武術と医術 人を活かすメソッド (集英社新書)

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  • 集英社 (2013年6月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087206937

武術と医術 人を活かすメソッド (集英社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 甲野先生の対談本。今回のお相手は統合医療医の小池先生。
    統合医療というのは、「現代医療といわゆる代替医療をどうやって橋渡ししていくかを臓器別の専門の枠をこえて考え、診療を行っていく分野」(本文より)だそうです。
    現代医療の矛盾を内側から眺める身としては、色々な気付きを得ることができました。

    ついつい一つの考えに固着したり、白黒つけたくなったり、二分割思考で物事を考えてしまいます。

    これが絶対であるという「教条主義」や、無秩序に並列させてしまう「折衷主義」に陥らず、それぞれの現代医療及び代替医療のアプローチを適材適所に用いる「多元主義」的な方法というのは、なかなか難しいでしょうが、今後の自分の考え方の指標にしたいと思いました。

  • 目からウロコ、というか我が意を得たり、というか。
    総合的に武術を捉えて実践する甲野氏と、
    統合医療で体を見ていく小池氏の対談。

    細部を合わせても全体にはならない。
    最善はわからないが、善は一つではない。
    万人に通用する策はなく、その人の状況に応じた対応が必要。
    現代はどうしても二者択一をせまり、原理主義に陥りがち。
    「正しい」ことが権力主義へと繋がってしまう。
    最初は新しい方法を取り入れるつもりで話を聞いていても、
    途中で自分の築いていた指導が覆ることに抵抗を感じはじめ、
    目の前で見たことを、受け入れようとしない。
    医療の世界・スポーツの世界においても、
    利害やらプライドやら、クソつまらないものが足かせになって
    とりあえずやってみる、という簡単なことですら動くことが出来ない。
    いいものは取り入れる、
    理屈はまだなくても「そうなる」ことを受け入れて研究する、
    そういう柔軟さを持てば、いい方向に向かっていく。
    全体を把握することで、分断されて分からなかったものが、つながって見えてくる。
    全編、無駄なく刺激に満ちた一冊。

  • 内容的には特に感想はないかな。甲野さんも色々苦労してるんだなぁ、とは思いました。

  •  古武術の道を突き進む甲野義紀氏と、統合医療を目指す医師との対談。一見馴染まなそうなテーマではあるが、同じ“身体”を扱う分野として、相呼応する部分があるようで、中身の濃い対談となっている。
     甲野義紀氏が学生時代に経験したこと、そこから現在への志を築いたことなど、甲野氏個人の経験についても、読み応えはあったように思う。
     この本の内容を踏まえた上で、もう1,2回対談をすれば、もっともっと内容が深まるのではないだろうか。
     各章の注釈も豊富なので、初心者の方にも読みやすいのではないかと思います。古武術、医術のヒントになると思います。

    【書評ブログ 『本でもって』】
    http://booklife.hatenablog.com/entry/2015/02/09/224853

    【東洋医学・鍼灸を学ぼう!内の書評】
    http://www.genpoudou.com/hariq-study/essay/books_essay5.html

  • [ 内容 ]
    経済を優先するあまり、自然環境のみならず伝統的な人間のつながりをも破壊する現代文明への疑問から武術の世界に身を投じた武術研究者、甲野善紀。
    一方、西洋偏重の医療界に限界を感じ、代替医療を選択肢に入れた統合医療を実践する医師、小池弘人。
    この二人が、科学、医療、スポーツ等における一方的な「正統性」を懐疑し、人を活かすための多様なメソッドを提言する。
    特定の見方、方法論の呪縛を離れ、虚心にリアルな生に向き合う事で、自分自身にとっての人生の「最善手」が見えてくる。
    武術と医術の叡智が交錯するスリリングな対談。

    [ 目次 ]
    序 「武」を通じ私は何と闘ってきたのか
    第1章 体をどう捉えるのか
    第2章 「科学的」という呪縛
    第3章 二分割思考で世界は分かるか
    第4章 未知に開かれているということ
    第5章 美意識が決める生き方
    補遺 統合医療の現在地
    跋 「医」を通じ私は何をあつかっていくのか

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 予想外に糖質制限の話が何度も出てきたのが象徴的だった。
    健康とはどういう事か。現代の健康ブームに警鐘を鳴らす。

  • 13/10/31。

  • 「矛盾を矛盾のまま矛盾なく」という発想はよいなぁ。

  • 久々に、武術家 甲野 善紀さんの名前を見たので購入して読んだ。
    しかも対談の相手は、統合医療を推進する小池弘人先生という方。

    『縮退』という概念を理解したとは言えないけども、この言葉をキーに語られる幾つ家のトピックスを通して、何となくわかってきた気がする。

    古武術から現代武道、そしてスポーツへと、ほとんど受け継がれていない技は、西洋科学・医学的な論理によって、あるものは排除され、あるものは変化してきた。
    また、人々の生活においても必要とされなくなってしまったのだろうか・・・。

    西洋医学と代替医療による患者を中心とした統合医療のありかたについては、本書ではトピックス的に扱われ、内容理解に不十分であったので、他書にも当たってみたいと思う。

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    【内容(amazonより)】
    経済を優先するあまり、自然環境のみならず伝統的な人間のつながりをも破壊する現代文明への疑問から武術の世界に身を投じた武術研究者、甲野善紀。一方、西洋偏重の医療界に限界を感じ、代替医療を選択肢に入れた統合医療を実践する医師、小池弘人。この二人が、科学、医療、スポーツ等における一方的な「正統性」を懐疑し、人を活かすための多様なメソッドを提言する。特定の見方、方法論の呪縛を離れ、虚心にリアルな生に向き合う事で、自分自身にとっての人生の「最善手」が見えてくる。武術と医術の叡智が交錯するスリリングな対談。
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    【目次】
    序 「武」を通じ私は何と闘ってきたのか
    第1章 体をどう捉えるのか
    第2章 「科学的」という呪縛
    第3章 二分割思考で世界は分かるか
    第4章 未知に開かれているということ
    第5章 美意識が決める生き方
    補遺 統合医療の現在地
    跋 「医」を通じ私は何をあつかっていくのか
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  • 帯表
    代替医療は非科学的?
    科学的トレーニングは正しい?
    武術研究者×統合医療医
    人生の最善手を見つけ出せ!
    帯裏
    序 「武」を通じ私は何と闘ってきたのか 甲野善紀
    第一章 体をどう捉えるのか
    第二章 「科学的」という呪縛
    第三章 二分割思考で世界は分かるか
    第四章 未知に開かれているということ
    第五章 美意識が決める生き方
    補遺 統合医療の現在地 小池弘人
    跋 「医」を通じ私は何をあつかっていくのか 小池弘人

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武術と医術 人を活かすメソッド (集英社新書)の作品紹介

現代文明への疑問から武術に解決の道を求めた甲野善紀氏。西洋医学偏重の医療界に疑問を持ち、代替医療を視野に入れた統合医療の道を進む小池弘人医師。対談を通じ、人を活かすためのメソッドを提言。

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