ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10 (集英社文庫)

  • 63人登録
  • 4.20評価
    • (7)
    • (16)
    • (2)
    • (0)
    • (0)
  • 8レビュー
著者 : 佐藤賢一
  • 集英社 (2014年9月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452266

ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 1792年のフランス革命情勢はわかりづらい。テニスコートの誓い、バスティーユ陥落と続いた1789年はまだ諸勢力の旗幟が鮮明だったが、1792年には諸勢力の思惑はそれぞれに分裂し、保守合同で基盤を固めたはずのフイヤン派はシャンドマルスの虐殺がたたり不人気にあえぐ。国王は内閣を短期間で入れ替えて主導権を保とうとし、各勢力のいがみ合いと疑心暗鬼が深まる中で、諸外国が介入姿勢を強めていく。
    しかし、オーストリアの老獪なレオポルド二世は、娘の嫁ぎ先を案じつつも戦争は考えていない。では誰が戦争を望んだのか。国王ルイ16世とマリー・アントワネットが外国王軍を呼び込んで自らの救出を図ったのだ、とすればわかりやすいが、佐藤さんの観察はもう少し深い。
    この巻からジロンド派の語り手としてロラン夫人が登場する。彼女の虚栄心と国王の小細工が掛け合い漫才を繰り返す中で、フランスはオーストリアに宣戦布告し、危機は深まっていく。誰がこの事態を打開するのか。夫人のサロンでおしゃべりを繰り返すジロンド派か、頭でっかちのロベスピエールか、それとも行動力で鳴らすダントンか。答えは次巻に出る。

  • だんだんおもしろくなってきたな〜

  • 2015/02/19完讀

    羅蘭夫人登場,不是爭取女權,而是巧妙地利用自己的沙龍和懦弱的丈夫來試圖左右政局。在她的沙龍裡,從雅各賓俱樂部分裂出的ジロンド派拉攏フイヤン派內的主戰派,巧妙地使國王任命主戰派大臣主導政局,終於與鄰近國家開戰。路易十六的算盤是希望戰爭爆發後新政府將因為失敗下台,王家就可以復權,因此答應要求。開戰後連戰連敗,ジロンド派閣員被解任,羅蘭夫人就暗示男人們把責任推到王家[奧地利委員會](就是傳言瑪莉王后主導洩密給娘家的委員會,其實根本不存在。羅蘭夫人燃起對瑪莉皇后的對抗意識)。因此ジロンド派和丹頓攜手(丹頓的目標是打倒フイヤン派,因此短期目標是相同的。但丹頓不能站在鋒頭,他按地策劃但同時也是巴黎市政府第二助手,因此拜託了提姆蘭,但提姆蘭在掙扎過後拒絕擔任),發起620蜂起遊行,抗議國王將大臣解職,以及路易十六行使拒否權反對巴黎進駐2萬連盟兵,人民動員到杜勒麗宮直訴路易十六,幸好場面鎮靜下來。

    另一方面,羅博斯比爾在エタンプ事件陳情神父的演說中領悟到,人不只需要政治上的民主主義,還需要社會的民主主義,自由不是無限制的聖域。在大家填不飽肚子的這個時代,每個人都擁有最低限度保障生活的權利。
    _ _
    隔了太久又快忘光前面的來龍去脈了。。。這本書最有趣的就是羅蘭夫人的描寫,從這個角度切入這一卷非常有趣。作者常常很奢侈的讓特定人物的心裡描寫非常突出,甚至不惜用一卷的篇幅描寫,但我覺得非常地有趣,讀到之前宅神路易十六再登場,又有莫名的懷念。實在是套有趣的小說,讀完全部如果有機會,真想重頭再一讀。閱讀越覺得,這套書沒有引進台灣實在可惜阿。

  • なんかいろいろ入り乱れてきた。

  • 次々と個性的な人物が登場して、物語は佳境に向かって進んで行く。わくわくどきどきしながら、読んでいる。

  • ブリソたち主戦論が政権を握る。そこにはルイ16世のフランスを敗戦に持ち込むことで王権を回復しようとする策略があった。国内の矛盾を外国との戦争によって目を逸らし、また勝利することで強権を手に入れ一気に改革を進めようとするが、敗戦が続く。王はブリソたちを罷免する。ロベスピエールはブリソたちと袂を分かつ。そしてただの自由や平等では人々は救われないと気がつく。フランス国内は食料難で不満は爆発寸前。再びデモが起こる。しかし、王に説得される。時代はまだアンシャンレジームか革命か、混迷の中にある。

  • 第二部の開始
    この巻のフランスの状況は、現代の国際的な政治状況をそのまま写しているのではないかと思うくらい。

    経済的困窮の打開を外国との戦争に求める国の指導者
    国際的な政治状況を利用して、金儲けに走る投資家
    富める者と貧しく困窮する者の格差が拡大し続ける社会

    「フランス」を「国際社会」に置き換えて、過去に学ぶ時がきているのではないかと思う。

  • 『小説フランス革命』の文庫版として、2011年9月から9ヶ月にわたって月一で発刊されていた。
    9巻までが第一部で、発刊も2012年5月に終わっている。

    この第1部は、1789年のフランス革命前夜から夜から憲法制定とその周辺が描かれていて、毎月楽しみながら読んだ。
    (今思い出すとミラボーの死はショックだったなぁ。)

    そして時は流れ・・・
    ついに2014年9月から、またもや月一で文庫版第2部が続々と刊行されることになった!
    10巻『ジロンド派の興亡』は、革命後の政治の裏側と女性の活躍、ロベスピエールの精神的成熟が描かれている。

    すこし話がややこしくなってきているけども、十分楽しめる。
    解説の金原瑞人さんがあらすじを解説してくれているので、読了後のまとめとしても、助かった。

    さて、来月が楽しみだ!

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)】
    1792年。捲土重来を期するルイ16世は、開戦派のジロンド派を中心とした内閣改造を実施。フランスは外国との戦争を開始するが──。フランス革命の全貌を描くシリーズ、新章突入!(解説/金原瑞人)
    ————————
    【著者略歴 (amazonより)】
    佐藤賢一
    1968年、山形県鶴岡市生まれ。東北大学大学院文学研究科で西洋史学を専攻。93年、『ジャガーになった男』で第六回小説すばる新人賞を受賞。99年、『王妃の離婚』で第一二一回直木賞を受賞
    ————————

全8件中 1 - 8件を表示

佐藤賢一の作品

ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10 (集英社文庫)はこんな本です

ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10 (集英社文庫)を本棚に登録しているひと

ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10 (集英社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10 (集英社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10 (集英社文庫)の作品紹介

1792年。捲土重来を期するルイ16世は、開戦派のジロンド派を中心とした内閣改造を実施。フランスは外国との戦争を開始するが──。フランス革命の全貌を描くシリーズ、新章突入!(解説/金原瑞人)

ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10 (集英社文庫)のKindle版

ツイートする