旅屋おかえり (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452259

作品紹介・あらすじ

売れないアラサータレント“おかえり"こと岡えりか。ひょんなきっかけで始めた「旅代理業」は依頼人や出会った人々を笑顔に変えていく。『楽園のカンヴァス』の著者が贈る感動の物語。(解説/吉田伸子)

感想・レビュー・書評

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  • どなたかもレビューで書かれていましたが、私も旅館を切り盛りする女将さんの話かと思っていました

    事務所廃業の危機を乗り越える為に、タレント丘えりか(おかえり)が旅行代理する話である

    きっかけになった話はあったけれど、
    普段の旅屋のエピソードが一つ欲しかったなあ

    著者の作品は大好きなのだが『生きるぼくら』と同様、ちょっと出来過ぎている話はどうも入っていけないみたい
    それでも全作品網羅したいし、続編はまた違うかもしれないので読みます

    『無意味な旅なんて、ないべさ』
    言葉通りだと思います

    『三度の飯より旅が好き』
    う〜ん、どっちも好き!

    • bmakiさん
      こんばんは(*^▽^*)

      なるほど、生きるぼくらも出来すぎくんでしたよね(^◇^;)

      原田マハさんの作品なんですね。
      私も機会...
      こんばんは(*^▽^*)

      なるほど、生きるぼくらも出来すぎくんでしたよね(^◇^;)

      原田マハさんの作品なんですね。
      私も機会があれば読んでみようかな(^^)
      出来すぎくん物語嫌いではないので(笑)

      旅、お好きですか?
      今までに行ったところで良かったところ、是非教えて下さい(*^▽^*)
      2024/02/07
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      まきさん、おはようございます
      週半ば、老体に鞭を打って頑張っています笑

      食べ物が美味しい所はそれだけでテンション上がります↑(^O^)↑
      ...
      まきさん、おはようございます
      週半ば、老体に鞭を打って頑張っています笑

      食べ物が美味しい所はそれだけでテンション上がります↑(^O^)↑
      福岡とか京都なんか好きです

      今パッと思いつくのは、べたかもしれませんが青森の奥入瀬渓流、広島の宮島、山口秋吉台の鍾乳洞、宮崎の高千穂峡、山梨の昇仙峡、弘前城の桜等素敵でした

      旅ではないのですが、私は神奈川が長いからなのか、横浜みなとみらい、鎌倉、湘南はすぐ行きたくなります
      2024/02/08
    • bmakiさん
      K村さん

      ありがとうございます(*^▽^*)

      奥入瀬渓流行きました!
      お昼ご飯難民になりました(笑)

      安芸の宮島行きまし...
      K村さん

      ありがとうございます(*^▽^*)

      奥入瀬渓流行きました!
      お昼ご飯難民になりました(笑)

      安芸の宮島行きました!本当最高に素敵でした!

      秋吉台、高千穂未開の地です。

      昇仙峡、弘前城行きましたo(^▽^)o

      去年の今頃は鎌倉、江ノ島たくさん歩きましたo(^▽^)o


      旅って本当に楽しいですね!!
      また旅の情報交換させて下さいm(_ _)m
      2024/02/09
  • これも原田マハの世界、とってもよかった。。

    旅を通して、人とのふれあいがお互いを幸せにし、人として成長していく。
    笑いあり、涙あり。
    最後は本当にじんわりと胸に染み渡ります。

    なかなかゆっくりと行き当たりばったりの旅をすることは出来ないけれど、いつかゆっくり旅をしてみたい と思いました。


    メモ
    紙の繊維はね、叩かれて叩かれて、強く美しくなるんだよ。

  • NHKのドラマを先行して3作(6話)も見てしまったので、登場人物が安藤サクラ、武田鉄也、美保純のイメージで読んでしまう。3人の強烈なキャラが、良くも悪くも頭の中で踊っている。
    2つ目の高知の旅にはTVで見たはずなのに、本を読んで目頭が熱くなってしまった。ただ、この感想を書くためにTVのエピソードを確認したら、随分と違っていることに驚く。紙漉きの師匠のところに「おかえり」と一緒に行ったのは真理子の息子になっていたが、原作では真理子自身。感動的なのは、やはり真理子の方が重みがあるので良い。俳優も含め、TVを見たのは失敗だったかも知れない。

  • やっぱり原田マハさん、好きです。
    温かい気持ちになり、元気がもらえます。
    テンポの良い文章と、主人公“おかえり”の熱い気持ちと真っ直ぐな人柄に引っ張られて、先へ先へと読み進めます。
    途中ほろりとさせられながらも、今回は涙なしで読み切れるか?
    と思ったら、最後はやっぱり泣かされました。

