おれたちの青空 (集英社文庫)

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著者 : 佐川光晴
  • 集英社 (2013年12月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451474

おれたちの青空 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • おれのおばさんシリーズで一番好き。卓也目線での短編に泣けた。陽介や卓也の成長を見守る母の気持ちになる。恵子さんサイコー!

  • 前作のおれのおばさんの続編というかスピンオフ中編&短編集かな?

    まずは、陽介とは仲良しコンビの卓也の過去がわかる中編。
    うーん、卓也デカいぞ!w 出自に負けるな!頑張れ!!

    そして、おばさんの過去を書いた中編・・・離婚しちゃったおばさんだけど、今でも好きなのね~。。。これは、可愛いというべきなんだろうなぁ・・・わたし的にはありえんがw

    前回主人公だった陽介は最後の短編にだけ。
    これは全作の続編でもあり、最初の中編の続編でもあるわけねー。陽介、相変わらずいい子ね。続きが楽しみ♪

  • 今作の主人公も陽介君だと思って読み始めたら、
    ???
    あれ?

    卓也じゃん!
    と、正直ショックだった。
    が、卓也の生い立ち、魴鮄舎で暮らす経緯が綴られていて、それがまた泣ける話で。

    で、次の章で主人公が変わり、
    恵子おばさん。
    彼女の人生もまた、山あり谷ありで泣ける。
    けど、救いもあって、間違ってなかったよね、って賛同してしまった。

    最後の最後に、陽介君登場。
    この子は本当に良い子。

    ただ、章ごとに、前作の説明が入ってくるのは、しょうがないのかもしれないが、
    長いよ!
    と感じた。

    次作も是非読んでみたい。

  • 前作のおれのおばさんの続編。前回主人公の陽介は最後だけ。スピンオフ的なものでなかなかに青春なのと、おばさんの過去がちょっとわかった。
    皆旅立ったのでこの後は無さそうだな。

  • 『おれのおばさん』の続編。
    児童養護施設で育つ子供たちの成長と施設を運営するおばさんの過去を回想する三作。
    子供たちはそれぞれの過去や現状の中、強くたくましく育っていく。
    そして施設を旅立つ日がやってくる。
    強い絆で結ばれていることが伝わり、温かい気持ちになれる。

    2015.5.10

  • 札幌の養護施設を運営する恵子おばさんと、縁により移り住むことになった陽介と卓也のその後を描くシリーズ第2弾。
    深い余韻を残すというのは、こういう作品をいうのだろう。三人の人生の選択を誇張することなく、自然な時の流れのように描かれている。個性的でありながら場面に無理がないので、読む者に一種の癒しを与えてくれる。
    シリーズはまだまだ続くようなので、三人のこれからが非常に楽しみだ。

  • 「おれのおばさん」を、読んで、なんだか、人のいい人ばかりで、ほっこりとした気分になれたので、その続編も読んでみた。

    養護施設の恵子おばさんの所に居る卓也が、主人公の「小石のように」は、こうゆう親子関係もあるのだと、初めて気づかされた。
    とても仲が良かった親子が、子供の誕生日のプレゼントを求めに行き交通事故で無くなってしまってから、自分が、養子だったのことを知らされる。養母は、今まで優しかったのに、夫が無くなったのは、この子のせいだと、思い込み、虐待を繰り返す。
    結局、卓也の母親は、レイプされて、産み落とし、養子に題したのだと、、、、祖父母達からでさえも、誰からも、見放されると言う子供が、この世界に居るのだと、、、、
    今の自分が、どんなにか、普通のように過ごしてきたのか、、、と、思い知らされる。
    父親が横領罪で捕まり、母も借金のために昼夜働き、恵子おばさんの所に来た陽介よりも、悲劇である。
    大竹君との家出も、2人の良い関係に、なる。
    さて、高校進学に、バレーボールで、スポーツ推薦してもらうか?、、、
    「あたしのいい人」は、恵子おばさんの話である。
    どうして、網元の娘が、やっと、北大の医学部に入ったのに
    中退して、結婚してからは、劇団、離婚、児童養護施設を、、、と、歩んできたか、、、、
    「おれたちの青い空」は陽介の進学問題である。
    吉見君の家族の申し入れを断り、陽介は、特待制度のある私立高校の男子高へ、決める。、
    そして、卒業式之翌日には、北海道を離れて、父親の服役している福岡に向かう予定にしている。

    皆、幸せが何処にあるのかを、模索しながら、人生の駒を進めて行っている。

  • 「おれのおばさん」の続編ですが、短編式で3作収録されています。
    主人公は父親の逮捕が原因で養護施設に預けられるが、そこで多くの事を学んで成長していく。
    今回は養護施設を立ち上げた「おばさん」の話と、主人公の仲間の過去と成長の話と、主人公のその後を描いていて、内容は感動もあるが、短編だけにあまり満足感が得られなかった気がします。
    これの続編も出ているのでそちらも読みたいと思っています。
    最後に、施設と言うと暗いイメージが多いと思うのですが、こちらは愛情あふれる施設(実際にそういうところがあるかはわからないが)で、そういう場所がたくさん存在すれば救われる人がたくさんいるだろうと祈る気持ちと希望が湧いてきました。

  • 「おれのおばさん」の続編。陽介、おばさん、それから同じ施設にいる卓也の視点で物語が展開する連作集です。卓也の複雑な事情はある程度すでに分かっているのですが、あらためて卓也の視点から語られると、その重みに押しつぶされそうになってしまいます。それでも生きていくことを、日々を大切に過ごすことを選んだ卓也には、幸せになってほしいと心から思いました。おばさんも陽介も、この物語に登場するすべての人たちが、かけがえのない存在でありきらきらと輝いている。彼らの行く手に幸あれと、願わずにはいられません。

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