マスカレード・ホテル (集英社文庫)

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著者 : 東野圭吾
  • 集英社 (2014年7月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (515ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452068

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東野 圭吾
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マスカレード・ホテル (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ホテルの少しだけ日常から離れた、特別な雰囲気が好きです。ホテルのロビー、少し頑張ってホテルのお店で食べる食事も、独特の雰囲気があります。

    旅の途中のご家族、おしゃれな年配のご夫婦、楽しげなカップル、皆それぞれの思いを背負って、同じ場所、同じ時間をともにして、明日にはまた違う日常に戻っていく。

    そんな素敵な場所を支えてくれるホテルマン達の側に立ったミステリーだけに興味を惹かれました。ホテルマンの山岸尚美と新田刑事とのコンビの活躍と、ホテルの舞台設定が面白く、厚めのボリュームも集中して読めました。

    連続殺人の関係をつないでいく構造は、現代ならではの構造か。犯人は誰だ?というミステリーというよりは、ホテルという特別な空間に集う人々の姿の裏に真実ありといった感じです。まさに題名のごとく”マスカレードホテル”。

  • 前々から気にはなっていたのですが、
    ちょっとしたきっかけで、手に取ってみました。

    いや、面白くて一気に読んでしまいました。

    舞台は都内のとある一流ホテル「コルテシア東京」、
    そこに刑事が潜入捜査に来るところから物語が始まります。

    捜査の目的は公開されていない“連続殺人事件”。
    主人公は一組のコンビ、妙齢の男と女。

    その一人は若き刑事・新田浩介、
    一人は優秀なフロントクラーク・山岸尚美。

    日頃から人を疑う事を仕事としている刑事が、
    常にお客を優先させるサービス業に携われるのか、、

    最初は何ともバタバタした道行きで、
    時にお客と喧嘩寸前まで行くような流れなのですが、

    業界は異なれど、二人共に仕事に対する想いは真摯、
    そんな姿勢が、お互いの仕事に化学変化をももたらします。

    どちらも“人の仮面”と対峙するのは同じだな、と。
    それを暴くのか守るのかの違いはありますが、、

    ん、個人的には事件の“伏線”に見事にヤラレマシタ。
    なるほど“こう来たか!”と、、ふーむ。

    最初は反目しあいながらも徐々に、というのは王道。
    終盤はニヤニヤしながら、読み進めてしまいました。

    シリーズ化されるとのことですので、
    これからも楽しみですね~、、次はどうなるのでしょうか。

    あと、所轄の能勢さんがいい味だなぁ、と。
    こんな風に伸ばしていける人になりたいな、なんて風にも。

  • 都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、二人は真相に辿り着けるのか!?いま幕が開く傑作新シリーズ。
    「BOOKデータベース」 より

    一気に読んだ.
    ホテルに行くときは「仮面を被っている」という表現には、なるほどあたっているなぁと感心.ホテルへ行くという行為は非日常だ.その非日常を気分よく過ごせるように配慮するのがホテルで働く側の仕事.これができているところとできていないところで一流とそうでないところの差は生まれるのだろう.
    人間どこで他人の恨みを買うかわからない.誰かのためを思うと、それは他の誰かのためにはならない.記憶は、常に”被害を被った”と感じる方に強烈に残るものだ.実際にありそうな話だなぁと思った.
    マスカレード・イブを読んだ後だと、新田くんの成長ぶりが良く分かる.

  • 下記は単行本されたときに書いたレビューです。

    えー、図書館にだいぶ前から予約を入れてようやく借りられたのが昨年の12月。と思っていたが、発刊自体が昨年9月ですね。ということは、3ヶ月後に借りられたんだ。
    何故だろう? 発行前に予約を入れたのだったかな?
    ま、それはともかくとして、かなり面白く読んだ記憶があります。

    ただし、細部はすでに忘却の彼方。
    これも「麒麟の翼」同様、装丁が素晴らしい。さすが大御所、日本推理作家協会理事長にもなると、出版社も装丁に並々ならぬ気合を入れるようだ。
    ぱっと見、仮面舞踏会を連想させる表紙です。
    確かにこの舞台となる高級ホテルには、様々な人間が出入りする。
    表面上はともかく、その人たちの本当の姿は誰も知らない。つまり、みんな仮面を被っている。
    あっ、やっぱりそうなんだ。今ウィキで調べたら「マスカレード」って「仮面舞踏会」という意味なんだね。

    主人公は、女性ながら優秀なフロントスタッフとして、どんなに我儘でも、どんな理不尽なことを要求する客にも「お客様第一主義」を錦の御旗として掲げ、一所懸命に接する山岸尚美。
    この子のキャラがなかなか魅力的。
    何があっても自分の果たすべき役割をこなそうという健気な姿勢にただただ好感を抱きます。
    次々に起こる連続殺人事件(ま、続いて起こらなければ連続殺人事件とは言いませんが)。

    で、次なる殺人はこの「ホテル・コルテシア東京」で起こると警察は推測し、このホテルに捜査員をホテルマンに扮して常駐させることを決断。
    まず、これが面白いですね。

