受験学力 (集英社新書)

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著者 : 和田秀樹
  • 集英社 (2017年3月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087208757

受験学力 (集英社新書)の感想・レビュー・書評

  • 司法試験制度の改悪、ゆとり教育の失敗など
    よりいいようにするためにシステムを変更して
    「改悪」になってしまう。
    2020年から大学入試制度が抜本的に変わることにたいする
    警笛。

    努力で階層が逆転できるというジャパニーズドリームにとどめを刺し、アメリカ型格差社会をさらに加速させるということが杞憂であることを著者は心から願っていると述べている。
    こういった人の意見とか政府は無視なのかね。
    責任者の所在を明らかにしてほしい。

  • 読みにくかった

  • 受験アドバイザーでもあり、大学教員でもあり、作家でもある和田氏の最新作である。
    2020年問題と言われ、大学受験方式が変わる(とされる)。教育行政機関や一部の教育学者には受けがよいであろうが、教育学や教育行政の非専門家(現実の受験生や大学生高校生と対峙している人々)にすれば、今回の改革は、日本の教育を混乱させるだけで、迷惑以外の何物でもないというのが共通の認識であろう。
    とにかく、文部科学省が行う教育改革は、臨時教育審議会からおかしくなった。教育界は振り子のようだといわれるが、やる改革やる改革失敗ばかりで、どんどん悪くなっている。
    私は、教育学の専門家ではないが、教育学は教育工学という分野があり、一定数の理系教員がいるため、もう少しロジカルで因果関係と相関関係との違いが理解できていると思っていたが、絶望的であるという認識に変わりつつある。
    ゆとり教育が見直されたのは、世論の批判もあったであろうが、データによる説得力のある指摘があったからであろう。
    この本でも指摘されているが、ゆとり推進派のリベンジであることは間違いないであろう。お抱え学者に形だけ審議をさせて、仕事をやっていると見せたいというのが見え見えで気持ち悪い。
    生きる力であるとか新しい学力とかを云々するのであれば、大学での出口(学力)保証を義務づけたらいい。
    和田氏も指摘しているが、これまで日本で行ってきたよい伝統をも破棄しようとしている。また、最も公平に競争できる学力一発試験をなくせば、今以上に経済格差が学力格差につながり、社内教育でさえも不可能な人材を大量に社会に送り出す結果となる。
    文部科学省は、教員にきちんと教育させる環境を作ることが本来の仕事のはず。失敗することがわかりきっていることを名だたる名門大学出身の官僚が立案していることを考えると、改革が必要なのは文科省であることは間違いがない

  • 少なくとも受験は本人の努力次第,というのは最終段階で,とっかかりはある種の要領であることは間違いない.中学高校大学全ての受験に当てはまるだろう.その要領を獲得する過程はその後の人生に道具として活用できるものであることは間違いない.一方,中学受験をしていない(つまりある種の要領を獲得する過程を経ていない)学生がいきなり生きる力を問われても,よほど特殊で濃密な人生を歩んでいない限り,何も土壌がないではないか.

  • <目次>
    プロローグ
    第1章   2020年入試改革と受験学力
    第2章   受験テクニック再考
    第3章   学力と日本の教育について考える
    第4章   受験勉強でどんな能力が身につくのか
    第5章   受験学力格差はなぜ起こるのか
    エピローグ これからの時代を生き抜くために

    <内容>
    ある程度過去の和田氏の本で主張してきたことを総まとめした感じ。現在の入試改革を批判する書となっている。牽強付会の部分も見受けられるが、高校という受験のど真ん中で指導している身から言うと、正鵠を射ていると言っていいだろう。  

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受験学力 (集英社新書)の作品紹介

2020年度から大学入試が変わるが、「従来型の学力」を否定するこの改革は格差拡大の危険や子供の精神に悪影響をもたらす可能性が高い。受験勉強とは何を学ぶものなのか。和田受験論の最終決定版。


受験学力 (集英社新書)はこんな本です

受験学力 (集英社新書)のKindle版

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