」が籠っています。

    一つ一つの問題点の指摘がともすると、表層的になるのは、対談形式なので、仕方ない部分があると思います。

    具体的に知りたい方は、お二人の他の本を読めば、嫌と言うほど具体的な記述が楽しめます。

  • 原発ムラの裏側を書いてくれることは情報として非常に有用でしたが、終始攻撃的・高圧的な論調で、読みながらイヤな気分になります。

  • 原発の闇について、特定個人名まで出して言いたい放題。そこまで自由に伝えても、葬られないならば、まだまだ確信は、もっと奥にあるのでは?と疑いたくなります。

    対談形式で、どんどん展開するのも魅力的な構成でした。

  • 原子力ムラ、などという柔らかな表記ではなく、原発マフィアだと断じて実名で糾弾していく本。広瀬隆さんのいつものごとく、悲しみを含みながら怒りまくる。この感情の高ぶりが、反・反原発派に、脱原発は感情論だと言わせてしまう空気の一つかとは思う。しかし糾弾する闇は深く、永い。そりゃあ怒りたくもなる。

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いまだ収束への見通しがたたない福島第一原発事故。根拠なき安全・安心神話を振り撤き、リスクと利権を天秤にかけて後者を選択した「原子力関係者」たちの所業が招いた「人災」は、いまも被害を拡大し、汚染を進行させ、人々の暮らしを破壊している。原発震災の危機をかねてから予測し、警鐘を鳴らし続けてきた作家とルポライターが、事故を招いた構造とその責任の所在を、徹底的に白日の下にさらす。

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