- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087451719
作品紹介・あらすじ
ワケありな求職者たちが次々訪れる、ハローワーク宮台。新米相談員の沢田信は、一癖も二癖もある彼らの「仕事」探しに奮闘する。ハローワーク勤務・28歳男子の“お仕事"青春小説。(解説/杉江松恋)
感想・レビュー・書評
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読み出したら最後まで読みたくなって寝れませんでした。
共感出来る事は無かったです。
それでも読みたかったです。
何故だか不思議ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んだのは文庫ではなくハードカバー。
キャリアコンサルタントに興味があって読んだ。物語はエンターテイメントとしての起伏もあって、読み始めたら止まらず一気に読んだ。面白かった。 -
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ハローワークでのキャリコンの仕事の一端を垣間見られて、面白く読んだ。長期就職困難者の支援には困難さや危うさがあることや、職場にはお役所的な事情があることが、リアルに描かれていた。全体的に軽くて読みやすい。
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仕事が嫌な時にも、上手く言っているときにも読んだ。何故か嫌な時には信に共感できるが、良い時にはできなかった。多分、結局信は不器用だけど才のある人間だからかな。それか考える余裕がなかったから?
最後は少し早いくらいに畳み掛けるように終わったが、終始テンポ良く読みやすかった。 -
ハローワーク宮台に転職した沢田信。様々な強烈求職者に振り回されながら成長するお仕事小説。愚直で真面目で一生懸命な信。同じ職場にいたら要領わるいとかんじるかも知らないけど(笑)奈美との関係も踏み出さなくてよかったね〜。なんだかんだ言ってるけど、奈美も安全な場所で守られて、信が踏み出さないとわかってるから家に来てたんだろうし。最後あの三人が信のためにとがんばる姿が良かった。
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2019.6.6-226
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タイトルの通り、ハロワで働く主人公が、癖しかないひどい求職者たちと仕事について向き合うお話……と書くと、まじめで道徳的なお話のようだが、出てくるみんなが愛すべきポンコツなので、読んでいて「そりゃないだろ」と噴き出すことしばし。落語っぽい。そして、でこぼこのある人たちが、でこぼこのまま補い合うわけでもなく、良いところがマリッジして幸せになるわけでもなく(なってるのかもしれないけど)、駄目なところがあってもいいじゃない、人間だものって気持ちになる。面白い。