    普通に考えたら、普段怖いものなしの刑事や警察官が、常に低姿勢で客に接しなければならないホテルマンになど、なれるわけないもの。

    素がついつい出ちゃうから、すぐにばれます。
    「おい、早く吐いて楽になれよ」とか「お前、警察をなめてんのか!!」などと常々おっしゃる刑事の方々が、「誠に申しわけありません。以後気をつけます」とか「何卒、この件に関してはご容赦ください」なーんて台詞や前方45度の角度のお辞儀なんて、絶対言えないし、できません。

    ニュースで、警察が「山口組一斉捜索」などという映像が流れることがあるじゃないですか。あれ見たとき、はっきり言って、どちらがやくざのお方でどちらが警察のお方なのか見分けつきません。
    みんな強面の顔してるから。

    でも、その無理な設定での人間模様を描いてるからこそ、この小説は面白いんですね。
    特に、健気な山岸さんと、若い新田刑事の掛け合い漫才が。
    もちろんミステリーとしての伏線は色々張られているのですが、人間群像小説として読んでもいいような気がします。

    閑話休題:
    このホテルはどこをモデルにしてるのかなあ、とずっと考えながら読んでいたのだが、調べると、日本橋の、というより東京シティエアターミナルのと言ったほうが分りやすいロイヤルパークホテルだそうだ。ふーむ、あそこか。
    こう言っては失礼だが、いまひとつ垢抜けないホテルだった気がしたが、辺鄙なところにあるからなんだな。逆に言えば落ち着いた感のするホテルと言ってもいいけれど。
    20階にある「鉄板焼すみだ」のお昼のランチ(当たり前だ)ブッフェを食べたなあ。確か日曜日だったけど、がらがらだったような記憶が……。でも、そういえば何処かのレストランか日本料理屋が、ミシュランの星をもらっていたような気も。まあ、そんなどうでもいい話は別にして。

    多くの人間が始終出入りするホテル。現われる人間全員が怪しく見えます。こういう展開だとまず思うのは、最も犯人とは思えない人間が、そうだったりしますよね。これ以上書くとネタバレになるので、終わり。

    いくつか「こんなのあるかなあ?」「ええ? そんなことで」とか疑問に思う部分もあったような気がしますが、総合点で捉えて、このブクログに来る前に作っていた個人的な読書記録の評価では4.5を付けていました。

  • なかなか面白かった。最初から最後までずっとホテルの中。
    犯罪トリックと動機はそこまでインパクトはなかったかな。でもホテルっていう限られた空間の中で、あれだけのミステリーとサスペンス感を演出できるのは流石だなと思う。刑事とホテルマンの異色コンビが新鮮でよかった。

  • 「・・・イブ」を先に読み、満を持して「・・・ホテル」を手に取った。
    読み進むにつれて、目は次の頁、次の頁へと誘導されてしまう。息もつけない面白さというべきか。
    読み終わって、「・・・イブ」の帯の」惹句「伏線はここにある」の真の意味がわかり、納得の読後感。
    やはり、「・・・イブ」を先に読んで正解?!
    プロ意識に徹したフロントクラーク山崎尚美、犯罪捜査に熱血をそそぐ若き刑事新田浩介。
    今後、二人を主人公にして、シリーズ化されるかな、期待したい。

  • 東野圭吾らしくて良かった。ホテルマンの仕事もちょっと分かったし。

  • 単行本500ページ以上あるのに
    出てくる人全員が怪しくて
    どんどん先に読み進めたくなった。
    ホテルマンも刑事も
    プロの仕事なんだなぁ。
    この話を読むとあたしの接客って
    まだまだまだまだ全然だめだと
    思い知らされた。
    プロ意識の高い一文一文にやられた。
    2人の今後がとっても気になりました。

  • 数年ぶりの東野さん作品。
    新田刑事と山岸さんが互いに刺激しあって、受け入れて、成長していく様子がよくわかりました。その様子には思わず笑みがこぼれます。
    ホテルマンのお仕事は難しいなあ、と思いました。
    犯人については、高齢の方が”ホテルをネットで調べて”のところが気になっていたのですが、それは私の先入観だったな、と反省です。人を外見だけで判断することは避けたいこと、相手を知ればこそ、というのが物語のテーマでしょうか。
    最後のグラスを合わせた音、”かちん”がひらがなであるのが、なんとも照れくさい雰囲気を伝えてくれているようで、この後の二人はどうなるんだろうと想像してまた笑みがこぼれました。

  • 久しぶりに東野圭吾作品。面白かった!とても!犯人わからなすぎた。今か今かと思ったらおまえじゃないんかーい!と思ってたら伏線だったんかーい!みたいな!すごい。さっくさくよめた。

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マスカレード・ホテル (集英社文庫)の作品紹介

都内で起きた不可解な連続殺人事件。次の犯行現場としてあるホテルが浮上、ターゲットも容疑者も不明のまま、警察は潜入捜査を決定する。東野圭吾の最高に華麗な長編ミステリ! 新シリーズ、スタート。

マスカレード・ホテル (集英社文庫)のハードカバー

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