闇に歌えば 文化庁特殊文化財課事件ファイル (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451412

作品紹介・あらすじ

霊能力者だった祖母の血を引き、不思議な能力を持つ大学生・誠志郎。引っ越し先のマンションで隣人が怪死して以来、奇妙な事件が彼の周囲で起こり始め!? 新感覚オカルトミステリー!(解説/田端しづか)

感想・レビュー・書評

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  • 彼女さんつら…。
    これやっと入口に立ったかんじだけど、続編は出てないのかなー

  • このシリーズはリライトされたものなんだな。
    通称聖霊狩りシリーズっていうのかな?
    自分はこの集英社版から入ったけれど、面白かった。
    瀬川さんの作品は結構好みに合うものが多いんだけど、これも当たりだった。
    復刊とのことだけど、この続きも集英社文庫から出してくれるんだよね全部?
    2013年にこの1巻が刊行されて以来動きが無いのが不安…。
    中将シリーズとトワイライトと他にも作品手がけてるから作者さん自身が忙しくてこっちまで手が回らないだけと思いたい。

    誠志郎の前髪は“聖痕”なのか。
    かなりの霊力を持ってるんだよねきっと。
    今はそれがまだ眠ってる段階なのかな。
    最後、安芸を救いたい、自分も生き延びたいって強い思いでちょっと力が解放されたのかな。
    白い矢はどういう能力なんだろう?

    克也は誠志郎の祖母に惚れ込んでて、若い頃に修行してもらったんだね。
    で、そのときに誠志郎に会ってて、初恋?だったの?笑
    その辺はこれからまた掘り下げてくれるのかな。
    克也は陰陽師の家系みたいだから、きっとあれこれ技術を身につけてるんだよな。
    まだ見せていない技も沢山ありそう。

    溝口さんはオサキ持ちらしいけど、それもやっぱ家系が絡んでるんだよな多分。
    オサキにはいつから憑かれてるんだろう?

    美佳子ちゃんは見えないって言ってたけど、何かを感じ取ることは出来るというか察知出来るのかな?
    あの怪を振り払うようなあれは何かきっとあるんだろうな。
    それは叔父にあたるヤミブンの課長が何か知ってるのかな。

    色々気になるところがあるから続き早く出てほしい!

  • ラストの予想できてたけど、エピローグが思ったより怖かったww
    最近スーパーファンタジー文庫で買い集め始めたけど、なかなか最後の3冊の購入が叶わないので、全巻の刊行を願って改めて購入。

  • スーパーファンタジー文庫、コバルト文庫に続いて3冊目です。

    読み返すと、誠志郎は本当に普通の子だ。

  • 有田すげぇ 
    「唐突に、ドアの隙間から長い指が差し込まれた」
    登場から5秒で私のハートにもがっちり指を差し込んでくる有田克也に敬服いたします。ねぇ、なんでそんなにしょっちゅう「かわいい」「かわいい」って言ってるの?言霊って知ってる?あんまりかわいいかわいい言ってるとそのうち本気でフォーリンラブ恋しちゃうぜ、お前。



    早くその瞬間が見たいです。

  • 集英社文庫版第1巻を読破。

    スーパーファンタジー文庫版、コバルト文庫版それぞれ持っているけれど、やっぱり買ってしまいました。

    プロローグとエピローグが追加されたと聞いたらね。

    まあ追加されなくても買ったけどね。

    闇歌大好きですし。

    で、読んで――

    パンプスの幽霊にぞくりときました((゚Д゚ll))

    やっばい……そういうのには出会いたくないわー……。

    まあ私は霊感とかないけどね!

    だから余計想像してしまうわけなんですが……。

    視えないから想像して、自分で恐怖を煽ってしまう。

    階段のだいご味ですよね(;^-^)

    本編はもう何度も何度も読んでしまっているけれど。

    うん、やっぱりいい作品って何年経っていてもおもしろいな、と。

    誠志郎のちょっと斜に構えた感じとか、有田さんの第一印象の怪しさとか。

    “マガタマ”の恐ろしさとか、オサキのかわいさとかとか。

    安芸くんの血の匂いにうっとりとしているオサキを想像しては、もふもふしたいー!! となりました。



    天涯孤独、不運な主人公のテンプレ状態の誠志郎。

    ヤミブンと出会えたことは幸運だったのかどうかは、本人次第かな?

    本編でも人との関わりを積極的に取れなかったために悲劇は起きて。

    失って、今度は失わないように奮闘して。

    ヤミブンという、霊的な力を有効活用している組織の存在は、先行きが見通せていなかった誠志郎にとって一筋の光、道なのかもな。

    さて――

    集英社文庫版闇歌は「ナイトコーリング」が出るようで。

    すごく楽しみです。

    スーパーファンタジー文庫版で読んでいるんですが、wktkが止まりません(*´▽`)

    あ、ぬらりひょんみたいな老人も出るんだったわ。

    「聖霊狩り」にも確か登場していた、はず。

    ほんと楽しみ(*´ω`*)

    このままオムニバス形式とかで復活とかしないかなあ。

    なってくれるといいなあ。

    感想ハガキとかアンケートにも書いたけどね!

  • 2014年1月12日読了

    面白そうだと手に取ったら、まさかの復刊で、しかも他シリーズで読みたいなと思っていた著者の作品だった。なんという出会い!

    内容はかなり好みなオカルトなお話。
    プロローグ・エピローグと追加されているけれど、まだ1巻だけあって巻き込まれていく感が強い。メインのキャラクターたちもまだ出会ったばかりで、今後が楽しみ。
    個人的に気に入ったのは物語の最後でバイトとして入ることを辞めたこと。平素なら承諾して物語が続いていくのだろうけど、求めても答えが入らない誠志郎のジレンマや不安が分かりやすく出ていて良かった。
    今後どんな風にヤミブンに加わっていくのか楽しみ。

  • な、なつかしい……!
    書店で並んでいるのを見て思わず買ってしまった。

    集英社スーパーファンタジー文庫時代は、同じ作者の平安ものしか買ってなかったので、今回初読み。
    文化庁とかそんな設定があったんですね。
    私はただの学生の幽霊退治かと思ってた。
    似たようなものといえば似たようなものですけど。

    主に文化財に憑いたものをどうにかしたり、憑いてる文化財をどうにかする話のよう。
    弱気系というかトラウマもち系主人公。なのに、この一巻でさらにそのトラウマ増やされてる不憫くん。
    誰か主人公に優しくしたげて。

    シリーズの第一巻で、あきらかに話の序章なので、これでお話は完結しているとはいえ、まさにこれからが楽しみな感じ。
    この作者さんのお話し好きなので、ぜひともシリーズ全部復刊してほしいです。

  • むー。
    普通の伝奇っぽいもの、だったな。
    「文化庁~」な設定もいらないし。

  • 読み終わり

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著者プロフィール

1964年生まれ。91年『闇に歌えば』でデビュー。
「ばけもの好む中将」、「暗夜鬼譚」シリーズ(ともに集英社文庫)、『怪奇編集部「トワイライト」』(集英社オレンジ文庫)など著作多数。

「2019年 『百鬼一歌 菊と怨霊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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