天才ハッカー安部響子と五分間の相棒 (集英社文庫)

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著者 : 一田和樹
  • 集英社 (2015年1月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452761

天才ハッカー安部響子と五分間の相棒 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ハッカー集団が悪徳企業に制裁を与えていく話。登場人物多いし、視点コロコロ変わって読みづらいと思ってたけど、トリックの仕掛け方が非常に上手いです。 ただ、主人公が序盤にあっさり仲間になるところだけ気に入らない。

  • ハッキングがテーマ。

    ネット用語やハッキング手法など、結構単語は分からなくても読み進められる。
    特に主人公の肇とボスの安部響子の関係性にも注目したい。
    ハッキングは気付かれないように、また気付かれた時に身元が割れないように幾重にもセキュリティをつけるものだけど、
    この本自体がそのトリックの一役を買っている。

    まとまりも良く、不明な点はいくつか残ったものの、
    総じて楽しめた。
    途中、全然読書スピードが上がらないとこあったけど。

  • サイバー系の脚本を書かせたらこの一田氏に勝るものは居ないと思った。
    同著者の作品は「もしも遠隔操作で家族が犯罪者に者建てられたら」「サイバーテロ漂流少女」「オーブンレンジは振り向かない」を読んだが、どの作品も甲乙つけづらい面白さがある。どれもサイバー系物語だが本作はまた毛色が異なっていた。

    プラトニックな甘酸っぱい恋愛物語にもなっているが、メインのサイバー攻撃の描写もきちんと描かれている。

    章や段落によっての、一人称や三人称を上手く使い分けることによって、ラストシーンの怒涛の展開に読者は騙される。小説ならではの手法だと思った。プロローグとの対比も面白い。
    二人の高校生が最後まで本編に絡んでこなかったが、真実を知らないことによって未来のラスクを目指し何度もループするのかな。と考えさせられ読み終えた後に余韻にも浸ることができた。
    2周目読んでしまいそうな勢いw

    本当にあったサイバーセキュリティの時事ネタもところどころに織り交ぜるのが上手い。未曾有のサイバーセキュリティ事件が頻繁に勃発している昨今、セキュリティリテラシはどんどん重要なセクタになっているので勉強にもなる。

    以下のキーワードに興味ある方は間違いなく楽しめると思った。
    - 中国製のアイロンにマルウェアチップ
    - テレコムアイザック、NISC
    - ベネッセ工人情報流出
    - ブラックホールIP作戦
    - アメリカNSA
    - 匿名通信ツールTor
    - アノニマス、ラルズセック
    - マルバタイジング

    とは言え、
    今までの作品に比べると技術的マニアックな描写は少なくなっている分、
    男女の甘酸っぱい描写が描かれているのが印象的でした。

    この調子なら次回作も期待できるはずなので、
    一田氏の次回作も楽しみ!

  • 新しい作品を読んでみたいと思ってTSUTAYAで見つけた本。
    内容としてはラノベっぽい。テンポが良い、という意味で。
    またストーリーの展開としては「陽気なギャングが地球を回す」「オーシャンズ11」みたいな感じでもある。
    FacebookやTwitterの過去の投稿から単語を検索し、その使用頻度からユーザーの趣味嗜好をサーチする。やろうと思えば出来るかな?
    そういった近年の実在するサービスなどを使用しているところは面白かった。
    googleがmap作成で全国を回っている時に、同時にWifi情報も取得していたのは知らなかったな。有名だった?
    主人公のスイッチが後半まったく入らなくなったのが残念。もう少し活躍してほしかったな。

  • 文句なく面白かった。ハッカー達の視点からサイバー犯罪の顛末を描く物語なのだが、作者の豊富な知識に裏打ちされた犯行シーンは読み応えがある。ツイッターを利用した広報作戦など、現代ならではのリアリティがある描写もあいまって、読者をみるみる引き込んでいく。
    後半には一転、ハッカー達は追われる立場となり、ひょっとするとあり得るのではないかと思えるようなサイバー捜査の手が主人公たちに迫り、息もつかせぬ展開からラストへとなだれ込んでいく。
    しかしながら、この物語がただのハッカーの犯罪小説になっていないのは、主人公とヒロインの奇妙な関係性のおかげだろう。
    天才ハッカーでありながら、他人と五分間も会話ができないヒロインと、彼女に負けず奥手な主人公のやり取りは、読者がこっぱずかしくなるほど奥ゆかしい。せっかく仲が進展しても、警察に追われる中で互いへの信頼が揺らいでしまったりと、こちらもラストまで目が離せない。
    少しだけ残念だったのは、物語の導入部分がやや冗長だったのとラストがあっさり過ぎたことだろうか。
    もっとも、こんな奥手な二人の物語だから、読者がやきもきするような終わり方が、2人にとってちょうどいいのかもしれない。

  • 情報系の人なら読んでクスリとなったり、そんな事件もあったな、あるのかとなる一冊です。この手の本は、例えば野球漫画で半年の練習で甲子園に行けたりだとか現実とかけ離れていることが多いですが、この本は事実と現実に基づいていて面白い反面、こんなことが本当に起きていたらと考えると怖くも感じました。国、政府、警察、権力者が何をしているか、裏では何が起きているのか、表面上しか見ていない私たちはもっと知る必要があるのではという疑問も沸きました。
    また、ネットを自分たちがいかに危ない使い方をしているのかということを思い知らされました。今はTwitter・Facebook・LINEと様々なところに個人情報をあげていますが、除法漏洩の話もよくありますし、自分で自分の情報をどう管理するか考えさせられています。
    話の中でも大きな部分を占める主人公と天才ハッカー安倍の恋愛に関しては、情報系の人が好きそうな感じに思えました。自分もこんな感じの不器用な恋に憧れます。
    情報系の方におすすめと書きましたが、もちろんそうじゃない方にも分かりやすく解説が入っていますし、謎がどんどん紐解かれていく様子は他のミステリーに引けを取りず面白いです。前述したようなネットとの向き合い方も考えさせられるものがあると思います。

  • サイバークライムについて深い知識がないまま読み進めて恐ろしくなることばかり。初心者にも解りやすく近ごろの電網界についての諸々が楽しめる。
    また、二人の儚い恋愛模様がマニアックで良い。
    展開も読めていると思いながらけっこう意外な部分もあって最後までワクワク感をもって読了。
    高校生のカップルについては、もっと活躍してほしかったが続巻もあるならそちらで活躍もいいかな?

  • 読みやすかった

  • 2016.10.22 読了
    2016-66

  • 1309

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