    おかえりの旅先は、行ってみたい所ばかりです。
    秋田の角館・しだれ桜の名所に温泉…
    愛媛の内子町・保存されている古い町並み、和紙に和蝋燭……

    そしてこの作品の中心には、家族への思いと絆がしっかりとあります。
    家族とは、血が繋がってるか否かは関係なくてね。
    色んな形の家族が描かれています。

    「いってらっしゃい」と送り出し、「おかえりなさい」と出迎える。

    いつか私も子供達を送り出す日がきたら、安心して帰れる場所になりたい。

    • 土瓶さん
      あおいさん、こんばんは~^^
      でも、送り出す日が本当に来たら、また泣いてしまうかもですよ(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠)

      その日までたっぷり遊ぶ...
      あおいさん、こんばんは~^^
      でも、送り出す日が本当に来たら、また泣いてしまうかもですよ(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠)

      その日までたっぷり遊ぶがよろし^m^
      2023/01/12
    • aoi-soraさん
      土瓶さん、ありがとーー(⁠ ⁠◜⁠‿⁠◝⁠ ⁠)⁠♡
      きっと泣くでしょうね
      土瓶さん、ありがとーー(⁠ ⁠◜⁠‿⁠◝⁠ ⁠)⁠♡
      きっと泣くでしょうね
      2023/01/12
  • 『旅』に対する考え方が変わりました。何がきっかけと言われてもこれと言えることがあるわけではありません。でも、確かに変わりました。Excelを開きます。縦軸に朝6時から夜の12時まで、そして横軸に旅の日数分の列でマトリックス表を作ります。そして、飛行機や電車の時間を調べながら、ガイドブックを開いて、昼食はココ、夕食はココと決めて旅程表を作り上げて印刷をする。いや、あなたは旅行会社のパンフレットを作っているんじゃないんだから、ということをやっていた過去の私。作った予定表通りに朝起きて、食事をして、観光をする、そして予定表通りに事が運んだことを満足して眠りにつくという何だか本末転倒な旅にいつかしら疲れ、旅が面白くなくなった時期がありました。そういう時に考えます。人は何のために旅に出るのでしょうか。人は何を求めて旅に出るのでしょうか。

    『十代の頃から「移動が好きだ」と公言してやまなかったら、いつのまにか旅することが仕事になっていた』という岡林恵理子。『私の故郷は、北海道の、人が住む最北端の小さな島、礼文島』という恵理子は、生まれた故郷の島をとても愛する一方で『いつの頃からだろうか、私には夢があった。この小さな島を出て、できるだけ遠くまで移動すること。海鳥のように、アザラシのように』と『「海のあっち」の世界』に行ってみたいという強い思いも抱いていました。高校の修学旅行で運命的なスカウトを受け、『芸能人になって「故郷に錦を飾る」。そう決めた。父さん。私、東京へ行く。芸能人になる。有名になって、帰ってくるよ』と島を後にした恵理子。

    でも、そんな甘い世界であるはずのない芸能界。十五年の時が流れ、アラサーを迎えた恵理子。『お前のタレントとしての売り時期はとっくに終わってる』と事務所の社長から言われる恵理子。『「ちょびっ旅」 、私の唯一のレギュラー番組だ』と仕事口が一つになり、まさしく崖っぷちに立たされます。それでもカメラの前に立つ恵理子は輝きを失いません。『こんにちは。「おかえり」こと、丘えりかです。じゃあ、これから電車に乗りま〜す。今日もちょびっとちょびっ旅、いってきま〜す』と、芸名の『丘えりか』をもじった通称『おかえり』として今日も元気にお茶の間に旅番組を届けます。そんな唯一のレギュラー番組の中で犯した彼女の致命的なミスが彼女と事務所を存続の危機に陥れてしまいます。それでも彼女は前向きです。運も味方につけた彼女は『気がつくと、私は、このまったく新しい仕事、旅代理人、「旅屋」を始めるべく、最初の一歩を踏み出してしまっていた』と、『職業・旅人』と言っても良いほど旅が何よりも好きな自身の生き方を生かして新しい仕事を立ち上げ、突き進んでいくのでした。

    面白いと思ったのは、この作品の構成です。『前代未聞の旅代理業「旅屋」』という設定もあって、旅が中心になるストーリー展開を予想しますが、実際には商売としての『旅屋』がスタートするのは作品も半ばになってからのことです。それまでは、ただひたすらに『おかえり』のこれまでのあんなこと、こんなことが繰り返し描かれます。そしてそもそも旅そのものが描かれるのは全体でも数十ページほどの分量しかありません。『旅屋』という書名から旅行記を主体とした内容を期待すると肩透かしを喰らってしまいます。そう、この作品は旅自体よりも、旅にこだわる『おかえり』と彼女に関係する人々の生き様を描いた『人情もの』だという印象を受けました。『元プロボクサー、いま社長』という萬鉄壁、『元セクシーアイドル、いま副社長ですのよ』というのんのをはじめ、 個性豊かなとても濃い人々に囲まれる『おかえり』、彼女の出演番組が打ち切りになったことを嘆くファンがいるということに、とても自然な説得力を感じるのは、このあたりの丁寧な描き方あってのことだと思いました。

