イノセントブルー 記憶の旅人 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452693

作品紹介・あらすじ

海辺に佇むペンション。訪れる人々は、みな心に傷を抱えていた。彼らは、海辺で倒れていた不思議な男・才谷の「前世を見せる」力によって生きる力を取り戻してゆく──。新境地! 静かな癒しと再生の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 前世を信じていない私が読むのが、、、でも、前世があってもいいかなぁと思わせるストーリー。

  • 時代を超えて前世の記憶を持ち、かつ他の人にもそれぞれの前世を見せることのできる能力。
    設定自体は面白いとは思うのだけれど…。
    いかにもな人物設定、予想通りの行動、先の見えてしまう展開。
    もう少し踏み込んだ展開にできなかったのかと残念な思いがする。
    才谷と名乗った時点で誰の記憶を持っている人間なのかわかってしまう点も惜しい。
    襲われて絶命する描写と才谷の名前を結び付けない人は少ないだろう。
    人物描写も表面的なものが多く全体を通して浅い。
    ただ、前世を知ってからの選択場面は面白いと感じた。
    前世に縛られる人、前世の悔いを繰り返さないようにと考える人。
    そして、未来は自分の手が作っていくのだというメッセージ。
    自分の前世が知りたくなるような、知らないほうが幸せなような…不思議な気持ちになった物語だった。

  • 人との出会いは偶然でもあるが必然でもあるのかもしれないと思った。

  • 登場人物が現世と前世で2倍になるし、この人がこうかな?って推測しながら長編を楽しく読了。
    落ち着くところに落ち着いてくれる穏やかなところが、神永学のいいところ。

  • うーん、期待したほどじゃなかったなぁ。全体的に半端なかんじ

  • 謎解きのようで、面白かった。自分のなかにも前世の何らかを感じてる部分があるから惹かれたのかもしれない。

  • 前世に繋がる人を探している青年。記憶を元にあるペンションに引き寄せられる人々。どんな人生でも過去は切り離せないが、今を生きる為に過去と対峙し必死に生きているのだ。最終頁、青年の正体に驚く!!

  • スラスラと読みやすかった
    前世と現世の話
    自分の前世は?と占いや妄想で考えたことはある
    前世で繋がりがあった人はまた出逢うと思うと
    知りたいけど怖いな

    前世がこうだから現世でこうなのかと
    ピースがはまっていく感覚が新しい

    才谷さんが…

    心霊探偵とこの本しかまだ読んだことはないが
    目に見えないものが好きな作者だという印象
    他も読んでみたい

  • 心霊探偵八雲シリーズが好きだったので読んでみました。
    読みやすく、最後にはちゃんと話しを回収してて、望んだ通り終わって良かったって感じです。
    最後の才谷が気になりますがねw

  • 前世の記憶を持つ人がいる、現代が舞台のミステリー。場面転換と登場人物が多く、さらに過去の話まで加わってくるので、なかなか人物を覚えきれず、そればかりに気をとられていた。過去の誰が現代の誰なのかが肝の話のはずなのだが、そんな具合なのであまり楽しめなかった。もう少し記憶力が良い人なら楽しめるのかも。

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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