偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451429

感想・レビュー・書評

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  • まさに奇想天外です(笑)琵琶湖畔の街、石走に代々住み続ける日出家と棗家。両家に受け継がれた特別な力を使った戦いのお話です。まず、『しゅららぼん』が何なのか?が気になりますよね。でも、種明かしは最後の最後(笑)、しかもたいしてというかほとんど意味はない(^^;)滋賀県しかも湖東というかなり限定的な範囲だけで終始する展開にちょっと(笑)湖シリーズいけるかも(笑)

  • <b>琵琶湖LOVE!!</b>

    待ってました舞台は、わが心の拠り所びわ湖。

    鴨川ホルモーの京都、鹿男あおによしの奈良、プリンセストヨトミの大阪、そして偉大なるしゅららぼんの滋賀。

    万城目学の関西シリーズはどれを取っても面白すぎます。

    本作は映画化されるということで、<a href="http://syurarabonken.shiga-saku.net/" target="_blank">『2014年春、滋賀県はしゅららぼん県になる』</a>ということで滋賀県も力を入れているみたいです。
    <blockquote><b>
    【内容紹介】 -Amazonより-</b>
    高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやって来た日出涼介。本家の跡継ぎとしてお城の本丸御殿に住まう淡十郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動にふりまわされる日々が始まった。実は、日出家は琵琶湖から特殊な力を授かった一族。日出家のライバルで、同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海と、涼介、淡十郎が同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がる…! </blockquote>

  • 名前にさんずいを持つ日出一族は、高校生になると石走の本家で能力をコントロールするための修行をしなければならない。青春万歳。最近の万城目作品はもうちょっと鬱々とした感じが漂っていたが、本作はホルモーに近い、青春と友情の物語で面白かった。
    棗も捨てがたいが、やはり日出本家の姉弟が最強過ぎて格好よい。2人ともある意味尋常じゃないマイペースなのだが、なにげに真面目で律儀で強い。特に淡十郎が深いのか深くないのか、でもあれが彼の目指した自然だったのだという。源爺の話は切なくなったがラストはある意味ハッピーエンド?でよかった。しゅららぼんの意味も酷いが、万城目さんっぽくてよい。

  • 万城目学の作品らしい、なんだかよくわからない壮大な物語。
    なんだかよくわからないけど、現実に寄添いつつ、現実にはあり得ないぶっ飛び方をしている。
    読み終わって別に何も残らないけど、読んでいて楽しい。
    しゅららぼん!は偉大だ。

  • 近畿圏で、古くから伝わる摩訶不思議な能力に
    まつわるお話は、相変わらずの万城目ワールド全開
    ってかんじ。
    固く考えず、のほほーんと読めて面白いので、
    お勧めであります。

  • 1803 本作も万城目ワールド全開!登場人物もそれぞれ色濃く、バカらしく壮大な話。一気に引き込まれて最後まであっという間でした。面白かった~!ラストも非常に好み。



  • 日本最大の湖、琵琶湖。
    湖の民として、太古の昔から受け継がれる特殊な能力を持つ日出家。また、その力に拮抗する棗家。
    城と琵琶湖を軸に展開される、SF的な一冊。
    『プリンセストヨトミ』の様に、もしかしたら存在するのかもしれないという万城目ワールドがばっちり詰まってます。
    ただ、オチに向かってはだいぶ尻すぼみなのが勿体無いな。

  • 夢中で読んだ。
    あー、おかし。キャラたってるなー。

  • 一風変わった世界に気持ちが昂り、そこにうまい具合に青春が入り交じってくすぐったさと興奮で早く早くとページを捲る手が止まりませんでした。

    ホルモーを読んだときの気持ちが甦ってきました。

  • 万城目氏は大好きなのだけれど、これはちょっとノリきれなかった。
    琵琶湖で起こるサイキックバトル…だけど思ったより友情の話。
    あり得ないけど、もしかしたら本当にあるのかも…と思わせる万城目ワールド全開。
    琵琶湖にはやっぱりアレが住んでいる気がする。
    そして速瀬の飼い犬「玄三郎」は、もしかしてあの話に出てくる「玄三郎」かな?
    って他の話とのリンクを考えてニヤニヤ。

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著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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