    また、『おかえり』が、一人で角館に赴くシーンがあります。成果物を確実に手にするために事前に綿密な旅のスケジュールを立てる『おかえり』。でも幾ら事前に万全のスケジュールを立てたとしても、そうそう予定通りにはいかないもの。予定通りにいかないことを嘆く『おかえり』。でも『おかえり』は、当初の予定が狂ったことで、結果として、予定になかった魅力的な人々と出会い、予定になかった素晴らしい景色を目にすることができました。『たとえ同じ季節に同じ場所へ行ったとしても、旅する理由や目的が違えば、まったく違う旅になる』。まさしくその通りだと思います。しかし、たとえ同じ理由や目的で行ったとしても旅が同じものになるとも限りません。旅は生き物だからです。

    『旅が好きだ。「移動」が好きなのだ。移動している私は、なんだかとてもなごんでいる。頭も心もからっぽで、心地よい風が吹き抜けていく』という『おかえり』。日常から切り離された世界。日常の辛いこと、苦しいことから物理的に離れることで心の中もスッと楽になる、そんなひと時を求めて私たちは旅に出たいと思うのかもしれません。そうであるからこそ、予めみっちり組んだスケジュールになんて縛られる必要はない。もっと自由に、もっとからっぽになった自分に会いに行く。だからこそ、『旅は、出かけるだけで、すでに意味がある』、その言葉にとても納得できました。

    決定的な悪人が一人も出てこないこの作品。それ故に何事にも真摯に向き合い、何事にもひたむきに取り組む『おかえり』の生き方が、とても心に響いてきました。私は作品中、3つのシーンで熱い思いがこみ上げ涙してしまいました。原田さんの作品は「楽園のカンヴァス」に続いて二冊目なのですが、なんでしょう。人情がにじみ出ているのに透き通っているというか、ピースがたくさんあるのに作品世界が整理されきっているというか、全体としてとても見通しよく、そしてきっちりと結末を書き上げられる方なんだなと感じました。その分、作品のストレートな熱い思いが一気に突き上げてくる、そんな印象を受けました。人情味溢れるとてもあったかい作品、素直にいいなぁと思いました。

    • shukawabestさん
      shukawabestです。
      はじめまして。フォローありがとうございます。さてさてさんの本棚、好みが似ているところがあるなぁ、と思いながら、...
      shukawabestです。
      はじめまして。フォローありがとうございます。さてさてさんの本棚、好みが似ているところがあるなぁ、と思いながら、何度か拝見していました。

      僕はまだ本の数が少ないですが、心地よいと感じる作品を一つでも知り、共感できたらいいなと考えています。

      よろしくお願いします。
      2022/02/23
    • さてさてさん
      shukawabestさん、こんにちは!
      こちらこそ、フォローをいただきありがとうございます。
      おっしゃる通り本棚の中で重なる作品が多いです...
      shukawabestさん、こんにちは!
      こちらこそ、フォローをいただきありがとうございます。
      おっしゃる通り本棚の中で重なる作品が多いですね。私は女性作家さんの小説に限定して読んでいますが、shukawabestさんの本棚で何人か未読の作家さんを見つけました。本棚が似ているということは、私の好みである可能性も高くメモさせていただきました。
      ありがとうございます。
      今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
      2022/02/23
  • タイトルからしてずっと旅館の女将さんの話と勘違いしておりました。
    旅に出られない依頼人の代わりに旅に出る、“旅屋のおかえり”さんの話でした。

    うるっと感動は来るものの、苦手分野。
    私は現実的に考えがちなので、特に最初の依頼人の話は気になってしまった。
    ALSを患う娘が人工呼吸器装着を希望しない、しかし母は装着して欲しいと意見が食い違う。
    どちらの言い分も分かる。しかしそこにおかえりさんが“旅屋”として介入する展開は嫌だった。
    ごめんなさい…(*>ㅅ<)՞՞

    おかえりさんが旅リポートで紡ぎ出す言葉はキレイだなと思った。著者の「本日はお日柄もよく」を思い出す。

  • 「おかえり」
    「ただいま」
    ホッとするこのやりとり。
    帰る場所がある安心感…
    戻ってきたときの安堵…
    迎える人々の包容力…
    とっても心温まるお話でした!

