リタとマッサン (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 248
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452181

作品紹介・あらすじ

リタは、ウイスキー醸造を学びにイギリス留学中の竹鶴政孝と出会い愛し合うようになる。猛反対を押し切って国際結婚し、来日。異国の地で、献身的に夫を支えたイギリス人女性の生涯。(解説/松本侑子)

感想・レビュー・書評

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  • 朝ドラの「マッサン」は観ていないけれど、本を読んで見ました。スコットランドでウイスキーを学び、生涯の伴侶リタと出会ったマッサン。日本に戻って働き続け、純粋に良いウイスキーの製造を目指して自分の会社を立ち上げるまでの過程は困難も多々あって、そこであきらめなかったからこそニッカウイスキーが出来たのですね。

  • 先日の中野のはしご酒で紹介され借りてきた本。

    朝ドラで観ていたので何となく話の流れは分かっていたけど、リサとマッサンのバイタリティーと勇気にはやっぱり感銘を受けてしまう。

    そんな中、朝ドラでサントリーの創設者の鳥井信治郎役だった堤真一さんは本当にぴったりの役だった。

    もちろん、マッサンの才能と努力は素晴らしかったけど、やっぱりリサがそばにいたからニッカウイスキーが成功したのがよく分かる本。

    これこそ本当のおしどり夫婦だと思う。
    心あったまる一冊。
    この本の影響か最近、ウィスキーにはまり始めてしまった。

  • フィクションとはびっくりした。
    恋愛小説とすれば、リタの政孝への献身的な愛が胸を打った。機会があれば、次はノンフィクションで読みたい。

  • 懐かしい!
    朝ドラを思い出しながら読みました。
    あの時代の国際結婚、大変だったでしょうね。
    朝ドラでは、おもいっきり初回からいじめられていましたが。
    こちらは事実が淡々と書かれていました。
    作者の文章力と2人の生活力のおかげで、読み応えありました。

  • 実話はいい。竹鶴政孝と鳥井とサントリーとニッカの関係を知った。ウイスキー製造の工程も丁寧に描かれていた。

  • 夢を貫く男と、それを支える女の話
    リタを自分に重ねて読んだ
    彼を、彼への愛を信じていたからこそ覚悟が生まれ、全力で捧げられたんじゃないのかな

  • 2020.3.4
    史実書のような書き方だったが、リタとまっさんの気持ちを想像しながら読むととても感動した。
    なにより自分がウイスキー大好きなので2人には感謝の念が尽きない。日本はウイスキー三代聖地になったよ!
    こんな苦労をして日本にウイスキー文化を作った人がいると思うとますます美味しく飲めるというもの。パイオニアって本当にすごい!!
    読んでよかった。
    次の酒はスーパーニッカを買おうと思います。

  • ・余市のリンゴ農家は会津藩からの入植者が始まりだった。
    ・竹鶴威は福山出身。

  • スコットランドまでウイスキーの作り方を学びに行き、そこで結婚し日本に戻る。ニッカが日本果実の略とは知らなかった。

  • 朝ドラでも評価が高く興味があった。
    日本でウィスキーの誕生とイギリスと日本の関係も踏まえてわかりやすい作品だった。
    山崎の工場や余市の情景も浮かび行ってみたいと思う。

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著者プロフィール

静岡県生まれ。東京女子大学卒業。2003年『桑港にて』で歴史文学賞、09年『群青 日本海軍の礎を築いた男』で新田次郎文学賞、『彫残二人』で中山義秀賞。著書に『帝国ホテル建築物語』『万事オーライ』等。

「2023年 『羊子と玲 鴨居姉弟の光と影』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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