虚言少年 文庫版 (集英社文庫)

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著者 : 京極夏彦
  • 集英社 (2014年9月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452242

虚言少年 文庫版 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 笑いました。今の小6に読ませたい。その面白い在り方はおそらく通底している。そこがいいです。

  • クラス内での、書き割り的位置を保ち続け、面白くて馬鹿な事を愛する小学生男子たち。
    兎に角、面白いです。

  • 小学生とは思えない語り口を、「大人語に翻訳」されていると最初に明記・説明することで、これは眉を寄せて真剣に読むべきものではないのだな、と肩の力を抜かせてくれる導入は見事。そこから軽快な言葉遊びで綴られる小学生のなんでもない日常は、実に愉快で小気味好く、彼らの時代を人伝に聞いて想像したことしかない私でも楽しく読むことができた。なにより、時代は違えど人間自体に変わりはないようで、ああこんな奴いたな、と共感できる部分も多数。だが、あらゆることに対する考察(スポーツと体育しかり、屁についてもしかり)は、彼らの口を借りて飛び出しただけの作者の思想そのもので、それは小説というより随筆に近いような、けれど対象が対象なのでやはり小学生の語り口で正解なのか、とにかく、なるほどそのような思考回路なのかと感心させられる。一見分厚い本だが、話の1つ1つが独立しているので短編としても楽しめるし、なにより飽きさせない、読みやすい語り口が素晴らしい。京極夏彦さんの作品は読みやすいものにしか手をつけていないので、次は作者の真骨頂の方を拝読させていただき、この落差を楽しみたいと思う。

  • バカな小学生に言寄せて、たっぷり下らないウンチクを書きたかっただけなんじゃないか。いや、楽しませて頂きました。

  • 長い…とりあえず長い。

    ケラケラ笑えるところがいくつかあって面白かった。
    ただ笑える。バカだなぁ~って。

    昭和の小学生の生活がひたすら書かれていて、元気だなぁ~と思った。
    昭和と言っても「こっくりさん」「ひみつのアッコちゃん」「ドリフ」などが流行っている時代の小学6年生。

    その年代に該当する方は読書ログにいるだろうか?

    本当に良い時代だなぁと思った。
    日本は昔のほうが断然良い気がする。
    人間らしいというか…なんか本物の繋がりがあって素敵だ。

    著者の京極夏彦さんは有名ですか?
    作家の中でも、彼は特に語彙数が多い。
    言葉をたくさん知っているんだなぁと心底思ったし色々な言葉に出会うことができた。

    昭和どころか、大正や明治の日本…昔になればなるほどしんみり、いいなぁ~と思う。
    それは平安まで遡る。

  • もっと陰鬱な話と思ってたら全然違った。昔の小学生男子たちの馬鹿を極めた話。概ね面白く読めた。理屈や蘊蓄の口上が延々続くのがちょっとしんどかったが、たいていは馬鹿だなぁで終わる。何が面白いのかわからないネタもあったが、小学生というのは今も昔もそんなもんだろう。こちらのお子様たちはは時々高尚すぎるが。ラストの屁の話、冒頭うんざりしながら読んでたら最後えらくすっきりとすがすがしい気分にさせられてしまった。まんまと(笑)。

  • 作者と同年代のため、あの時代の空気を思い出しながら、楽しく読んだ。僕は、登場人物で言えば、誰だろうか。少なくとも、主人公の三人組ではないな。その他大勢ではあるのだが、もう一度読み返して、ゆっくり考えてみよう。
    このお話には、あとに引きずる楽しさがある。

  • 日常の馬鹿さを追求する小学生3人組の話。
    ちびまる子ちゃんの野口さんを,放送コードギリギリまで悪ノリさせたような感じ。
    序盤の語りが関口巽っぽかったが,本編は爆笑。
    「団結よせ」あたりから,馬鹿馬鹿しさの中にも納得いく屁理屈もあり。
    キョーノとケンゴばかりキャラが立っているようだが,ホマレの天然ボケっぷりも強烈。

  • 2014 1/6

  • 「ズッコケ三人組」のシニカル版とでも例えたらいいのだろうか。
    特に第1話が顕著だが、各小編の冒頭にまるでエッセイのような、どこに向かうとも何を片付けるともしれない独り語りがまず延々続く。
    はっきりいってそれが冗長に過ぎ、飽きる。
    京極堂シリーズに代表される緻密なミステリーならば、そういった口上も多少衒学的であっても読むのは堪えられるが、いわばナンセンスギャグを骨子とするこの作品においてはなかなかきつい。
    そもそもが入り方、この小説を読み始める時の私の心構えが誤っていたのかも…。
    作品の後半、「けんぽう」あたりからはオチの面白さというか、笑いどころが急に腑に落ちるようになってきたのだが、これは作品の流れ上そうなったのか、あるいは語り口に慣れてきた私の脳内の変化なのか、不明。

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虚言少年 文庫版 (集英社文庫)の作品紹介

親父臭く嘘吐きな健吾を語り手に、味のある面白さが取り柄の誉、変人だが弁の立つ京野の三人による、輝いてもいなければ大事件も起こらない小学生生活。京極夏彦が贈る〈非・青春小説〉。(解説/松尾貴史)

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