  • あなたの代わりに、全国どこでも旅に出ます!
    唯一のレギュラー番組「ちょびっ旅」が打ち切りになった。
    売れないアラサータレントおかえりこと丘えりか。
    ひょんなことから、病気などの事情を抱えた人から依頼を受けて、
    代わりに旅をする「旅屋」を始めることに。

    唯一のレギュラー番組を自分の失言でまさかの打ち切り…。
    プロダクション唯一のタレントであるおかえり。
    仕事が無くプロダクションの収入も途絶えがけっぷちに追い込まれた
    彼女の元に、ひょんな事から難病の人の旅の代理人の仕事が
    舞い込んで来た。
    行先は角館満開のしだれ桜。

    後半は、芸能プロダクションの社長に深く関わった依頼。
    行先は内子依頼は幼い頃に養女に出した妹の娘と一緒に妹の墓前に何かを供えて欲しい…。

    おかえりの周りにいる人々、社長にのんのさん・チョビ旅の仲間たち。
    旅先で出会う様々な人が皆良い人。
    温かくて優しさをたっぷり持っている。
    おかえりの人柄のせいかなぁ。
    日々の生活では何かしら毎日不快な出来事が発生する。
    でも何気なくやり過ごして日々を過ごしている。
    この本は、旅屋をしているおかえりさんも癒される。
    勿論、依頼者も喜び癒されている。
    読んでいる私も温かいき餅に包まれてとてもとても癒されました。

    読みながら良いお話だなぁ。
    優しいお話だなぁ。★4つかななどと不遜にも思っていましたが、
    最後の章でやられちゃいました。
    凄い盛り上がり…涙・涙・涙でした。
    ★5つに決定した瞬間でした。

    叩かれて、叩かれて、強く・美しくなる。
    うん、そんな人おおいだろうなぁ。そうありたいけど
    そんな人ばかりじゃないんじゃないかって思った。
    一人旅良いなぁ!
    一人旅した事がないけどやらなきゃ!
    このご時世ですから、安易に旅は出来なくなっています。
    この災厄が収まって、安心して何処に出掛けても良いって世の中になったら、
    旅をしたーーーーーーい!
    旅に出て、地元の人と触れ合いたいなぁ!

    • しのさん
      コメントありがとうございました。
      丁度同じタイミングで読まれていたのですね。
      レビュー拝見しました。
      怒涛の後半でしたね~泣けました。...
      コメントありがとうございました。
      丁度同じタイミングで読まれていたのですね。
      レビュー拝見しました。
      怒涛の後半でしたね~泣けました。
      今は旅行は難しいですが、いつかゆっくりと旅を楽しみたいって思いました (*´ー`*)
      2020/08/23
    • いるかさん
      しのさん
      お返事ありがとうございます。
      私はなかなかレビューがうまくかけないですが、しのさんのレビューを改めて読ませていただいて、そうそ...
      しのさん
      お返事ありがとうございます。
      私はなかなかレビューがうまくかけないですが、しのさんのレビューを改めて読ませていただいて、そうそう!!って思いました。
      本当に泣けますね。
      これからもレビュー楽しみにしいています。これからもよろしくお願いいたします。。
      2020/08/23
    • しのさん
      いるかさん
      お返事ありがとうございます。
      いえいえ、私も備忘録って感じで…本当に拙いレビューで恥ずかしいです
      いるかさん
      お返事ありがとうございます。
      いえいえ、私も備忘録って感じで…本当に拙いレビューで恥ずかしいです
      2020/08/29
  • 「旅屋」っていいなぁ。
    今では、現地にいる人がカメラを持って街の中を案内する
    ヴァーチャル・ツアーというのが世界中にあります。
    でも、個人的に受けた仕事で 依頼主を幸せにする。
    そこが「おかえりさん」の素敵なところですね。

    病気の若い女性からの依頼が発端で始まった「旅屋」。
    「おかえりさん」が、明るく楽しく、心をこめてする仕事。
    そんな仕事の積み重ねが、不思議な縁を繋ぐことになります。

    物語のクライマックスは、企業の会長を務める79歳女性のある依頼。
    彼女の大事な人たちの心の奥底に居座っていた重たい石。
    それをゴロンと動かしたのは、「おかえりさん」の懸命な姿でした。

    そして、「おかえりさん」の周りに自然に集まる
    利害を超えた温かい人々の想いに、ほっこり。

    旅が大好きな原田マハさんの
    旅に対する愛が、思いっきり溢れ出ている一作でした。

  • 爽やかな読後感。「おかえり」の旅レポで何か自分も旅している気になれた。小さな発見や自分への気づき、旅の魅力が作品の随所にちりばめられている。旅先で出会う人々も魅力的だった。すっきりした透明感ある文章も旅によくあっていてよかった。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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